ディエンビエンフー (漫画)
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ディエンビエンフーは西島大介作の漫画作品。角川書店から刊行されていたComic新現実(既に休刊)に連載されていたが、掲載誌の休刊により中断、現在は小学館の青年誌月刊IKKIに連載中。単行本は角川書店より1巻が出ている。ディフォルメされた可愛らしい絵柄ながら、戦闘シーンは凄惨なものであり、独特の世界観を作り出している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
物語の舞台は1960年代のベトナム。ベトナム戦争の渦中において、従軍カメラマンの少年と、ゲリラの少女の出会い、そして恋愛を描いた物語。単行本1巻冒頭には、ティム・オブライエンの『本当の戦争の話をしよう』の一説が引用されており、この作品は現実ではなくフィクションであるとの意味が記されている。この二人はプロローグ(作品の時系列では1973年)に共に地雷によって爆死しており、最初から『バッドエンド』であることが告げられている。
[編集] 登場人物
- ヒカル・ミナミ
- 姫
- ベトナム人ゲリラの少女。11歳で正確な名前は単行本1巻(第6話まで)の時点では不明。頭にネックレスのような飾りを付けている。可愛い少女の外見とは裏腹に、身体能力、戦闘能力は人間離れしたものであり、鮮やかかつ華麗に米兵達を皆殺しにしていく。しかし何故かヒカルだけは殺さなかった。「ンクク」と笑う癖がある。
- バアちゃん
- ベトナム人ゲリラの老婆。「姫」の戦術の師匠である。ホー・チ・ミンを子供扱いしている。語尾に「ド」を付ける。
- 大佐
- アメリカ軍の司令官。非常に冷血な性格。恰幅が良いが戦闘能力は異常に高い。ヒカルに「姫」の殺害を命ずる。
- ティム・セリアズ
- アメリカ軍のゲリラ兵士の少年。体格は非常に小柄でヒカルと大差はないが、「姫」にも勝るとも劣らない超人的な身体能力、戦闘能力の持ち主である。性格は年相応の無邪気な面と冷酷無比な面を兼ね備えている。「姫」を殺害する任務を与えられ、ヒカルに同行する。
[編集] 単行本
- 第1巻 角川書店発行 ISBN 404853890X
- 月刊IKKIでの連載再開分の第1話は、角川書店版の単行本に収録されている内容のリメイクとなっており、今後小学館から改めて第1巻が発行され、以下続刊するものと思われる。よって角川書店版は全1巻ということになる可能性が大きい。
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