テヘラン
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テヘラン(ペルシア語: تهران ; Tehrān)は、西アジア、イランの首都でありかつテヘラン州の州都。人口11,050,000人。北緯 35°40'、東経 51°25' (35.667, 51.41667)に位置する。
テヘランはイランの文化的中心でもあり、多数の博物館、美術館、宮殿、文化センター、高等教育機関を擁する。宗教的中心でもあり、モスクのみならず、キリスト教の教会やユダヤ教のシナゴーグも各所にみられる。住民の大多数はシーア派イスラム教徒。
テヘランの住民は、ペルシア人のほか、アゼルバイジャン人、アルメニア人、ユダヤ人など。住民の98.3%はペルシア語を話す。
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[編集] 地理
イラン高原の北西部の、標高1200 mほどの地点にある。北部にアルボルズ山脈がそびえ、その山麓に位置する。寒暖が激しい。西アジアにおける道路交通の結節点であり、またイランの鉄道網の中心である。
[編集] 歴史
13世紀頃までは小さな村に過ぎなかったが、1796年にガージャール朝のもと首都となる。20世紀に入りパフラヴィー朝のもとで近代化が推し進められて発展した。第二次世界大戦中の1943年にはテヘラン会談が開かれた。イラン・イラク戦争中はイラク軍によりスカッドミサイルが打ち込まれ、被害が出た。
[編集] 経済
イラン国内産業の半分以上がテヘランに基盤をおいている。主な産業は、自動車製造、電子機器および部品製造、武器製造、繊維、砂糖、セメント、化学など。またカーペット製造と家具製造も盛んである。テヘラン近郊には石油精製所が位置する。
[編集] 交通
アジアハイウエーや各種鉄道が通る。空港もある。交通渋滞がひどい。
[編集] 姉妹都市
[編集] ギャラリー
[編集] 外部リンク
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