チン・シンザン
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チン・シンザン プロフィール
チン・シンザン(Cheng Sinzan、陳 秦山)は、テレビゲーム『餓狼伝説』シリーズに登場するキャラクター。
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[編集] 概要
- タン・フー・ルーに師事し、同門のギース・ハワード、ジェフ・ボガード(テリーとアンディの養父)と共に闘神三兄弟と呼ばれたが、禁止されたストリートファイトに参加し、八百長試合をしたため、破門された。
- 香港を拠点に実業家として活躍。美人の妻がおり、『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』、『リアルバウト餓狼伝説2』では勝利シーンにも登場。
- 『餓狼伝説2』のストーリーではロバート・ガルシアと接待ゴルフに興じていた姿が描かれたが、香港マフィアからヴォルフガング・クラウザーの噂を聞き、世界一のネームバリューで道場を開く為に参加を決意。隙の少ない飛び道具、動きの早い突進技、クセはあるが、判定の強い通常技を兼ね備え、アンディ・ボガードと最強キャラの座を争った。
- 『餓狼伝説3』ではプレイヤーキャラとして使う事は出来なかったが、ホンフゥステージにヘリコプターに乗った姿で登場。テリーやホンフゥらに秘伝書の情報を伝え、テリー・アンディ・ジョーがプレイヤーの時にはギース戦後ヘリコプターで山崎竜二の居場所に案内し、返り討ちにあったホンフゥを病院に連れて行くなど、ストーリーに大きく関わった。
- 『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』で久々にプレイヤーキャラとして復活したが、修行を怠ったのかますますへヴィなボディーとなり、性能自体も弱体化した面が目立った。続編の『リアルバウト餓狼伝説2』でも軟体オヤジなどの新技を会得したが、それは変わらなかった。以後プレイヤーキャラとしての登場は無い。
- アニメ版『バトルファイターズ 餓狼伝説』シリーズでは闘神三兄弟の設定はなく、素人に気が生えた程度の戦闘能力しかなかったようである。2では格闘大会を開催していた姿が描かれていたが、参加していたビッグ・ベア共々ジョー・ヒガシにあえなくKOされる。しかも、TV放送版ではこの登場シーンはカットされていた。劇場版では遺跡を発掘していた時にラオコーン・ゴーダマス一行に襲われ、洗脳される。テリー・ボガード等数々の格闘家達が参加していたパーティーに乱入、ビッグ・ベアをKOしたが、次に勝負を挑んできたキム・カッファンに鳳凰脚をお見舞いされ、返り討ちにあってしまう等扱いの悪さが目立った。
- コミックボンボン版『餓狼伝説2』ではヴォルフガング・クラウザーの部下という設定で、事故で早世したクラウザーの息子リヒャルトに似ていたアンディ・ボガードを誘拐、クラウザーの後釜を狙っていたようで、その真意を知るや、ローレンス・ブラッドと共に脱走しようとたアンディを抹殺しようとして失敗(ローレンスだけがクラウザーの罰を受け、要領よく逃れる)、その後は同僚のビリー・カーンを罠にはめ、テリーとの戦いに望んだが、敗北、ビリーに止めを刺された。キム・カッファン共々野心の強い悪役として描かれていたのは、同シリーズに多い突っ込み所の1つとなった。
- 赤ん坊っぽい喋り方、身長が低い割に体重が重い丸っこい体型等個性的なキャラが多いSNKキャラクターの中でも強烈なインパクトを残しているキャラの一人である。
- チンのステージBGMの楽曲名は、彼の個性的なセリフからとられている。
- モデルは「空手バカ一代」に登場した林錬山。名前、ルックス、言葉遣い、技など酷似している。
[編集] 必殺技
- 氣雷砲・前方
- 氣雷砲・対空
- 超太鼓腹打ち
- 満腹滞空
- 破岩激
- 超反動満腹砲丸
[編集] 超必殺技(潜在能力)
- 爆雷砲
- 天地崩落無尽砲
[編集] 担当声優
- 橋本潤(現橋本じゅん)(「餓狼伝説2」、「餓狼伝説スペシャル」)
- 中井重文(「リアルバウト餓狼伝説スペシャル」、「「リアルバウト餓狼伝説2」)
- 茶風林(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説」、「餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-」)