餓狼伝説2
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餓狼伝説2 | |
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ジャンル | 対戦格闘ゲーム |
対応機種 | ネオジオ[NG] スーパーファミコン[SFC] メガドライブ[MD] PCエンジン[PCE] プレイステーション2[PS2] |
開発元 | SNK |
発売元 | SNK |
人数 | 1~2人 |
メディア | NG:カセット SFC:カセット PCE:CD-ROM1枚 MD:カセット NGCD:CD-ROM1枚 PS2:DVD-ROM1枚 |
発売日 | NG:1993年3月5日 SFC:1993年11月26日 PCE:1994年3月12日 MD:1994年6月24日 NGCD:1994年9月9日 PS2:2006年7月20日 |
その他 | 餓狼伝説シリーズ 餓狼伝説(1991年) 餓狼伝説2(1992年) 餓狼伝説スペシャル(1993年) |
『餓狼伝説2 ~新たなる闘い~』(がろうでんせつ2)は、1992年12月にSNKが発売した2D対戦格闘ゲームで、餓狼伝説の続編。
目次 |
[編集] 解説
1992年12月10日登場。100メガショック第2弾として登場し、前作にも存在したが任意に利用できなかった2ラインシステムが進化、自ら別ラインに移動したり別ラインに相手を吹き飛ばしたりすることが出来るようになった。また、体力が一定値を下回っている時のみ使用可能で絶大な威力を持つ「超必殺技」がシリーズ初導入された。
[編集] 登場キャラクター
- テリー・ボガード[Terry Bogard](CV:橋本さとし)
- ギースに暗殺されたジェフ・ボガードの息子。ストーリーでは趣味のビデオゲームで「龍虎の拳」をプレイしていたりする。エンディング画面では、パオパオカフェでホットドッグを食べるシーンが描かれているが、当時ゲーメスト誌にて連載中だったコミック「餓狼伝説」(作・LEO ADVER)に登場するオリジナルキャラ「メディア」が登場している。ちなみにSPECIALでは同じシーンながらメディアが別の女性に変えられている。
- アンディ・ボガード[Andy Bogard](CV:橋本潤(現・橋本じゅん))
- テリーの弟で骨法の達人。師は舞の祖父・不知火半蔵。
- ビッグ・ベア[Big Bear](CV:竹田団吾)
- 巨大な体格のプロレスラー。前作では「ライデン」で登場したが改心してマスクを脱いだ。
- チン・シンザン[Cheng Sinzan](CV:橋本潤(現・橋本じゅん))
- 香港でもトップクラスの財力を持つ大金持ちの太極拳使い。実はタン・フー・ルーの弟子だったのだが、破門されている。ストーリー内でロバート・ガルシアらしき実業家と接待ゴルフをしている。モデルは「空手バカ一代」に登場する太極拳使い「林錬山」。
- 不知火舞[Mai Shiranui](CV:曽木康代(現・曽木亜古弥))
- 不知火流忍術を駆使して戦う巨乳のくの一。アンディがお気に入り(初めはいけ好かなかったらしい)。
- キム・カッファン[Kim Kaphwan](CV:橋本さとし)
- 悪を許さないテコンドーの使い手。名前は実在する韓国企業であり、ネオジオのサードパーティとしてソフト販売もしていたビッコムの社長の名前からとられている。
- 山田十平衛[Jubei Yamada](CV:竹田団吾)
- 若い頃に鬼と怖れられた柔道の達人だが相当なスケベ。
[編集] ボスキャラクター
- ビリー・カーン[Billy Kane](CV:生瀬勝久)
- 三闘士の一人。元ギースの側近で棒術の達人。棍棒を三節棍に持ち替えた事により、棒をなくすようなことはなくなった。今作ではギースの命令でクラウザーの下で働いている。
- アクセル・ホーク[Axel Hawk](CV:マイケル・ビアード)
- 三闘士の一人。ボクシングの元ヘビー級チャンピオン。その後、前作に登場したマイケル・マックスをトレーナーに現役復帰を目指している。
- ローレンス・ブラッド[Laurence Blood](CV:生瀬勝久)
- 三闘士の一人。素手で闘牛を殺すことの出来る凄腕の闘牛士。ジョーと同じ声優が担当しているからか、攻撃を喰らった時の声(「うぉっ!」と叫ぶ)がジョーと同じである。
- ヴォルフガング・クラウザー[Wolfgang Krauser](CV:マイケル・ビアード)
- シュトロハイム城城主。裏の世界では闇の帝王と呼ばれ怖れられている。ギースの異母弟。
[編集] 移植作品
- ネオジオ版
- アーケードと基板の仕様は全く一緒なので、ゲーム的な違いは一切ない。ROMカートリッジなので読み込みの時間などもなく、アーケードと寸分違わぬ出来。クレジットのシステムやオプション等の違い以外は全く同じ。
容量は106メガ。
- 基本的にネオジオとほとんど同じ内容だが、BGMがCD-DAによる生音源。そして、ソフトの定価がROMカートリッジ版に比べて非常に安かったが、その代わり読み込み時間が異常に長いため、ただでさえテンポが重要な格闘ゲームがメイン層のネオジオユーザーにはあまり受け入れられていなかったようだ。
容量は105メガ。
- 移植の出来は芳しくない。基本的にはネオジオ版を参考にしていると思われるが、キャラクターの技の動作などが著しく違いネオジオ版と同じ操作感覚は実現できていない。サウンド面でも全体的に音質が籠もっており容量不足を感じさせる。グラフィックの移植度は比較的良好。
容量は20メガ。
- 携帯マシンを除けば最後発ということで、大胆なアレンジがなされている。餓狼伝説スペシャルを先取りしてか連続技が成立する構造になっているがバランス調整はされていなく、あまり対戦向きではない。
容量は20メガ。
- かなりネオジオ版に近い出来ではあるが、メディアがフロッピーディスクでの供給だったので、ほとんど1ステージごとにディスクを入れ替える作業があり、読み込み時間も長くかなり面倒だった。4ボタンの専用ジョイパッドが同梱されていた。
容量は100メガ。
- PCエンジンのCD-ROM²の最後のシステムROM「アーケードカード」に対応して発売された。
移植度は性能的に上位のスーファミ・メガドラよりもはるかにネオジオに近く、キャラの大きさ・動き・そしてCD音源の生音など再現度はかなり高かった(その分、内蔵音源で出さざるを得ないSEなどは貧弱ではあった)。
が、後発という時期的な問題、アーケードカードの価格の高さ、そして、CD-ROMによる大容量を得たものの、読み込み時間がとてつもなく長いという大きなデメリットがあり余り売れなかった様だ。
容量は53メガ。
- タイトルは「熱闘餓狼伝説2」。ゲームボーイの性能に合わせてキャラが二頭身にアレンジされてはいるが、キャラは全部登場している為それなりに頑張って作られている。
容量は5メガ。
- NEOGEO オンラインコレクションの第5弾「餓狼伝説 バトルアーカイブズ1」の収録タイトルの一つとして移植。PS2版追加要素を除き、ネオジオ版のほぼ完全な移植となっている。
[編集] 参考文献
- ALL ABOUT SNK対戦格闘ゲーム 1991-2000(ISBN 4-88554-677-X)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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