チョウ・チャン
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チョウ・チャン (Cho Chang) は、J・K・ローリングが書いた小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の人物。女性。中国など東洋を思わせる名前から華人など東洋人であると推察されるが、作中にその事実に関する記述はない。なお、中国および台湾で出版された原作の中国語訳では、「張秋(Zhang Qiu)」と表記される。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物解説
魔女。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒。艶やかな黒髪の美少女。ハリーより1学年上のレイブンクロー生。クィディッチ寮代表チームのシーカー。
ハリーは3年生の時、クィディッチの試合で彼女と初めて出会い、「チョウ・チャンがとてもかわいいことに気付かないわけにはいかなかった」。また、緊張とは別の意味で胃が震えたとの記述から、一目惚れと思われる。その試合でハリーはチョウに攻撃することができず、キャプテンのウッドに、「相手を箒から叩き落せ、やるときゃやるんだ!」と怒鳴られている。
第4巻では新入生歓迎パーティーの時にダンブルドア校長が「三大魔法学校対抗試合」の開催について説明すると、ハリーはその夜、自分が対抗試合に優勝し、チョウが自分を賞賛する、という場面を想像したりと、彼女に夢中になっていた。同じく4巻で行われたクリスマス・ダンスパーティーでは、ハリーはチョウをパートナーに誘ったが、セドリック・ディゴリーというハッフルパフ生が先に彼女を誘っており、ハリーはその後、セドリックのことを「かわいいだけの、頭は鳥の脳みそぐらいしかないやつ」とみなして彼に嫉妬するようになった。だがセドリックは4巻の山場でヴォルデモート卿に従ったワームテールに殺されてしまった。
5巻ではチョウがハリー率いる秘密の闇の魔術に対する防衛術を学ぶ会「ダンブルドア軍団」に参加するなど、二人の関係はうまくいっているように見えたが、チョウはハリーがハーマイオニーと親しくしているのが気に入らず、さらにチョウの友人マリエッタがダンブルドア軍団のことをドローレス・アンブリッジに密告したため(ダンブルドア軍団はアンブリッジの布告により違法組織)二人は決裂し、チョウはジニー・ウィーズリーの元ボーイフレンド、マイケル・コーナーと親しくなった。一方ハリーは名付け親シリウスの死後、チョウに自分のことを印象付けることはどうでもよくなってしまった。 6巻では、ちょくちょく彼女の名前が登場するものの、物語上何も重要な役割は果たさなかった。
レイブンクローのシーカーであるが、第2巻までは怪我もあってハリーと試合で出会うことは無かった。また、精神状態が飛行の腕前に直結するらしく、落ち込んでいるときに飛び方が大きく荒れてチームから外されそうになることも度々であった。第4巻時点でのボーイフレンド・セドリックとは寮が違うので、やはり彼ともクィディッチを通じて出会ったと思われる。
[編集] 映画
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、役自体の登場がなくなったが、次作、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』ではケイティ・リューングが演じた。