ダイナコムウェア
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ダイナコムウェア株式会社(ダイナコムウェア かぶしきがいしゃ、DynaComware Corp.)は、コンピュータ用のフォント・ソフトウェアを開発している日本の企業。所在地は東京都港区。
[編集] 概要
台湾のフォント・ソフトウェアメーカーダイナラブ(現、ダイナコムウェア・台湾)の日本法人。そのため、大半のフォントは台湾のデザイナーが制作しているが、『麗雅宋』や『隷書体』など一部のフォントの仮名は、ヒラギノを手がけたことで名高い字游工房が担当した。
TrueTypeフォントが高値で販売されていた頃、17書体12800円という衝撃的な値段で発売し、シェアを不動のものにした。この企業が開発したフォントはパーソナルユースからプロユースまで幅広く用いられ、日本の多くのテレビ番組や新聞、雑誌などで使われており、中でも『クラフト遊』というフォントは愛・地球博のロゴにも採用された。
[編集] 沿革
1993年5月、ダイナラブ・ジャパン株式会社を設立。1997年12月に出力・印刷部門を新設したアジアサーブテクノロジージャパン株式会社に移設し、2000年2月にアジアサーブテクノロジージャパン株式会社よりダイナネットジャパン株式会社へ社名変更。2001年5月にダイナコムウェア株式会社を設立、同年7月にダイナラブ・ジャパン株式会社およびダイナネットジャパン株式会社のフォント事業・E-Document 事業をダイナコムウェア株式会社に譲渡、事業開始。