タモロコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タモロコ | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||
Gnathopogon elongatus | ||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||
タモロコ |
タモロコ(田諸子、学名 Gnathopogon elongatus)は、コイ目 コイ科 バルブス亜科の淡水魚。
別名はミゾバエ、スジモロコなど。
本来は愛知県以西の本州西部、四国に分布しているが、近年では東北地方や関東地方、九州にも定着している。主に池沼の中・低層や河川の中・下流、及び用水路などに生息する。
体色は褐色がかった銀白色で、体側には太い暗色の縦帯がある。同じタモロコ属のホンモロコと比べて、吻は丸くて口ヒゲが長く、ずんぐりとした体型をしているのが特徴。
動物食の強い雑食性で、主に底生動物などを捕食している。
繁殖期は4月~7月頃。水草に卵を産み付け、孵化した後は1年で5cmほどに成熟する。体長は大きな個体では12cmほどに成長する。
本種はホンモロコほど食用にはされないが、琵琶湖周辺では雑魚(ざこ)として、佃煮や甘露煮の材料とされている。
[編集] 関連項目
カテゴリ: コイ目 | 食用川魚 | 近畿地方の食文化 | 魚類関連のスタブ項目