ジャスティスガンダム
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ジャスティスガンダム(Justice Gundam)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器(モビルスーツ・略称はMS)。
本項ではインフィニットジャスティスガンダムについても扱う。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ジャスティス
ジャスティス | |
型式番号 | ZGMF-X09A(Zero Gravity Manuever Fighter) |
所属 | ザフト軍→三隻同盟・エターナル |
建造 | ザフト |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 18.56m |
本体重量 | 75.4t |
主な搭乗者 | アスラン・ザラ |
武装 | ”ジャスティスガンダム本体” ・MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲×4 ・RQM51 「バッセル」ビームブーメラン×2 ・MA-M20 ルプス・ビームライフル ・MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル×2 ・ラミネートアンチビームシールド “ファトゥム-00(ダブルオー)” ・MA-4B 「フォルティス」ビーム砲×2 ・M9M9 「ケルフス」旋回砲塔機関砲×2 ・GAU5 「フォルクリス」機関砲×4 |
装甲 | フェイズシフト装甲 |
[編集] 機体解説
X10Aフリーダムと同時期に開発された、ザフトの次世代型高性能モビルスーツ。キラ・ヤマトとラクス・クラインによるフリーダム強奪事件を受け、プラント最高評議会議長パトリック・ザラより、その息子アスランに託された。目的は「フリーダムの奪還もしくは破壊」と「関わった全ての者の抹殺」だったが、アスランの離反によって、抹殺対象であったキラのフリーダムと共に「三隻同盟」の中核として活躍することになる。フリーダムとは兄弟機と言える関係にあり、ビーム兵器とPS装甲、それらを安定して連続使用するためのNジャマーキャンセラーと核エンジンを搭載している。
4門の大出力砲を搭載し、核エンジンによるアドバンテージを火力などにストレートに反映させオールラウンドに活躍できる機体であるフリーダムに対し、ジャスティスはビームブーメランやファトゥム-00等のトリッキーな武装を数多く備えた近接戦闘重視の機体である。火器も実体弾、ビーム兵器共に威力より速射性能を重視したものを搭載しており、火力ではフリーダムに劣るものの、近接戦闘での攻撃力に優れている。これは、劇中では明かされなかった設定として、本機にはGAT-X105ストライクのストライカーパックに相当する武装換装システムが搭載されており、フリーダムが単機でオールマイティに戦局に対応するのに対し、本機はバックパック部を換装することで対応しようという両者の構造上の差異に拠るものである。(詳細後述)
しかし、核エンジンから供給される電力による事実上無制限の稼働時間、スタンダードな武装、大気圏内での高速飛行も可能である高い機動性など、基本性能はフリーダム同様ずば抜けて高く、C.E.71における最高クラスのMSの一機である。この他、ミーティアを運用する事も可能であり、フリーダムと同じく「マルチロックオンシステム」も搭載されている。
[編集] 武装
- MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
- 頭部に各二門装備された、マイウス・ミリタリー・インダストリー製のバルカン砲。フリーダムのピクウスよりも口径が小さいが、速射性ではこちらが勝っている。
- サジットゥスはラテン語で「矢の」の意。
- MA-M20 ルプス・ビームライフル
- 本機及びX10Aフリーダムの共通兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。核エンジンからのエネルギー供給によってGAT-Xシリーズなどの同装備を凌駕する高出力を誇る。フリーダムのものと外装のカラーリングが異なる。
- MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
- ビームライフルと同じく、フリーダムに装備されているものと同型のビームサーベル。核エンジンからのエネルギー供給により従来型よりも威力が高く、アンビデクストラス・ハルバード形態での運用も可能で、アスランは特にこの形態で使用することが多かった。
- RQM51 「バッセル」ビームブーメラン
- 両肩に収納されたビームブーメラン。本来デザイン時には設定されていない武装であったが、作中で追加される形となった。
- ラミネートアンチビームシールド
- アークエンジェルの装甲にも使われていたラミネート装甲で作られている。又、ローラシア級の外装などに用いられる対ビームコーティングも施されており、二重のビーム対策により相当な対ビーム防御力を誇る。その性能は、実戦にて連合のGAT-X131カラミティの高出力ビーム砲「スキュラ」の直撃に耐え、それを押し戻したことで実証されている。ビームライフルと同じく、フリーダムのものとの相違点はカラーリングのみ。
[編集] ファトゥム-00(ダブルオー)
- ジャスティス最大の特徴である背部に装着されたユニット。ジャスティスの武装換装システムの中で高機動戦用装備として位置づけられており、先述の通り普段は背面に装着され、ジャスティスのメインスラスターとして機能するが、本体から分離させ遠隔操作する事が可能で、ジャスティス本体と別の目標に攻撃を加えたり、時間差攻撃を仕掛けたりと様々な戦闘方法に利用できる。劇中ではファトゥムを一種の突撃兵装として使用し、敵機に直接ぶつけるといった使用法も何度か見られた。(本機の単独飛行能力は、ザフトがストライカーパックの運用法を鑑みた上で、武装換装時の利便性も考慮してのものと解釈する事もできる)
上部にジャスティス本体が搭乗する事でサブフライトシステムとして用いることも可能であるが、これが背部のメインスラスターとして使用する運用方法と比していかなるメリットがあるかは不明。 - 先述のフリーダムに関する任務から紆余曲折はあったが、最終的にジャスティスは専用運用艦であるエターナルに所属することとなったが、そこでもジャスティスの武装換装は行われず、大戦最終局面の自爆直前まで本機のみを運用し続けた。これは、パイロットであるアスランの戦術と本機の機体特性の一致、或いは他の武装換装システムがエターナルのザフト脱走時の段階で未完成などの理由でエターナルに搬入できなかった為と考えられる。
- MA-4B フォルティス・ビーム砲
- ファトゥム-00の前部に2門搭載されている、マティウス・アーセナリー製のビーム砲。
- フォルティスはラテン語で「強力な」。
- M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
- ファトゥム-00の中心部にある実体弾兵器。360度全方向に発射可能。
- GAU5 フォルクリス機関砲
- ファトゥム-00にある機関砲。
[編集] 劇中での活躍
キラ・ヤマトによって奪取されたフリーダムの奪還、および関連した人物・施設の排除のためアスラン・ザラに与えられたが、オーブ攻防戦においてアスランはこの機体を以ってアークエンジェルに加勢、以後はアークエンジェル側の戦力として運用され、新型GATシリーズに苦戦するフリーダムを援護し危機を救った。
エターナルと合流後、本機はフリーダムと共にエターナルの艦載機となった。これはエターナルが両機の専用運用艦という事もあり、機体運用の利便性を図ったためである。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の最終決戦においてフリーダムと連携してカラミティを撃破する活躍を見せた他、カガリ・ユラ・アスハのストライクルージュと共にジェネシス内部に突入。アスランは本機を核爆発させることでジェネシスを破壊した。これによってジェネシスの地球に向けての発射は寸前で阻止された。この自爆までまともに機体が破損したり、ピンチになったことがなく、被弾率はフリーダムより低い。
尤も、本機が搭載しているのが核分裂によるエンジンと仮定するとエンジンの「爆発」はありえないこととなり(炉心溶融となり、急激な破壊力はとても望めない)、これは本作の描写と大きく矛盾することとなる。ただし、劇中で消耗品を除けば、エネルギー切れを気にすることなく活動できるとの台詞があり、現代の核分裂炉と違って、過剰に高純度の兵器級核燃料が用いられているのなら、核分裂炉の周囲に爆薬を設置しPS装甲を外壁として、核分裂炉を押し潰す形でインプロージョン方式により核爆発を起こした可能性もある。また、ただ単にイージスなどと同様の、炸薬による自爆が考えられ、その爆発でジェネシス内の核弾頭を誤爆させたものと思われる。アスランの「核爆発させる」と言う台詞に沿って考えるならば、危険な発想ではあるが、特攻・自爆用に核爆弾を搭載していた可能性も考えられる。
[編集] インフィニットジャスティス
インフィニットジャスティス(∞Justice)は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS。(型式番号:ZGMF-X19A)
なお、発表時の名称はナイトジャスティスガンダムであったが、同名のパチスロ台があるという事情により急遽変更された。そのためかは不明だが、劇中では一貫してジャスティスとだけ呼ばれており、正式名称を確認できる場面は無い。
[編集] 機体解説
インフィニットジャスティス | |
型式番号 | ZGMF-X19A |
所属 | クライン派 →オーブ軍第二宇宙艦隊 |
建造 | クライン派勢力秘密工場 “ファクトリー” |
生産形態 | アスラン・ザラ専用機 |
全高 | 18.9m |
本体重量 | 79.67t |
主な搭乗者 | アスラン・ザラ |
武装 | “インフィニットジャスティスガンダム本体” ・MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲×2 ・MMI-GAU26 17.5mmCIWS×4 ・MA-M1911 高エネルギービームライフル ・MA-M02G 「シュペールラケルタ」ビームサーベル×2 ・MR-Q15A グリフォンビームブレイド×2 ・MX2002 ビームキャリーシールド ・RQM55 「シャイニングエッジ」ビームブーメラン ・EEQ8 グラップルスティンガー “ファトゥム-01” ・対装甲ナイフ ・MA-6J 「ハイパーフォルティス」ビーム砲×2 ・MA-M02S 「ブレフィスラケルタ」ビームサーベル×2 ・MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド×2 ・MA-M02G 「シュペールラケルタ」ビームサーベル |
装甲 | ヴァリアブルフェイズシフト装甲 |
ストライクフリーダム同様にラクス・クラインを筆頭とする旧クライン派がザフト軍MS、セカンドステージシリーズのデータとジャスティスのデータを基に秘密工場“ファクトリー”にてZGMF-X20A ストライクフリーダムと共に建造したジャスティスの改修機である。新型核エンジン(一時核エンジンの改良型や小型化されたレーザー核融合炉と噂されていたが、その後デスティニー・レジェンド同様のハイパーデュートリオンであることが判明した)の搭載により、設定上ジャスティスの数倍の戦闘能力を持ち、機体性能はデスティニー、レジェンドに匹敵するとされる。
先代機であるジャスティスは、ビームライフル、ビームサーベル、数種の機関砲を駆使した中~近距離での高速戦闘を基本戦闘スタイルとしており、本機はその基本コンセプトを受け継ぎつつも、機関砲の代わりにバリエーション豊かな格闘戦用ビーム兵器を多数搭載、接近戦時における戦術バリエーションの拡大を図った。搭載されたビームサーベル系兵装は両腰部のシュペールラケルタを始め、脚部のグリフォン、ビームキャリーシールドに搭載されたシャイニングエッジに加え、ファトゥム-00の後継機である背面リフター・ファトゥム-01はそれ自体がビーム刃の塊とでもいうべきものとなっている。また、攻撃面のみならず、ビームキャリーシールドに一基だがビームシールド発生装置を装備。防御面においてもトップクラスのスペックを誇る。なお、初出撃の際にはコックピットに「マルチロックオンシステム」があることが確認できる。ジャスティスに続いてミーティアを運用する事から、本機にも搭載されていると思われる。
「インフィニット」は「無限」の意で、「インフィニットジャスティス」とは「無限の正義」、「飽くなき正義」と訳される。ちなみに、アメリカのアフガニスタン侵攻計画には当初この名称が作戦名に用いられていたが、反発をうけEnduring freedom「不朽の自由」に変更された。
[編集] 武装
- MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
- 左右側頭部に搭載された小型機関砲。ジャスティスの武装であるMMI-GAU1“サジットゥス”を連想させる装備だが、こちらは2連装であり、また直系でもない。
- MMI-GAU26 17.5mmCIWS
- 胸部に4基あるクローズド・イン・ウェポン・システム。MMI-M19Lと共にインフィニットジャスティスの近接防御を担っている。サジットゥスの直系。
- MA-M1911 高エネルギービームライフル
- フリーダムとジャスティスの共通兵装であるMA-M20“ルプス”は、今回のリファイン機開発に際し、個別に大幅なアレンジが施された。2丁となり連結してロングライフルとなるストライクフリーダムのビームライフルに対し、本機のビームライフルはサブグリップを廃したものとなっている。
- MA-M02G 「シュペールラケルタ」ビームサーベル
- 両腰にマウントされているビームサーベル。基本的には先代ジャスティスのMA-M01“ラケルタ”と同一であるが、出力強化を施され、C.E.73時点においても十分実用に耐える。連結させてアンビデクストラス・ハルバード形態としても使用可能で、劇中では、こちらの形態での使用が主である。
- C.E.73の段階においてもその性能は十分だと判断されたため、新型エンジンに対応した若干の改良を施したうえで再生産されたものと思われる。
- MR-Q15A グリフォンビームブレイド
- 左右の膝と足先、従来なら姿勢制御用のアポジモーターが配されるべき場所にビーム発生装置を設けられたビームブレイド。本機の分離稼働武装・ファトゥム-01やX88Sガイアに搭載されているMR-Q17X“グリフォン2”の前型機である。
- この種の蹴り技を斬撃に昇華させる近接ビーム兵装はX24SカオスやGAT-X303イージス、他にX11Aリジェネレイトにも見られた。
- 名称の由来は鷹の上半身と獅子の下半身をもつ架空の生物グリフォン。
- MX2002 ビームキャリーシールド
- 実体型シールドの内部に2種の兵装とビームシールド発生装置を装備した防御兵装。
- 本兵装は「ウェポンプラットフォームの機能を兼ね備えたビームシールド」に分類される。また、発生されたビームシールドは、デスティニーの長距離ビーム砲をあっさり防御できる辺り、相当なビームの耐性があると思われ、対ビームコーティングされた(アストレイブルーフレームセカンドGの対装甲ナイフ)にビームを貫かれてもビームキャリーシールド自体がPS化しているため、防御はほぼ完璧である。
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- RQM55 「シャイニングエッジ」ビームブーメラン
- RQM51 「バッセル」や、RQM60 「フラッシュエッジ」と同系統のビームブーメラン。従来のビームブーメランに比べ出力されるビーム刃が長大で、ブーメラン本体からビーム刃が届く半径が広がくなっている。通常はビームキャリーシールド先端部に搭載されており、そのままビームを展開させて大型ビームソードとしても運用できる。
-
- EEQ08 グラップルスティンガー
- ビームキャリーシールド外装部に格納されている格闘戦用クロー。ビームシールド発生装置の前半分を挟む形で蟹の爪型クローが、さらにクローと連絡したワイヤーがビームシールド発生装置内に巻かれて、それぞれ設置されており、使用時にはクローがワイヤーを引っ張る形で飛び出し、敵を捕縛する。ソードストライクのパンツァーアイゼンと同様の武器である。型番からはゲイツのエクステンショナル・アレスターの発展形であることがうかがえる。
- 本編劇中では使われた描写は無く、唯一確認出来るのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS-選ばれた未来-』のオープニングのみ。
- 尚、コミカライズ版4巻(講談社・コミックボンボン連載)では、この兵装でデスティニーの武装を奪い反撃に転ずる場面が描かれている。
[編集] ファトゥム-01(ファトゥム-ゼロワン)
- 背面に装備されている大型飛行ユニット。ファトゥム-00と同様に分離稼働が可能で、本体を搭載しながらの遠隔操作による高速機動や連携攻撃といった点は変わらないが、機体底面にグリップを設置しており、それに掴まる事で本機にぶら下がる事も可能となった他、ウィングの展開機構もシンプルなものに一新されている。
- また、分離時に展開する機首部分には、X56SインパルスのM771-AAK「フォールディングレイザー」を参考にしたと推測される大型の対装甲ナイフが組み込まれている(形式番号不明)。
- 各部の格闘戦用兵装を展開しての突撃はザフト軍最新型戦艦ミネルバの装甲すら易々と貫通するほどの破壊力を持ち、対艦・対要塞戦において驚異的な戦闘力を発揮する。
- 対装甲ナイフ
- 上述の通り、ファトゥム01の機首部分にあたる部分に装備された対装甲ナイフ。インフィニットジャスティス本体との接合時は、ファトゥム01の上部MS搭載スペースに折り畳まれる形で収納されており、分離時のみ180度展開する。
- 尚、インパルスの「フォールディングレイザー」を参考にしたとあるが、形状は全く似ていない。色も異なり、インパルスのそれがグレーに近い銀色であるのに対しこちらは完璧な金色である。おそらく参考にしたのは展開する機能と、振動波と実体剣を併用したシステムのことを指していると思われる。
- また、この装備は立派な武装であるにも関わらず、固有の形式名称・形式番号が与えられていない。恐らくこの装備は、アビスの肩部シールドと同じく、『ファトゥム01を構成するパーツの一部』という扱いの表れであると思われる。
- MA-6J 「ハイパーフォルティス」ビーム砲 / MA-M02S 「ブレフィスラケルタ」ビームサーベル
- ファトゥム-01機首部周辺に2基装備された可変式兵装。
- MA-6J 「ハイパーフォルティス」は、ジャスティスのMA-4B 「フォルティス」、X23SセイバーのMA-7B 「スーパーフォルティス」の中間にあたる機種である。MA-M1911と同じく、ジャスティスの数少ない射撃系ビーム兵器である。
- そのハイパーフォルティスを180度折り畳むことにより、MA-M02S 「ブレフィスラケルタ」が使用可能となる。MA-M02G シュペールラケルタをショートタイプに改修したこの兵装は、ビームスパイクとして使用される。
- MA-M02G 「シュペールラケルタ」ビームサーベル
- ファトゥム-01機首部底面(対装甲ナイフの前部斜め下)に装備されたビームサーベル。腰部のシュペールラケルタに若干のカスタマイズを施し、ファトゥム-01の固定武装としたものである。ブレフィスラケルタと共にファトゥム-01突撃時の攻撃力増強に寄与している。
- MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド
- ファトゥム-01の両翼に装備されている先述の通りガイアのものと同型のビームブレード。やはり標的とのすれ違いざまでの斬撃に威力を発揮する。
[編集] 劇中での活躍
第42話にて、ザフトのオーブ侵攻作戦の最中、コクピットにラクスを乗せ、軌道上のエターナルからキラ・ヤマトの駆るストライクフリーダムに牽引される形で大気圏に突入。ストライクフリーダムと分離後ラクスの操縦で戦闘中のアークエンジェルにひとまず収容された後、アスラン・ザラが負傷したままながらも搭乗し出撃。そのままデスティニーと戦闘に入り同機の右腕を破壊する。しかしアスランの傷が再び開き、戦闘後MSに搭乗したまま気絶してしまった。 第49話のステーション・ワン攻防戦においてはミーティアとドッキングし、ストライクフリーダムと共に、展開するザフト軍部隊を突破しつつ多数の戦艦・MSを戦闘不能にさせ、更にはステーション・ワンを破壊した。
最終話のメサイア攻防戦において、インパルスを戦闘不能に追い込み、追撃してくるデスティニーとも交戦、戦闘不能に追い込んでいる。TV放送版第50話ではミネルバのメインスラスターをファトゥム-01によって破壊し航行不能に追い込む。更にアカツキと共に月面にあるレクイエムの砲本体に侵入し、シールドを突破、ファトゥム-01を特攻させ、これを破壊。本機はアカツキと共に脱出した。なお、これによってファトゥム-01を失うが、それ以外に戦闘によって被った損傷は皆無であり、総合性能の高さを見せ付けた。漫画版である「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」においては、シン・アスカの搭乗するデスティニーガンダムとの戦闘で右腕が破壊されているという違いがある。また、コミカライズ版では、デスティニーガンダムによってミーティアを破壊されるという共通点がある。 停戦後のラクスのプラント帰還時にはファトゥム-01が装備された状態で護衛などを行っている姿が確認をされている。
[編集] 参考
- ZGMF-X10A フリーダムガンダム
- ジャスティスの兄弟機として開発された、ザフトガンダムの1機。フリーダムガンダムの項目参照。
- YFX-600R 火器運用試験型ゲイツ改
- PS装甲や高出力ビーム兵器などの性能検証の為、ゲイツを改造した機体。ファトゥム-00のプロトタイプを搭載している。ゲイツの項目参照。
- ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム
- ジャスティスに対するフリーダムと同様に、インフィニットジャスティスの兄弟機として開発された"ファクトリー"製ガンダムの1機。フリーダムガンダムの項目参照。
- ミーティア
- ジャスティスやフリーダムなどの核エンジン搭載機用に開発された大型の追加武装。専用運用艦エターナルの艦首に搭載される。ミーティアの項目参照。