シルム
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シルム | |
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各種表記 | |
ハングル: | 씨름 |
漢字: | - |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
シルム |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
ローマ字転写: | Ssireum |
シルムは朝鮮半島の格闘技。固有語なのでシルムの漢字表記は存在しない。二人の壮士(チャンサ:古来よりシルムにおける競技者の呼び名)が、組合った状態から投げを打ち合って勝敗を競う。
日本では大相撲にたとえられ朝鮮相撲、韓国相撲とも呼ばれることがあるが、韓国におけるシルム人気は日本における大相撲のそれに遠く及ばない。プロリーグも存在するものの、実態は企業チームであり、2004年にはそのうちの1チームが撤退し、リーグの存続が危ぶまれている。
なお、「シルム」は韓国においても日本の「相撲」同様一般名詞としても使われ、相撲は「日本シルム」のように呼ばれる。
目次 |
[編集] 歴史
- 朝鮮半島の最古の歴史書である『三国史記』『三国遺事』や『高麗史』『朝鮮王朝実録』の原文には、シルムに関する記載が無いので、詳細は不明だが、チャンサの技や組み方から見て、ブフ(モンゴル相撲)やバリス(満州相撲)と相似性がある。
[編集] 日本との関係
- 日本統治時代、シルムは全国的な協会が作られるに至った。しかし、全国大会の報道が新聞から検閲で削除されるなどの朝鮮総督府による弾圧を受けた、と韓国では報じられているが、そのような証拠は無い。
- 一方で日本の相撲が奨励されたため、現在でも韓国のシルム関係者の中には日本相撲への複雑な感情が残っているようである。
- 日本の大相撲の力士で元は韓国のチャンサ出身者もいるが、日本ではシルムそのものが余り知られていない状況である。
[編集] ルール
[編集] 日韓併合時代まで
服装は普段着で競技場はなく広場(日本統治時代は、安全のためにゴザを引いていた)で行われていた。審判もいなかった。(これらは日本江戸時代以前の遊戯としての相撲と同様である。)
[編集] 現代競技
韓国では上半身裸に半ズボン、北朝鮮では上半身Tシャツに半ズボンを着用し、腰と右大腿部に「サッパ」(昔は無く、新規に設けられた)と呼ばれるまわしに相当する物を巻きつける。
競技場は円形の砂場であり、その中で試合を行う。
競技時間は5分間、3本勝負。
お互いに相手のサッパを持ち、組み合った状態から始まる。競技場の外へ出しても勝ちにはならないので、押し出しや寄り切り、突っ張り等は無い。相手の膝から上を地につけることで勝利とし、審判は、判定に笛を使用する。
[編集] プロチーム(韓国)
- 1982年にプロのシルムが始まる。
- 現代コッキリ(현대 코끼리)
- 現在においてはプロのシルムは廃退している。
[編集] 等級(韓国プロリーグ)
韓国プロリーグでは3つの等級がある。
- 白頭級(105.1Kg以上)
- 漢拏級(90.1Kg以上~105.0Kg以下)
- 金剛級(90.0Kg以下)
[編集] 選手
[編集] 外部リンク
- 韓国シルム連盟
- 金弘道(キム・ホンド)が描いたシルムの絵
- 着衣時代のシルムの大会写真
- 現在のシルム
- 2005年韓国シルム日本大会公式ホームページ
- 〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(1)
- 〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(2)
- 韓日のすもう競技を通じてみられる文化の違い
この「シルム」は、相撲に関連した書きかけ項目です。 記事を加筆・訂正してくださる協力者を求めています。(相撲プロジェクト) |