シルフィード (ゲーム)
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『シルフィード』(SILPHEED)はゲームアーツが1986年以降に発売している3D縦スクロールシューティングゲームのシリーズ。
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[編集] 概要
自機・敵機がポリゴンで表示されており、奥(つまり画面上方)にいくほど小さく、手前(画面下方)に来るほど大きく表示される。面の途中ではバリアなどのパワーアップアイテムやシールド回復のアイテムを出す敵が出てくる。 残機無しのシールド制で、ダメージが蓄積してシールドゲージが無くなるとエンジンが破損して自機の動きが遅くなる。さらにダメージを受けると装備した武器が破損し、最終的には自機が爆発してゲームオーバーとなる。
各面の最後にはボスがいる。各面をクリアすると獲得した点数に応じて装備できる武器が増えていく。
それらの武器の装備はステージ開始前に自由に選択でき、自機の左右に独立して装備される。ステージ途中での変更は行なえないので良く考えて装備しなければならない。
[編集] その他
- 名前は意図的な誤字である。本来は正しいSYLPHIDとするつもりであったが、ロゴにしてみたところ体裁が悪いため現在の綴りとなったと作者は語る。
- パソコン版は延期を繰り返した後に発売された。
- 3D処理もさる事ながら、イベント毎に敵(ザカリテ)が音声合成で喋る事も話題になった。(私は宇宙の帝王ザカリテ。グロアールある限り貴様らごときに倒されはせん、等)
- そのセリフが不鮮明な上「どもる」事でも話題となった(私は宇宙の帝王ザザザザカリテ、等)。
- パソコン版のフロッピーディスクにはBASICで組まれたオマケの隠しゲームが2種類(ザカリテゲーム、シルフィード2)存在する。
- その他、本項ノート参照。
[編集] シリーズ展開
- シルフィード(PC-8801mkIISR)1986年12月5日発売 - 当時のパソコンで毎秒15枚の当時としては高速なポリゴン表示を実現。背景は擬似3D処理。
- シルフィード(FM77AV)1988年3月19日発売 - 88版とゲームの内容は同じ。デモ画面が多色で描き直されている。
- シルフィード(メガCD) 1993年7月30日発売 - 全面的に作り直された。CD-ROMから連続で読み出すことで背景に毎秒15コマの(計算済みの)ポリゴン表示を実現した。
- シルフィード -ザ・ロストプラネット-(プレイステーション2) 2000年9月21日発売 - 販売はカプコン、開発はトレジャー。背景もリアルタイムポリゴン表示となった。
- プロジェクトシルフィード -PROJECT SYLPHEED-(XBOX360) 2006年9月28日発売 - 販売はスクウェア・エニックス、開発にメガCD版、PS2版同様にセタ映像コンテンツ事業本部(旧戦船)が加わる。