ザ・モンキーズ (テレビドラマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザ・モンキーズ(ザ・モンキーズ・ショー)は1966年9月から1968年3月までアメリカNBC系列で放送されたコロンビア映画制作の海外コメディー・ドラマ。日本では東京放送(TBS)系列で1967年(昭和42年)10月から1969年(昭和44年)1月にかけて放送された30分番組。
目次 |
[編集] あらすじ
カルフォルニア州ロサンゼルス市郊外のビーチウッドに住む売れないミュージシャン4人が繰り広げるドタバタコメディドラマ。成功を目指す4人の周りで起こる出来事を一話完結型で描く。
[編集] 制作・スタッフ
- 制作:ロバート・ラフェルソン、バート・シュナイダー、レイバート・プロダクション、スクリーン・ジェムス/コロンビア・ピクチャーズ
- 監督:ジェームス・フローリー、ロバート・ラフェルソン、アレックス・シンガー 他
- 脚本:ロバート・ラフェルソン、ジャック・ウィンター、ディー・カルーソ、デイヴ・エヴァンス 他
- 脚本監修:ニール・バースティン
[編集] 日本語版
[編集] 提供
[編集] 放送時間
- 米国 毎週月曜日 19:30 - 20:00 (1966年9月12日放送開始)
- 日本 毎週金曜日 19:00 - 19:30 (1967年10月6日放送開始)
[編集] キャスト及び声優
- デイビー・ジョーンズ:高橋元太郎
- ヴォーカル、パーカッション担当。グループ内で一番女の子にモテる。グループ内唯一のイギリス人。
- ミッキー・ドレンツ:鈴木ヤスシ
- ヴォーカル、ドラムス担当。明るく物真似がうまい。典型的なエンターティナー。
- マイク・ネスミス:長沢純
- ヴォーカル、ギター担当。グループのリーダー役。いつも被っているウールハットがトレードマーク。
- ピーター・トーク:太田博之
- バックボーカル、ベース担当。天然ボケ役。
- シュナイダーさん
- マネキン。体についている紐を引っ張るとしゃべる。時々人として扱われてヒドい目に遭うことも…。
- ナレーター:大橋巨泉
[編集] 主な脇役
- ローズ・マリー
- モンティ・ランディス
- ビクター・タイバック
- ジョー・ヒギンズ
[編集] 主なゲスト出演者
- ボビー・シャーマン
- 『ティーン・エイジ・アイドル』にアイドル、フランキー・カテリーナ役で出演。
- ティム・バックリー
- 本編とは別に『カムカム宇宙人』のエンディングにて弾き語りを披露。当回は実質的に最終回であり、全くのゲストが番組の最終回を飾るというのはある意味異例。
- チャーリー・スモールス
[編集] エピソード一覧
- 以下の日本語タイトル及び日付は日本経済新聞縮刷版(昭和42年~44年)による。
- Monkees In A Ghost Town 『若さでスタート』 (1967/10/6)
- The Spy Who Came In From The Cool 『モンキーズのスパイ大作戦』 (1967/10/13)
- Monkee See, Monkee Die 『お化け退治』 (1967/10/20)
- Your Friendly Neighborhood Kidnappers 『これがグループサウンズ』 (1967/10/27)
- Royal Flush 『プリンセス誕生』 (1967/11/3)
- Monkees A La Mode 『モンキーズファッション』 (1967/11/10)
- Too Many Girls (Davy & Fern) 『スターハント』 (1967/11/17)
- Don't Look A Gift Horse In The Mouth 『ペットはダメよ!』 (1967/11/24)
- Here Come The Monkees (The Pilot) 『スィートシックスティーン!』 (1967/12/1)
- The Success Story 『グッドバイ・デイビー!』 (1967/12/8)
- Monkee vs. Machine 『アルバイトにアタック!』 (1967/12/15)
- The Chaperone 『ガールズ!!ガールズ!!』 (1967/12/22)
- Monkees A La Carte 『ギャングをノックアウト!』 (1967/12/29)
- I've Got A Little Song Here 『涙のヒット・ソング』 (1968/1/5)
- One Man Shy (Peter & The Debutante) 『ゴー・ゴー・ピーター』 (1968/1/12)
- Son Of A Gypsy 『ジプシー狂騒曲』 (1968/1/19)
- Dance, Monkee, Dance 『ヘイ!ダンス・ダンス』 (1968/1/26)
- The Case Of The Missing Monkee 『ドクター・ストップ』 (1968/2/2)
- Find The Monkees(The Audition) 『スターを夢見て』 (1968/2/9)
- Art For Monkees' Sake 『モダン・アート』 (1968/2/16)
- A Coffin Too Frequent 『出た出た!』 (1968/2/23)
- Monkees In The Ring 『ノック・アウト』 (1968/3/1)
- I Was A Teenage Monster 『モンスター・ロック!』 (1968/3/8)
- Monkees At The Circus 『サーカス入門』 (1968/3/15)
- The Prince & The Pauper 『ザ・プリンス』 (1968/3/22)
- Captain Crocodile 『ユカイでショウ!』 (1968/3/29)
- Monkee Chow Mein 『スパイ、ラーメン作戦』 (1968/4/5)
- Monkees On The Line 『テレフォン・キッス』 (1968/4/12)
- Alias Micky Dolenz 『僕はベビー・フェイス』 (1968/4/19)
- Monkee Mother 『ウィ・ラブ・ママ』 (1968/4/26)
- Monkees Get Out More Dirt 『ブロークン・ハート』 (1968/5/3)
- Monkees In Manhattan 『バイバイ・ブロードウェイ』 (1968/5/10)
- Monkees At The Movies 『ティーン・エイジ・アイドル』 (1968/5/17)
- Monkees On Tour 『ザ・モンキーズの生活とコンサート実況』 (1968/5/24)
- It's A Nice Place to Visit 『ファイト・イン・メキシコ』 (1968/5/31)
- The Picture Frame (The Bank Robbery) 『ギャング・スター』 (1968/6/7)
- Everywhere A Sheik Sheik 『デイビーさらわる』 (1968/6/14)
- Monkee Mayor 『モンキー市長』 (1968/6/21)
- I Was A 99lb. Weakling 『ボディビル入門』 (1968/6/28)
- Hillbilly Honeymoon (Shotgun Wedding) 『あヽクレイジー』 (1968/7/5)
- Monkees Marooned 『ゴーゴー無人島』 (1968/7/12)
- The Wild Monkees 『スタート・ユア・エンジン』 (1968/7/19)
- Monkees In Texas 『ガンファイト』 (1968/7/26)
- Monkees On The Wheel 『ラスベガス万歳』 (1968/8/2)
- Fairy Tale 『おときばなし』 (1968/8/9)
- Monkees Watch Their Feet 『モンキーズ危うし』 (1968/8/16)
- The Monstrous Monkee Mash 『こわいよこわいよ』 (1968/8/23)
- The Monkees Paw 『ミッキーかわいそう』 (1968/8/30)
- Monkees In Paris 『すばらしきパリ』 (1968/9/6)
- Monkees Race Again(Leave The Driving To Us) 『グランプリをねらえ』 (1968/9/13)
- The Devil & Peter Tork 『地獄へおちろ』 (1968/9/20)
- Monkees Blow Their Minds 『ロボットはイヤ』 (1968/9/27)
- Hitting The High Seas 『海賊をやっつけろ』 (1968/10/4)
- The Monkees in Japan (1) 『モンキーズ・イン・ジャパン(1)』 (1968/10/11)
- The Monkees in Japan (2) 『モンキーズ・イン・ジャパン(2)』 (1968/10/18)
- Art For Monkees' Sake 『モダン・アート』 (1968/10/25)
- Find The Monkees(The Audition) 『スターを夢見て』 (1968/11/1)
- Card-Carrying Red Shoes 『シークレット・ラブ』 (1968/11/8)
- The Case Of The Missing Monkee 『ドクター・ストップ』 (1968/11/15)
- One Man Shy (Peter & The Debutante) 『ゴー・ゴー・ピーター』 (1968/11/22)
- Some Like It Lukewarm(The Band Contest) 『ボーイズ・アンド・ガールズ』 (1968/11/29)
- A Coffin Too Frequent 『出た出た!』 (1968/12/6)
- Monkees In The Ring 『ノック・アウト』 (1968/12/13)
- Monkees Christmas Show 『メリー・クリスマス』 (1968/12/20)
- The Prince & The Pauper 『ザ・プリンス』 (1968/12/27)
- Mijacogeo(The Frodis Caper) 『カムカム宇宙人』 (1969/1/3)
- The Chaperone 『ガールズ!!ガールズ!!』 (1969/1/10)
- Captain Crocodile 『ユカイでショウ!』 (1969/1/17)
- The Monkees Mind Their Manor 『負けるデイビー』 (1969/1/24)
- Monkees On Tour 『ザ・モンキーズの生活とコンサート実況』 (1969/1/31)
[編集] 雑記
- パイロット版を含む全58話だが、日本では70回放送された。(2回放送された回が10話(+特別番組2話が存在する。))
- 米国では半年放送後、半年再放送というサイクル(シーズン)で放送されるが日本では一気に放送された。
- そのため放送順序が米国とは大幅に異なる。
- 米国では放送されていない特別番組として武道館公演(1968年10月11日、18日放送)があるがマスターが消失してしまいその後未だに放送されていない。
- 米国版では基本的にナレーションはない。当時日本では分かりにくいニュアンスや説明のために大橋巨泉のナレーションが入る。
- 当時同じスタジオで制作されていた『かわいい魔女ジニー』がカメオ出演した回がある。(『ギャングをノックアウト!』~但し、本物のジニーを演じていたバーバラ・イーデンではない。)
- 米国ではNBCの放送終了後、ABCで再放送されたが一部音楽部分を差し替えて放送された。これは当時、本放送放送終了後もモンキーズは活動しており、再放送時にリリースしたアルバム曲の販促のためである。(後に日本で発売されたVHS/LDはそのときのマスターを使用している)
- 現在のバラエティ番組では普通の事だがスタッフやスタジオが画面に映り込む事が多い。また制作のボブ・ラフェルソンはよく番組に登場した。
- しかし共同制作者のバート・シュナイダーは出ていない。(マネキンの「シュナイダーさん」がいつも出ているためと思われる。)
[編集] VHS/LD
1992年~1993年にかけてバップよりVHS10巻、LDボックス(10枚組)40話が発売された。(現在廃盤)
[編集] DVD
- The Monkees Season1 On DVD
- The Monkees Season2 On DVD
- The Monkees Our Favorite Episodes
いずれも米ライノ・エンタテインメントより。