サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦 | |
---|---|
艦級概観 | |
艦種 | ドック型輸送揚陸艦 |
艦名 | 都市名。一番艦はテキサス州サンアントニオに因む。 |
前級 | トレントン級ドック型輸送揚陸艦 |
次級 | |
性能諸元 | |
排水量 | 満載:25,300t |
全長 | 208.5m |
全幅 | 31.9m |
吃水 | 7m |
機関 | ターボチャージド・ディーゼル 4基2軸 41,600hp |
最大速力 | 22ノット |
航続距離 | |
乗員 | 361名 |
兵員 | 720名 |
武装 | RAM21連装発射機2基、30mm機関砲2門、12.7mm機銃2基 |
搭載艇 | LCAC2隻または、LCU1隻 |
搭載車両 | 水陸両用装甲兵員輸送車AAAVまたは、EFV14両 |
搭載機 | V-22または、CH-53ならば1機。CH-46を2機。AH-1、UH-1混載で3機。 |
サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦(-きゅうドックがたゆそうようりくかん、San Antonio class amphibious transport dock)は、2006年時点におけるアメリカ海軍の最新の揚陸艦。従来のドック型揚陸艦の機能のみならず、大型化により積載量を増加させ、貨物揚陸艦や戦車揚陸艦の機能も併せ持つものとなっている。
[編集] 概要
従来型の各種揚陸艦を統合した多機能揚陸艦として開発された。12隻の建造が予定されており、これにより41隻の揚陸艦を代替することとなる。1番艦のサン・アントニオは2006年1月に就役している。
満載排水量が25,000トンの大型艦であり、艦尾にウェル・ドックおよびヘリコプター甲板を持つ。ヘリコプター甲板は大型でV-22にも対応している。艦上構造物はステルス性が考慮されており、特にマストについては周囲が八角柱に近い構造のパネルにより覆われており、外部からのレーダー波を反射し、自艦の電波は透過するようになっている。
武装として近距離対空兵器のほか、30mm機関砲などテロ対策も充実している。また、ESSM用にMk41 VLS16セルの追加が考慮されている。
[編集] 同型艦
- サン・アントニオ (USS San Antonio, LPD-17)
- ニューオーリンズ (USS New Orleans, LPD-18)
- メサ・ヴェルデ (USS Mesa Verde, LPD-19)
- グリーン・ベイ (USS Green Bay, LPD-20)
- ニューヨーク (USS New York, LPD-21)
- サンディエゴ (USS San Diego, LPD-22)
- アンカレッジ (USS Anchorage, LPD-23)
- アーリントン (USS Arlington, LPD-24)
- サマセット (USS Somerset, LPD-25)