サンディー
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サンディー(SANDII)(1952年 -)は歌手。女性。東京生まれのハワイ育ちで、スペイン人とのハーフでもある。海外では「サンディー・鈴木」の芸名で活動する事もある。
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[編集] 略歴
9歳の頃から歌手として活動。日本では70年代初頭から活動し、1978年、映画『ナイル殺人事件』の主題歌「ミステリーナイル(サンディー・オニール名義)」がヒット。
細野晴臣プロデュースの初ソロアルバム「イーティン・プレジャー」を日本、イギリスでリリースした。そのアルバムが切っ掛けで、ミュージシャンの久保田麻琴(元夫)と出会う。そして「久保田麻琴と夕焼け楽団」を母体にした「サンディー&ザ・サンセッツ」(本来はザ・サンセッツであったが、オーストラリアの新聞の誤報道が切っ掛けとなりこのバンド名となった)を結成し、世界各国のツアー活動を開始。オーストラリアでシングル「スティッキー・ミュージック」が大ヒットする。この頃より、日本よりも海外での評価が高まってゆく。
1990年より再びソロ活動を開始し、アルバム「マーシー」をリリース。元々アジア色の濃い音楽性であったが、久保田とディック・リーとの共同プロデュースにより、このアルバムによってそのスタイルがより強固になってゆく。1994年リリースのアルバム「ドリーム・キャッチャー」は海外でも高く評価され、服部良一音楽祭優秀アルバム賞を受賞している。
90年代中盤頃より、自身のルーツであるハワイ音楽に傾倒。「サンディーズ・ハワイ」などハワイアンを基調としたアルバムをセルフプロデュースで次々とリリースしている。そして自らもフラダンスの正統継承者として活動をしている。
変名を多用する人物で、先述のサンディー・オニール以外でも、サンドラ・ホーン名義で『ルパン三世』(第2期)のエンディング曲「ラブ・スコール」を歌っている。又他のミュージシャンとのコーラス、CMソング(ノークレジットである事が多い)などのセッション活動も多い。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] サンディー&ザ・サンセッツ時代
- 「ヒート・スケール」
- 「イミグランツ」
- 「Viva Lava Liva」
- 「ラ・ラ・ラ・ラブ」
- 「リズム・ケミストリー」
- 「ワン・ラブ」
- 「オリエンテーション」
[編集] ソロ
- 「イーティン・プレジャー」
- 「マーシー」
- 「パシフィカ」
- 「アイルマタ」
- 「ドリーム・キャッチャー」
- 「WATASHI」
- 「サンディーズ・ハワイ」
- 「サンディーズ・ハワイ 2nd」
- 「サンディーズ・ハワイ 3rd」
- 「サンディーズ・ハワイ・クリスマス」
- 「Sandii with The Coconut Cups」
- 「Sings Pacific Lounge Classics featuring Lune Paolo」