ゴッドサイダー
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『ゴッドサイダー』(GOD SIDER)は、巻来功士による漫画。「週刊少年ジャンプ」にて1987年から1988年まで連載された。外伝的作品として『鬼哭忍伝霊牙』(きこくにんでん れいが)(「スーパージャンプ」連載)がある。また、2005年11月現在、『ゴッドサイダーセカンド』(「週刊コミックバンチ」連載)が連載中。
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目次 |
[編集] あらすじ
太古の黙示録戦争において神々に敗れ地中深くに封じ込められた魔王は、全宇宙を征服すべく、悪魔の側の人間(デビルサイダー)を使い行動を起こす。彼らを滅ぼすため、神と悪魔の間に生まれた鬼哭一族の生き残り少年・鬼哭霊気が、神の側の人間(ゴッドサイダー)と共に立ち上がった。
[編集] 登場人物
[編集] 鬼哭一族
太古から、神と悪魔の間に生まれた、神と悪魔の血を持つ一族。又、災いを呼ぶと恐れられる一族。
- 鬼哭霊気(きこく れいき)
- 『ゴッドサイダー』の主人公。魔王サタンを父に持つ、デビルサイダーとゴッドサイダーの間に生まれた鬼哭一族の生き残り。
- 「智」を司る十天闘神・毘廬遮那(バイローチャナ=大日如来・太陽神)の戦士。守護神は、毘廬遮那を含む天界最高の実力者五智如来。
- 神と悪魔の間に生まれたためデビルサイダーの瘴気の力とゴッドサイダーの光の力を扱うことができる。その強大な力ゆえに、行仁によって精神を封じられていた。鬼哭寺に侵攻してきたデビルサイダードゥーインの瘴気を浴びて力が覚醒。覚醒当初は圧倒的なデビルサイダーの力に、行仁をして「第二のサタンをめざめさせたのかもしれない」との危惧を与えた。
- 封印された力が覚醒した後は、神や悪魔という立場ではなく、終始「人間のため」に戦った。霊気のその真摯な姿勢は、ときには厳格なゴッドサイダー阿太羅の心をも変えてしまうほど仲間を惹きつけていく大きな包容力を備えていた。ウッド・ワードとの戦いでゴッドサイダー霊気とデビルサイダー霊気に分裂し争うが、半死の流璃子の身を挺した説得もありお互いを消化し合ってより強い一個人として確立する。その後、裏切りの罪でベルゼバブに囚われた流璃子を助け出して仲間に迎え入れた。霊気は、常に命ギリギリのところまで危険に晒しながらベルゼバブやパズスなどの強敵を倒す。
- サルガタナスとの戦いで神の側の魂は一度は死んでしまうが、行仁が魔法陣を使って悪魔召喚儀式を行い、冥界をさまよう悪魔の側の魂を現世に呼び寄せることに成功。神の魂と悪魔の魂が融合し、それらを超越した超魔神鬼哭霊気として復活する。復活した霊気は、これまで敵対したサタンの元に身を寄せるが、真の敵・永劫回帰惑星へとたどり着くためのいわば擬態であり、そして神と悪魔の争乱のもとを作った真の敵・永劫回帰惑星へとサタン・ミカエルを導くことになる。最終決戦で傷ついた霊気は、父サタンと融合し霊気の人格を残しながらも天使長ルシファーとして復活を遂げ、真の敵・永劫回帰惑星から人類を救う。
-
- 必殺技は、神魔血破弾(様々なバリエーションあり)、粒子光散斬、生浄光源壁、怨霊散弾、怨霊魔鬼雨など。戦いに応じて最適な技を随時編み出していくフレキシブルさが特徴(光の力・瘴気の力ともに出し入れが自由)。流璃子との合わせ技で、鬼哭聖壁光。また、パズスの得意技を自分のものとした、ぺルセポリス神魔碑文など、ベルゼバブやパズスなど自分が倒した強大な敵の力を自分のものとすることができる。
- 大抵のゴッドサイダーは戦闘態勢に入る際にアニメチックなデザインの鎧を身に纏うが、何故か霊気は劇中で何回も(鎧の)衣替えをしている。兜と面をつけているときは、デビルサイダー的な力が介入している場面が多い。
- 幼馴染から始まった流璃子との関係は、ベルゼバブによる”恋人同士”宣言をきっかけに、いつの間にか真実の愛に発展した。
- 阿太羅と彼は全裸を披露するのに1ページ使ったことがある。
- ※『ファミコンジャンプ 英雄列伝』で、ファイナルボスのピッコロ大魔王を秒殺する程の実力を持った強者。
- 鬼哭流璃子(きこく るりこ)(登場時は水魔ブロケル)
- 『ゴッドサイダー』のヒロイン。霊気と同じく鬼哭一族の生き残り(忘れられがちだが、一応サタンの娘)。霊気の幼馴染(霊気より2つ年上)。
- 「願」を司る十天闘神弥勒菩薩の戦士。弥勒菩薩は、帝釈天・焔魔天・化楽天とともに天界の神々の直属の四天王のひとり(天界戦争の際には、魔王=堕天使ルシファーをもおいはらった力を持つと言われる)。世界の終末に復活し、すべての生けとし生ける者を救うほどその力は強大であるとされている。
- デビルサイダー・水魔ブロケルとして悪魔将軍フォラス・ハルパスとともに日本に侵攻。水魔ブロケル(流璃子)は、ハルパスとともに脅威の芽である覚醒したばかりの霊気の前に立ちはだかるが、鬼哭寺一帯の森ごと焼き払いながら霊気に攻撃をしかけたハルパスを見殺しにして抹殺命令をまっとうできなかった(霊気のいた鬼哭寺は流璃子にとっても幼い頃を過ごした場所だったため)。その後、アメリカのベルゼバブの元に戻り、ハルパス死亡のいきさつについて虚偽の報告をするが、簡単に見抜かれて裏切りの罪を問われ、半裸で拘束されることになる。さらに、この裏切りがベルゼバブの愛するフォラスの死のきっかけを作ったことがわかると、サタンの娘であるにもかかわらず執拗なまでの厳しい拷問を受け、全身を痛めつけられ全裸で囚われの身となった。全裸での拘束はずっと続き、霊気とベルゼバブの戦いの駆け引きにまで利用されてしまうが、見事、霊気によって助け出された。直後にベルゼバブと共に果てようとした霊気を、瀕死の身ながら命がけの冥界逆葬送で助け出す。
- この一連の拷問の最中に霊気に助けを求めるようになり、次第に霊気と心を通わせていく。助け出されてからは、ゴッドサイダーとして行動を共にし、さらに霊気との愛を深めていく。鬼哭一族の中でも、冥界と交信することができる巫子(巫女)の血を引く女。巫女としての力が極度の興奮状態になると、宙を飛び交う心波(パルス)を受信することもある。感受性が高く、常に霊気のことを感じることができ、霊気のピンチには半死の身ながらも体力が半分になる幽体離脱を敢行したり、寿命が縮まる冥界逆葬送で助けにいくなど霊気のためなら己の命もかえりみない献身的な女性。サタンとパズスの壮絶な戦いに恐怖する阿太羅に対し、進んで戦おうとするなど心やさしさの中にも芯の強さも垣間見られる。
-
- 得意技に、冥界逆葬送、弥勒冥界光、鬼哭敷圧膨殺。霊気との合わせ技で、鬼哭聖壁光。
- ※その脱ぎっぷりには定評が高い。(物語序盤での際どい{というか全裸}シーンは数知れずで、ヒロインであり、かつ、年頃の娘であるにもかかわらず長期に渡り敵陣営の中で全裸で拘束され続けた。さらにベルゼバブの姦計により死ぬか裸を晒して助かるかという恥辱的な罠にかけられ、ヒロインとして少年誌史上稀に見る扱いの金字塔を立てる。)
- 霊気同様、劇中で何度も(防具の)衣替えをしているが、PTAからの圧力か物語が進むにつれ微妙に露出を減らしていったことでも有名(水魔ブロケル時代の骸骨ビキニ、ゴッドサイダーに転じてからは、天女の羽衣(全ての衣装に共通)にノーブラ・ふんどし姿→ブラ&ふんどし姿→ブラ&ハイレグ、永劫回帰惑星との最終戦直前でブラ&ふんどし姿、最終局面では再びブラ&ハイレグ)。
- 霊気とはラブラブだが、もともとは単なる幼馴染からスタートし、拷問時も「誰でもいいから助けて」というパルスが、たまたま霊気に届いて心通わすようになり、いつの間にかベルゼバブから”恋人同士”と宣言されたいきさつがある。
- ファミコンジャンプでも囚われ役として登場。
- 鬼哭陀華桜・鬼哭密桜→十天闘神を参照
[編集] 戦国時代の鬼哭一族
- 鬼哭霊牙(きこく れいが)
- 『鬼哭忍伝霊牙』の主人公。母・胡蝶が死の間際に生み落とした一粒種。
- 生まれてすぐより父・霊馬に背負われて戦場をともに駆け、兵法の達人としての間合いを体得する。霊馬の死後、霊馬の弟・霊次と伊賀のくのいち・楓に引き取られて甲斐の国の小さな山里で育てられる。秀吉の命を受けた甲賀の判内彦四郎一味によって、育ての親・霊次と楓、そして楓に宿っていたまだ見ぬ兄弟を殺された霊牙は、父霊馬から受け継がれた2本の刀を手に、鬼哭兵法三十六計と鬼哭剣技を駆使して怨敵豊臣秀吉を倒す旅に出る。
- 鬼哭霊馬(きこく れいま)
- 霊牙の父。モデルは『子連れ狼』の拝一刀。伊賀忍者・頭領百地丹波の娘胡蝶との間に霊牙をもうける。
- 幼少の頃から鬼哭の頭領に才能を見出され、最年少にして頭領候補としての英才教育を施される。責任感・優しさ・人をひきつける魅力などを備え人望も厚く、また剣技においても鬼哭死方斬などの必殺技を持つ凄腕の持ち主。愛する妻・胡蝶の仇である魔王信長と刺し違え、伊賀のくのいち・楓に幼い霊牙を託して崩れゆく本能寺の中で死亡。
- 鬼哭霊次(きこく れいじ)
- 霊馬の弟。霊馬死後、妻の楓とともに霊馬に代わって霊牙を育てる。鬼哭微塵剣の使い手。
- 秀吉の家臣である幻井十右衛門によって四国の谷底で瀕死のところを救われ、センダンの実によって殺人鬼として操られ、兄霊馬とも対決した。信長の死後、正気を取り戻して霊牙を育てる。
[編集] セカンドの鬼哭一族
- 鬼哭霊輝(きこく れいき)
- 『ゴッドサイダーセカンド』第1~2部の主人公。神と悪魔の血をあわせ持つ、鬼哭一族の末裔。セカンドにおける「智」を司る十天闘神・毘廬遮那(バイローチャナ=大日如来)の戦士。第2部終盤で死亡。
- 鬼哭霊麒(きこく れいき)
- 『ゴッドサイダーセカンド』第3部の主人公。霊輝と智子の間に生まれた子供。育ての親はベルゼバブだが、ある事件をきっかけにゴッドサイダーに目覚め、十天闘神・毘廬遮那を受け継ぐ。モチーフは麒麟。
- 鬼哭智子(きこく ともこ)
- 霊輝の幼馴染であり、妻であり、そして霊麒の実の母。セカンドにおける「願」を司る十天闘神・弥勒菩薩の戦士。デビルサイダーに捕まり悪魔皇帝(後にゴッドサイダーに変化する)ベリアルとも関係あり。
- ※その脱ぎっぷりには期待が高い。
[編集] 神の側の人間 -ゴッドサイダー-
[編集] 十天闘神
毘盧遮那、帝釈天、弥勒菩薩、吉祥天以外の六柱は恐らく十二神将を元に一部、八部衆あるいは二十八部衆を混ぜ合わせて巻来が創作した神。
十天闘神 | ゴッドサイダー | ゴッドサイダーセカンド |
---|---|---|
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鬼哭霊気 | 鬼哭霊輝
→鬼哭霊麒 |
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阿太羅 | 厘利盈 |
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鬼哭流璃子 | 鬼哭智子 |
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鶚 | 飯島沙麗央(サレオル) |
|
クラッシュ・マリガン
→ トミー・マリガン |
大楠有光 |
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ジェミニー・マリガン | ヴァルキューレ |
|
法粛 | ロクサーヌ |
|
鬼哭密桜 | オーディン |
|
鬼哭陀華桜 | 竜子(ヴィーナスII世) |
|
アスタロト※2 | ベリアル |
- 『ゴッドサイダー』連載時には十天闘神全ての守護神名が明かされなかったため、『ゴッドサイダーセカンド』で判明したものを便宜上宛てておく。そのため、セカンドの十天闘神も併記。
- ※1 『ゴッドサイダーセカンド』で判明したものを採用。
- ※2 「慧」の十天闘神アスタロトの所以は、アスタロトを参照
- 「智」、「願」は鬼哭一族を参照
- 阿太羅(あたら)
- ヒマラヤ山脈のインド仏教総本山ラマ寺院で修行。「戒」を司る十天闘神・帝釈天の血を受け継ぐ。
帝釈天は、弥勒菩薩・焔魔天・化楽天とともに天界の神々の直属の四天王のひとり。天界戦争の際には、魔王(サタン)=堕天使ルシファーをもおいはらった力を持つと言われる。 - 黙示録戦争において正義を貫くため究極まで鍛え、溶けた鋼鉄すらも飲むことが出来る鋼鉄の胃を誕生させた。そのため、鋼鉄の聖剣を持った無数の腕をはやすことができるようになった。得意技は阿修羅のように多くの腕を生やし剣で攻撃する千手斬舞(当初はカーリ神の木像からめばえた種を飲んで神木を生やし腕に変化させた)。空を飛べるなど他のキャラクターにないアクションが多かった。悪魔画廊の戦いで、装人蜘蛛(ホモ・スパイディー) に苦戦を強いられるも、霊気に次いでゴッドサイダーNo.2の実力者で、聖剣を利用した技も多彩(法粛が持っていた賢者の石のパワーも聖剣に取り込んだ)。ベルゼバブとの戦いの中で、両目をくりぬかれるが、霊気の活躍で再び取り返してもらう。両目が戻ってからも少しの間は、目が見えていない様子だったが幼児パズスとの戦いの最中に視力を取り戻したようである(「脱皮!!の巻」参照)。
- 作中で子供から「アタラ? タラちゃんが大きくなっただけじゃないか」と身も蓋もないことを言われたこともある。
- 一本気でガンコであり、神々の尊厳を守るためなら仲間の死も厭わないほど冷徹になれる男だったが、人間のために戦う霊気の姿勢を見て共感し、霊気と共闘していくことになる。
- 霊気と彼は全裸を披露するのに1ページ使ったことがある。
- 法粛(ほうしゅく)
- 阿太羅の同胞で、「方便」を司る十天闘神・迷底羅(めてら)天を守護神とするゴッドサイダー。
迷底羅天は、芸術の神・人の創造力をまもる神である。この人間界をつくった創造者のひとりともいわれ、その力は未知数である。 - 当初はヨーロッパのデビルサイダーとの戦いに赴いていたが、ベルゼバブと戦う霊気たちを助けるために「賢者の石」をたずさえて参戦(古代ローマ帝国の遺跡の下から発見され、博物館に保管されていたのを無断拝借)。巨大化したパラケルススを賢者の石の力で一瞬で葬り去る。
- ベルゼバブ配下ユダとの戦いで片腕を失い、「賢者の石」も阿太羅の聖剣に付く形で取られてしまったが、パズス戦以後は必殺技の義手回転斬に見られるようにギミック仕込みの義手を武器にしたり、「メギドの火」を操る力でアメリカのデビルサイダーを相手に戦った。
- 得意技には滅義怒降魔輪(めぎどこうまりん)など
- 登場時の坊主頭が再登場時にはパンクロッカー風の髪型になっていた(作中では「ロンドンに住み着く悪魔を退治する為、潜入する際にこの姿になった」と言っている)ところからもうかがえるように、生真面目な阿太羅に比べるとかなり砕けた性格のようである。
- 本人曰く「二枚目の顔」のようだ。
- クラッシュ・マリガン
- 「力」を司る十天闘神・伐虎羅(ばこら)天を守護神とするゴッドサイダー。 元アメリカンフットボール選手(ニューヨークソルティードッグスのクウォーターバック)で、現DIA(米国防省)破壊工作部隊隊長。 強烈なショルダータックルである、ジーザス・クラッシュ・ショルダーや、肩から神の光を照射するジーザス・フラッシュを得意技とする。
- ベルゼバブとの戦いに向かう霊気、阿太羅と合流し、参戦。 怨醜鬼(ヘビークライガイスト)との戦いで半死の状態に追い込まれるが、霊気の機転で復活を遂げる。復活を遂げて早々ジェミニーと出会い、彼女を救うために今度は本当に命を落としてしまう。しかし、命を賭した流璃子の冥界逆葬送で霊気とともに復活。後にジェミニーと結婚してパズス戦のあとに息子のトミーをもうけた。
- 富士のルキフグス戦で彼らの多くを道連れに壮絶な最期を遂げるが、彼の伐虎羅天の力はトミーに受け継がれた。
- 登場時には軍人らしく目的のために手段を選ばないところを見せ、阿太羅と対立するような場面もあったが、基本的には気がよく豪快なナイスガイである。
- トミー・マリガン
- マリガン夫婦の息子。 父親であるクラッシュと同じくジーザス・フラッシュを使うことができるが、顔や髪型は母親のジェミニー似である。
- アメリカ・ネイティブアメリカンの居住区を訪ね、五大元素短剣のひとつ「トロイア」を手に入れ、父親クラッシュの死後「力」を司る十天闘神・伐虎羅天の能力を受け継ぐが、以後に大きな活躍はなかった。
- ジェミニー・マリガン
- 元はデビルサイダー・パラケルススによって造られた無精女闘士(ホムンクルス・アマゾネス=人造人間、女人間発電所と自称していた)の一体だったが、マリガンとの戦いで女性としての愛情とゴッドサイダーとしての力に目覚める。 守護神は「進」を司る十天闘神・頞沙羅(あさら)天。
- 発達した筋肉と巨体から繰り出すパンチやキック(ウィンディ・レクイエム、ウィンディ・ローリング・ソバット)が得意技だが、リリスがパズスの再生装置であると自ら突き止めた、パズス戦以降はあまり活躍の場がなかった。
- 「人間発電所」とは実在のプロレスラー、ブルーノ・サンマルチノ氏の異名である。
- 鶚(きょう)
- 元は「奇肱国・殷の四騎士」の紅一点で、四騎士のリーダーである彊良の恋人。周軍の捕虜となったときに敵将の愛人となるよう求められたが抵抗したため、周の兵士に輪姦されたあげく焼けた鉄板の上に全裸で落とされるという残酷な方法で処刑される。パスズによって復活された後も、その体は火傷の痕でただれていた。
- パズスの配下となったのちも彊良への愛は捨てられず、それを見咎めたパズスによって心臓を抜き取られ、洗脳される。しかし彊良に命と引き換えに救われ、同時にそのことをきっかけとして彊良の魂と融合、「忍」を司る十天闘神・両杜羅(りょうとら)天のゴッドサイダーとして覚醒する。火傷の痕もその時に彊良の皮膚と入れ替わって回復した。ゴッドサイダー新参の身ながらパズスとの戦いでは霊気、阿太羅とともにパススに止めをさす役もするが、以後はやや活躍の場を減らす。
- 剣による攻撃が得意で、フクロウに化身する「猛禽変化」などの技を持つ。普段着はチャイナドレスである。
-
- 彊良(きょうりょう)
- 殷の四騎士のリーダー。虎の化身で笹を使った「忌陣影虎」などの攻撃を得意とし、復活したパズスを倒すためにやって来た霊気を苦しめた。
- 一時はパズスの洗脳によって人間の心を失った怪物と化したが、最後には鶚への愛から人間の心を取り戻し、彼女を助けて命を落とす。その魂は鶚の体に宿り、二人で一体の十天闘神「忍」の両杜羅天のゴッドサイダーに生まれ変わった。
- 鬼哭陀華桜(きこく たける)
- 鬼哭一族の若衆頭。「施」を司る十天闘神・吉祥(きっしょう)天(守護神名は『ゴッドサイダーセカンド』で判明)の戦士。天界に乗り込んだサタンや霊気の前に現れ、魔王の側に寝返った(かに見えた)霊気やアスタロトと戦うが、物語自体が打切り直前だったのであまり目立った活躍はなかった。
- 得意技に鬼哭呪法 真空熊爪斬、神魔血破弾
- 鬼哭密桜(きこく みつる)
- 「定」を司る十天闘神・珊羯羅(さんから)天(守護神名は『ゴッドサイダーセカンド』で判明)の戦士。陀華桜とともにアスタロトや霊気と戦う。こちらも目立った活躍はなかった。
- 得意技に鬼哭呪法 真空熊爪斬、神魔血破弾
- アスタロト
- リリスの弟にあたる魔界の公爵。魔界の最高裁長官とよばれるほどの権力を持ち、蝿の帝王ベルゼバブと対等かそれ以上の瘴気の力を身につけている。
- 当初はパズス打倒とリリス救出のため、教団の幹部「大影神烏影(だいけいじんうけい)」としてパズスに仕えていたが、パズスの弱点が細胞増幅装置と化した姉・リリスであったため、手を出せずにいた。サタン復活、パズス殲滅後はデビルサイダーの大幹部の座に戻る。
- 元は「慧」を司る十天闘神・緊迦羅(きんから)天(守護神名は『ゴッドサイダーセカンド』で判明)の血をひくゴッドサイダー(作中での名乗りは無いが、最終話で「オレたち十天闘神を忘れてもらっちゃこまるぜ!!」と十天闘神が集合したシーンに加わっていた)。五大元素短剣「覇王」の所持者でもある。サタンと霊気が天界に乗り込んだときにミカエルの力を受けて、ゴッドサイダーとしての心を取り戻した。
- ラスネールが聞いた噂によると、パズスとサタンの共倒れを狙っていたらしいが真相は不明。
- 得意技は相手の頭上でサイコロを回し、目に書かれた「消」「潰」「裂」などの字の通りに殺す骰卦文呪殺(さいけもんじゅさつ)や神裂波(ゴッドバースター)
- パズス編より敵の幹部として暗躍し存在感は大きかったが、まともに戦うシーンがほとんど描かれなかったという不遇な一面も持つ。
- 姉・リリスや弟・サルガタナスとの血縁の結びつきによる結束は強い。
[編集] その他の神の側の人間
- 大日輪行仁(だいにちりん ぎょうじん)
- 鬼哭寺住職で日本仏教会の重鎮。 霊気の記憶を封印していた。
- あまり戦う場面は多くないが、後光でベルゼバブの影にとどめを刺すなど、阿太羅たちに勝るとも劣らないほどの力の持ち主だということが随所にあらわれている。なお、本人のセリフの中より、第一次世界大戦時のヨーロッパでベルゼバブを封じたこともあるらしい。それもそのはずで、最終回で明かされた彼の正体は、姿を変えて霊気たちを見守り続けていた大天使ミカエルだった。
-
- サタンに対して同情する発言をしたり、デビルサイダーを罠にかけるために女装したり、霊気を復活させるために悪魔召喚儀式を実行したりと、厳格なミカエルのイメージとは異なる柔軟な人物として描かれている。
- 阿太羅同様、空が飛べる数少ないキャラ。
- 得尊(とくそん)
- ヒマラヤ山脈のインド仏教総本山ラマ寺院で修行する。阿太羅(帝釈天)・法粛(迷底羅天)の同胞でゴッドサイダーだが、守護神は十天闘神ではない。同胞の阿太羅・法粛に比べると体格がよく、筋肉質でがっしりしている(おそらくパワーファイトを得意としたのであろう)。アメリカのデビルサイダーとの戦いに赴くもベルゼバブによって体内に蝿を植えつけられ、瀕死の状態でフォラスに日本へ連れていかれ、阿太羅の動きを封じるための人質とされる。
- 最後には己の死が近いことを悟り、霊気を救うためフォラスに特攻して第二の心臓をつぶし、霊気がフォラスを倒すお膳立てをして果てる。瀕死の状態でフォラスの内的宇宙(インナースペース)に侵入し、霊気の危機を救いその力の一端は示したが、ついぞ本編では本当の力を見せることなく死亡した。
-
- 必殺技には忿怒六角針がある。
- ※フォラスに日本に連れてこられた2度目の登場の際に、登場するなりいきなりウジを吐き、口から孵化したハエが出るなど、あまりにインパクトがある登場の仕方に、多くの青少年にトラウマを植え付けた。
- フォラスの人質となった際には、同胞阿太羅に「死んでくれ!!得尊!!」の一言で切って捨てられた。
[編集] セカンドの十天闘神
[編集] 悪魔側の人間 -デビルサイダー-
[編集] 魔王とその幹部たち
- 魔王サタン
- 元来は天使長ルシファーで最高の力と美を誇っていたが、天界で反乱を起こしたことから追放され、邪悪な魔王と化した。彼の反乱は何者かの策略によるものという説もあり、真相は最後に明らかになる。
- 一億年前にミカエルら天界の軍勢に敗れて地中深く封印されていたが、復活を目前にして配下のデビルサイダーたちを目覚めさせ、地上支配のために活動させる。霊気に対しては息子として愛情を注いでおり、自分のもとに来るように何度も誘うが拒否されていた。
- やがてパズス復活の混乱に乗じて復活を遂げると、デビルサイダーに地上を支配させて圧制を敷いた。ただし彼自身はそれほど人類に興味はないらしく、実際の支配は配下のデビルサイダーに任せきりにしていたようである。
- その後、サルガタナスとの戦いで悪魔として覚醒した霊気(実際は演技)を迎え入れ、リリスらを連れて天界を襲撃する。仇敵の大天使ミカエルと死闘を繰り広げるも、途中で真の敵である超高次元の魔神が正体を現したため戦いを中断。魔神との戦いで傷ついた霊気との融合を果たした。
- サルガタナスの挑戦的な態度も笑って流したり、何度も反抗した霊気をあっさり息子として迎え入れるなど、身内に対してかなり寛容な面が見られる。
- リリス(初登場時は大影神蘇聴(だいけいじんすちょう))
- サタンの妻。サタン復活のためにパズスの力を借りようとしたが、逆にパズスに洗脳され、彼の復活のためにパズス教団の教祖蘇聴として利用されてしまう。山犬の姿に変えられたパズスを喰って体内で育て、やがてその口から赤ん坊の姿のパズスを産み落とした。 その役割はパズスの細胞増幅装置であり、パズスの肉体が一片でも残っていれば、彼女の体内に入ることで復活を可能とする。また、体内にいるときのパズスは彼女を思うがままに操ることもできる。
- 戦うときは下半身が蛇の姿に変わる。パズスが滅びた後は救出され、サタンの妻に戻った。その後真の敵である超高次元の魔神との戦いの際に霊気と融合する。ちなみに霊気の母というわけではないらしい。
- アスタロト→十天闘神を参照
- サルガタナス
- アスタロトの弟。常に黒い鳩を伴って現れるため黒バト公爵と呼ばれる。血と心を持たずに生まれたため十天闘神から血を授かるが、そこに悪魔の血が混ざったことから呪われた血を持つ邪悪な存在となり、ミカエルの怒りに触れて天界を追放された。普段は鎧と仮面で覆われている左半身は彼の守護星である「永劫回帰惑星」の空間に通じていて、十天闘神の力による攻撃は全てそこに吸収され、数倍となって返される。
- 霊気の戦いでは「神魔血破弾」を返して致命傷を与えるが、超魔神として復活した霊気との再戦では逆に攻撃を跳ね返され、敗れる。 最後には「永劫回帰惑星」の住人である超高次元の魔神に助けを求めたが、魔神にとって彼は実験動物に過ぎず、役立たずとなった彼は魔神の手で空間に吸い込まれて消えた。
- アスタロトやリリスは、彼が追放されたことをきっかけとして悪魔の側についたといわれる。
- ラスネール
- サタンの血を引くデビルサイダー。粉々になっても復元するという不死身の体を持つ。 得意技はテレポーテーションで、敵の死角に移動しての攻撃や撤退などに利用される。
- 復活を目前にしたパズスを倒すためにサタンに派遣され、霊気とは一時的に手を組んでいた。赤ん坊の姿のパズスを攻撃するも反撃を受け、あとを霊気に任せて逃げ出す。
- サタン復活後は遊撃隊としてゴッドサイダーの残党狩りなどを担当。霊気とは五大元素剣「命」を守護する富士の八頭竜(エイトネックドラゴン)のもとで戦い、相手の肉体と同化して樹木に変えてしまう植物「マンドラゴラ」を植えつけて苦しめる。最後には復元中に逆にマンドラゴラを植え付けられ、樹木と化した。
- ルキフグス
- 魔界の副王。サタンに似た巨大な姿をしているが、実際は以下9人のデビルサイダーがひとつになっている。富士の地下に爆弾を仕掛けて日本列島ごと霊気たちを爆破しようとたくらみ、彼らとの死闘を展開。副王という立場にありながら特攻隊のような扱いを受けていた点が謎である。
-
- 頭部(ブレイン)・シャルタ
- ルキフグス軍団のリーダーと見られ、真の副王を自称する。伸縮自在の頭髪が武器で、相手に巻きつけ締め上げて攻撃する。一度はマリガンに首を引きちぎられて死んだかに見えたが、ガールの右手を得て復活。最後は霊気の神魔血破砲弾で頭部を粉砕され、爆弾とともに消滅した。
-
- 右腕(ライトーム)・ガール
- 無数の刃物が付いた右腕を武器とする。ルキフグス軍団の一番手として阿太羅と戦い、魔滅十字剣に敗れる。
-
- 左腕(レフトーム)・ケルスート
- 左腕のトマホークを武器とする。マリガン最後の技「ジーザス・グレイテスト・フラッシュ」を浴びて消滅。
-
- 右肋骨(ライトード)・カリューモス
- 両腕の刃を武器とする。マリガンの技「タッチダウン・デストロイヤー」で頭部を潰されて死亡。
-
- 左肋骨(レフトード)・ミュルトン
- 電気ウナギの数百倍の電力を持つ「呪雷魚」になっている頭髪が武器。マリガンの「ジーザス・グレイテスト・フラッシュ」を浴びて消滅。
-
- 胃腸(ストマックス)・アリアドーネ
- ロイゴス、ゴネリッポと合体した肉塊のような姿でマリガン親子と戦う。マリガンの「ジーザスショルダークラッシュ」でバラバラにされて葬られるが、残された体内の回魔凶虫によってマリガンを最終的に死に追いやった。
-
- 右足(ライフット)・ゴネリッポ
- ロイゴス、アリアドーネと合体して戦う。彼自身の技は不明。
-
- 左足(レフット)・ロイゴス
- ロイゴス同様、アリアドーネと合体して戦った。
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- 心臓(ハーバード)・ユーハーム
- 外見から男か女か判別できない。無数のトゲがついた長く伸びる舌でマリガンの胸を貫くが、それが災いして「ジーザス・グレイテスト・フラッシュ」を受けて消滅した。
- ベルゼバブ
- サタン復活のため、アメリカの巨大魔法陣を守っていたデビルサイダーで、サタンに次ぐといわれる実力者。蝿の帝王(フライ・マスター)という名のとおり蝿を使い、相手の体内に送り込んでの攻撃や諜報活動を行う(本編では得尊や阿太羅、水魔ブロケルがその被害者に)。両性具有で自分の肌を見られると激怒する。通常は女性言葉を話しているが、感情の高ぶりによって男性言葉で話すこともある。サタンに対し忠実ではあるが、サタンの息子たる霊気の反発や、同じく娘である水魔ブロケル(流璃子)の裏切り行為には容赦なく処断し、断固たる姿勢で敵対した。
- 悪魔将軍フォラスを最も信頼し、かつ、最も愛しているらしく、そのフォラスの死には涙を流して悼んだ。そのため、結果的にフォラスが霊気に倒される原因を作り、かつ、霊気と心通わせつつあった流璃子(ハルパス見殺しの罪で罰を受け囚われていた)に怒りの矛先を向け激しく拷問し、以後、霊気との戦いにはことあるごとに囚われの流璃子を引き合いに出し、駆け引きの対象として霊気に精神的圧迫をかけた。霊気、阿太羅・法粛、マリガンたちと魔法陣の上や流璃子が囚われた地下牢前などで戦い、果ては冥界の入り口にまで及ぶ激戦を繰り広げるが、最後にはケルベロスの顎に噛み砕かれ、すでに強大な脅威となっていたパズス教団のことを示唆しながら冥界に消えた。
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- 本来の姿は巨大な蝿の怪物だが、じつはそれも影で、体内にある液状の体が本体である(もともとの身体は数百年前に腐ってただの腐汁となった)ため、基本的には、剣などの物理攻撃では致命傷を与えることはできない。
- 得意技に神殺剣(ジーザス・デスソード)や曲魔天殺(デーモニッシュヘッド・ショット)、強酸溶唾(フライ・シット)・溶酸竜唾(ドラゴン・シット)など。また、愚者の石板を利用した攻撃や、相手に蝿を植え付ける「死の接吻」などのおぞましい技もある。
- 第一次世界大戦の頃、ヨーロッパで行仁と戦い封じ込めれたらしい。
- 基本的に黒コートや全身を覆いつくした鎧などの衣装が多いが、時折勝負下着や、死の間際にはひたすら全裸で登場するなど露出要員としての貢献度も高い。
- ハルパス見殺しの罪で囚われたヒロイン流璃子を、当初から許すつもりと言いながらも片胸を露出させて大の字で拘束してみたり、さらにはフォラスの死を機に全裸にして痛めつけ、かつ、主人公・霊気の前にヒロインの全裸を晒したりするなど少年誌に金字塔を立てた敵役。また、霊気と流璃子の関係を”恋人同士”と宣言したりもした。
[編集] フォラスとその配下のデビルサイダー
- フォラス
- 悪魔軍の将軍のひとりで、ベルゼバブとは愛人関係にあるらしい。 アメリカでは逆十字を信奉する悪魔神父となっていたが、ハルパス、水魔ブロケル(流璃子)を従え日本に侵攻。 三島幸兵衛・防衛庁長官を操り、毒ガス(拡散BC兵器)攻撃によって東京を一時的に壊滅させた(500万人以上の死者を出す)。
- ゴーストタウンと化した東京に巨大魔法陣を出現させ、配下の無数のデビルサイダーや、それらを合成して生まれた躯妄虫を操って霊気たちを苦しめたが、最後には光の力に覚醒した霊気の「神魔血破弾」に敗れた。
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- 技には瘴気操鞭、聖逆十時壁(セント・クロス・シールド)、躯妄虫の心臓を利用したブラックプロテクター(黒い鎧)、瘴気亜空弾など、初期の強敵として多数の技を持つ。
- 阿太羅を封じるために瀕死の得尊を利用したり、霊気を封じるために血の池地獄に落ちかけた阿太羅やハルパスに食い殺されたレンコン・タツ坊の幻影を利用して攻撃するなど徹底しており、性格は非情。
- 第一話の冒頭および死亡時のみ、昆虫のような複眼を持つ悪魔の正体を現していたが、殆どの場面では悪魔神父の姿をとっていた。
- 水魔ブロケル→鬼哭一族・鬼哭流璃子を参照
- ハルパス
- 骸骨とハゲタカを合わせたような姿をしたデビルサイダーで、炎による攻撃を得意とすることから「炎魔獣」と呼ばれる。焼死した生物の瘴気を吸収することで5つの頭部を持った姿にパワーアップし、炎を吐き出しながら回転することで灼熱の車輪と化す。
- 霊気を味方に引き入れるための使者として水魔ブロケル(流璃子)とともにサタンに遣わされるが、霊気の友達である子供を食い殺した上に彼が生まれ育った山(セリフから類推するに事前に水魔ブロケルから聞き知っていたようである)に火を放って動物たちを焼死させたため、激怒した霊気の「怨霊魔鬼雨」によって滅ぼされた。
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- 技には炎魔溶断火車。また、火炎鳥を産み出して周囲を焼き尽くす
- 性格は、おちゃらけ気味で、敵に対しても味方に対してもちゃらけている。また、霊気の生まれ育った山に火をかけるなど、相手の神経を逆なですることなどに容赦は無いようだ。
- その性格について、単行本の解説では「キザでみえっぱり。自己認識を誤っているところがある変なハゲ」と散々な言われ方をしている。
- 合成繊維は不味くて嫌いならしい。自称グルメ。
- 家族構成 妻1人息子4人。家族間では心波(パルス)で交信することが可能。そのため、水魔ブロケル(流璃子)の裏切り行為が発覚し、生き残った家族達の手で水魔ブロケル(流璃子)に制裁が加えられた。
- ガブル
- 大きな口を持ち、胃袋に手足が付いただけと形容されるほど食欲旺盛である。知能はかなり低そうな様子。
- フォラスに命じられて瀕死の得尊を食い殺そうとしたが、霊気に餓鬼(グール)の頭部を投げつけられて死亡する。
- ハインツ
- 医学博士としてナチス・ドイツに潜伏し、人体実験を繰り返していたデビルサイダー。 フォラスの部下として仲間のゲルト、バックラーとともに霊気・阿太羅を襲った。 人体実験の犠牲者らの怨念を利用した「毒血縛り」や、指先をメスやドリルなどの医療器具に変えて洗脳細菌を植えつける「妖酷手術」などの攻撃を繰り出すが、霊気によって頭を潰され一蹴される。
- ゲルト
- ハインツ、バックラーの仲間でナチス・ドイツでも同僚だった模様。三人とも大戦中に爆撃を受けて死んだとされていたが生きており、爆風のせいで顔の一部がただれている。
- バックラー
- ハインツ、ゲルトの仲間。
- 余談であるが、霊気は彼らに得尊の助け方を聞いてくると言いながら近づくなり頭を叩き潰しており、連載当時は「最初から助ける気がなかったのでは」という疑惑が浮上していた。 しかし、相手の脳を流れる血液に触れて思考を読む「神魔血破考」という技が後のパズス編に登場したため、これを使っていたという説が一般的になっている。
[編集] ベルゼバブ配下のデビルサイダー
- ウトック
- 墓場に生えた木が何千年ものあいだ瘴気を吸い続けたことによってデビルサイダーとなった。
- 体内に棲みつく地獄虫・腐下郎(くさりげろう)を操り、人間やデビルサイダーの死体に潜りこませて操ることから「死魔使い(デスマスター)」と呼ばれる。
- ベルゼバブの命でデビルサイダーの死体を操って霊気たちを襲い、さらには無数の腐下郎を霊気たちの頭に潜りこませようとしたが、神魔木破弾によって逆に腐下郎に自分の脳を喰われ、倒された。
- ウッド・ワード
- 悪魔画廊の一角「影喰らい」という絵の世界に住むデビルサイダーで、蛾のような姿をしている。 「呪縛鱗粉(じゅばくりんぷん)」で動きを封じた相手から影を剥ぎ取り、スパゲティなどに調理して食べる(影を剥がれた者は、身体に穴が開き生きても死んでもいない状態になる)。 霊気を絵の世界に引きずり込んで影を剥いで霊気を穴開き状態にすることに成功したが、その影が姿を変えた悪魔の側の霊気となって具現化し、悪魔の側の霊気によって引き裂かれた。
- 一体を悪魔の側の霊気に引き裂かれたウッド・ワードだが、何百何千の兄弟からなるとして霊気達を取り囲む。ところが、霊気を助けるために幽体離脱して侵入してきた流璃子のエクトプラズムにウッド・ワードは「オレたちのからだの中に侵入者だ」と反応し、実体は絵の世界そのものを体とする巨大なデビルサイダーであることが判明した。正体を現した後も異物を排除する白血球や強力な酸の胃液で霊気をさらに苦しめる。 最後には血流に乗って脳髄に達した霊気に脳を斬られ、胃酸で溶かされて死亡した。
- 装人蜘蛛(ホモ・スパイディー)
- 同じく悪魔画廊の一角に住む。 三つ目の巨大なクモの姿をしていて、腹部にはデビルマンのような悪魔の顔が浮かんでいる。 過去に阿太羅が犯した罪(幼馴染のリーガを助けるために無害の女郎グモの群れを踏み殺す)の意識を利用し、原因となった幼馴染リーガの顔を使って怯んだところを急襲、首を挟み切ろうとして阿太羅を瀕死にまで追い込んだ。
- 最後にはウッド・ワードの胃液流に乗ってやってきた霊気の剣を顔に突き刺され、そのまま胃液に溶かされて死亡した模様。
- 怨醜鬼(ヘビークライガイスト)
- これも悪魔画廊の一角に住む、骸骨で組まれた巨人のような姿のデビルサイダー。 マリガンにベトナム戦場の記憶を見せ、怯んだところを捕獲し、巨大な棘付き槌で叩き潰す。 ウッド・ワードの胃液に溶かされて死亡。
- パラケルスス
- 悪魔病院の悪魔医師。通常は人間の医師のような姿で、デビルサイダーの治療、合成を生業としている模様。人間の精子を蒸留して得られた精製物と人間の血液から培養した無精女闘士(ホムンクルス・アマゾネス)を作り出す。悪魔警察隊の隊員に変装した霊気の機転によって、期せずして瀕死の阿太羅とマリガンを細胞再生力があるフルオロカーボン液で蘇らせてしまう。ゴッドサイダーとして目覚めた無精女闘士・ジェミニーの返り討ちにより一度は死んだかと思われたが、悪魔の姿となって再び霊気を襲い、自分を裏切った無精女闘士達を一気に食い殺す。最後は法粛の賢者の石のメギドの火に浄化されて消滅。
- ヒゲがドリルになって攻撃することができる。
- ガリグレゴリィ
- 悪魔警察署長。 全身をたえず変形させながら攻撃することで急所を見破られないようにするという、微妙な特技を持つ。 霊気の生浄光源壁によって動きを止められ、首を斬られて死亡。
- バタンガ
- 悪魔警察本部長。 手にした刃物で女性の体を切り刻むことを好む。 必殺技のサイクロン・トマホークでジェミニーを切り刻もうとするも、彼女の胸を露出させるだけにとどまり、一撃で頭部を潰されて死亡。
- ハイドロス
- 悪魔警察捜査部長。 腹部にある巨大な口で法粛を飲み込もうとするが、内部から「賢者の石」の炎を浴びて死亡。
- べへモード
- 悪魔警察機動隊長。 阿太羅の千手斬舞によって寸断されて死亡。 彼を含め悪魔警察の4名は霊気たちとの戦いにたった2分で全滅しており、画廊にいた連中の方が遥かに健闘している。
- ユダ
- ベルゼバブが持つ「愚者の石版」に埋めこまれた十二使徒ユダの頭蓋骨が魔物化したもの。 武器は四本の腕に握った剣で、「賢者の石」に隠れて法粛の方腕を切り落とした。 首から下は幻のような存在でいかなる攻撃も通用しないが、阿太羅に唯一の実体である頭蓋骨を砕かれて消滅した。
[編集] ラスネール配下のデビルサイダー
- ガミジン
- パズス抹殺のためにサタンから遣わされたラスネールが率いていた「魔王親衛隊三魔尉」のひとり。体の筋肉を自在に操り、槍のような形に変えて敵を打ち倒す。当時パズスの幹部「大影神烏影」を演じていたアスタロトと戦い、「骰卦文呪殺(さいけもんじゅさつ)」で体を引き裂かれて死亡。
- アニ・コール
- 同じく、パズス抹殺のために遣わされた戦士(ムハジャディーン)。半魚人のような姿をしていて、口から高圧の水流を吹き出す技を得意とする。別名「鉄砲魚のアニ・コール」。アスタロトの「骰卦文呪殺(さいけもんじゅさつ)」で体が蒸発して死亡。
- イチモン
- 前述の二人とともに登場。頭から突き出た根を相手に突き刺し、養分を吸収する。「骰卦文呪殺(さいけもんじゅさつ)」で頭から潰されて死亡。
- バハムート
- 正式名はロック・ヘラー・バハムート男爵。魔女狩りが流行した16世紀ドイツで10万人もの女性を殺したと言われる。岩石を操る能力があり、分身として相手を襲わせるなどの技を持つ。
- 五大元素剣「命」を手に入れるため富士にやってきた霊気と戦うが、パズスやベルゼバブの力を吸収してパワーアップを遂げた霊気の敵ではなく、繰り出す技はことごとく破られる。最後は正体である溶岩流の姿となって霊気を焼き尽くそうとするも、神魔血破弾の力で掘り当てられた地下水流を浴び、水蒸気爆発によって消滅した。
[編集] その他のデビルサイダー
- ドゥーイン
- 自衛隊の陸軍一佐「魔道院烈火」として日本に潜伏していたデビルサイダー。 配下の自衛隊員を操り、邪魔者となる行仁和尚のいる鬼哭寺を襲撃した。 搭乗していた戦車ごと変身し、「瘴気砲弾」「瘴気榴弾砲」などの技を繰り出す。まだ覚醒していない霊気に瘴気砲弾を浴びせ、結果的に霊気覚醒のきっかけを作ってしまった。
- 封印を破り、本来の力と心を取り戻した霊気の「怨霊散弾」によって倒される。
- ボトク
- サタン支配後の関東総督として一万の悪魔を従えるデビルサイダー。 ゴッドサイダーとの戦いでは、巨大な頭部に収納されている消化器官が飛び出し、彼らの養分を吸ってパワーアップする。 最大の技は消化器官を束ねて相手を打ち据える「破岩腸獣鞭(ボムズ・ビヨンド・バンド)」で、その威力は大地に亀裂を生じさせるほど。 しかしベルゼバブやパズスとの戦いで成長した霊気には通用せず、指で空間を歪曲させる技「神魔真空指」によって敗れた。
- バレギロ
- 「霧(フォッグス)のバレギロ」と呼ばれるデビルサイダーで、その名の通り自分の体を霧と化す能力を持つ。 五大元素短剣を狙ってホビ族長老の一家を襲うが、トミー・マリガンのジーザスフラッシュを受けて消滅。
- 魔・マッスル・マードック
- バレギロを倒し、油断しているトミーを襲ったデビルサイダー。人間の皮膚を防護服とすることでジーザスフラッシュにも耐えたが、トミーがまとう父マリガンのオーラによって首をへし折られる。 さらにトミーが短剣「トロイア」を見つけたところを急襲して奪おうとしたが、聖剣トロイアの力で消滅する。
- ネグルグ
- 人間の皮膚を集めて作った蓑をまとう。通称「首吊り蓑虫(ハンギング・インセクター)」。武器は触手で、人間の脳に突き刺して思考を奪ったりする。 マードックらとともにトミーを襲うが、トミーがまとうオーラによって切り裂かれて死亡。
- ビフロンズ
- ルキフグスの料理長をつとめるデビルサイダー。太った体にイノシシかブタのような顔をしていることから、霊気たちからブタ呼ばわりされて馬鹿にされる。
- 特技は十分の一秒で三千回も斬りつける包丁さばきだが、当然霊気に通用するはずもなく逃げ出したところを八頭竜に襲われ、スープ鍋に転落して死亡する。
- アガリプレイト
- アスタロトがいる「ネオ・ホワイトハウス」を守護する魔将軍のひとり。フォラス並の実力者だそうだが、歴戦を経てパワーアップした霊気によってホワイトハウスの壁ごと粉砕されて死亡。
- スペルケル
- 同じくネオ・ホワイトハウスを守護する魔将軍。アガリプレイト、バウムとともに登場するが、まとめて霊気に粉砕される。三人とも黒い甲冑に身を包んでいて強そうだが、その実力はいっさい不明である。
- バウム
- アガリプレイト、スペルケルとともに登場した魔将軍。戦う場面すらなかった気の毒な扱いだが、奥のほうにいてセリフはおろか姿もまともに描かれずに倒された将軍たちは彼ら以上に悲惨である。
[編集] 小悪魔・怪物
- 餓鬼(グール)
- 無数に出現する、食欲旺盛な小悪魔。知能も能力も低く弱いが、人間にはやはり脅威である。フォラスによって廃墟と化した東京や、サタン支配後のニューヨークで出現が確認されている。
- 躯妄虫(むくろもうちゅう)
- フォラスが部下のデビルサイダーたちを合成して作った巨大虫。 黒魔術大全では「口からあらゆる悪しき物や瘴気を食らい、肛門より半径三千キロの生物が死にたえるという毒ガスを出す」と説明されている。 霊気の「降魔破弓(ごうまはきゅう)」に倒されるが、その心臓はフォラスの第二の心臓となって彼に力を与えた。
- 平安時代に出現したときはゴッドサイダー、俵藤太(たわらとうた)によって滅ぼされているということから、俵藤太が退治した大ムカデがモデルと思われる。
- 地獄虫・腐下郎(じごくむし・くさりげろう)
- デビルサイダー・ウトックの体内に無数に棲みつく虫。人間の顔が付いた蜘蛛のような姿をしている。ウトックの脳波によって操られ、生物の体内に侵入すると脳に潜り込み、食い荒らして発狂死させる。また、死体の脳に潜り込ませることによって死体を操ることも可能となる。
- 知能指数が高い脳ほど味がよく好物だそうだが、ウトックの脳はまずかったらしい。
- 飛魔蛇(フライング・スネーク)
- アメリカの巨大魔方陣上空を無数に飛び回る吸血妖獣。翼の生えた蛇の姿をしていて、人間や動物の血を吸うと同時に卵を産みつけ、瞬時に孵化・急成長して皮膚を食い破って出てくる。
- 人間掃除機(メン・スイーパー)
- サタン支配後のアメリカ・ニューヨークに出現した巨大な怪物。人間を見つけると巨大なファンのついた口に吸い込み、切り刻んで後ろから吐き出す。解体された肉片は餓鬼(グール)たちのエサとなる。
- アメリカのデビルサイダーと戦う法粛の降魔義手砲弾を受け、木っ端微塵となって死亡。
[編集] 摩圖崇(パズス)教団の勢力
BC兵器による荒廃から復興した東京で、一大勢力を築きつつあった新興宗教。正体はリリスやアスタロトの主導で大神魔王パズス復活をもくろむ邪教集団である。パズスを成長させる栄養として必要なゴッドサイダーの血を集めるため、信者たちに阿太羅やマリガンらを襲わせた。
- パズス
- 古代バビロニアの食人魔王。 一億年前のサタンとの戦いに敗れて山犬の姿に封印されるが、サタン復活のために彼の力を借りようとしたリリスたちの活動によって生まれ変わり、再生を果たす。 奇肱国「殷の四騎士」の呼びかけに応えて一時的に復活し、周の軍勢を喰いつくしたこともある。得意技はペルセポリス碑文。
- リリスから生まれたばかりのときはまだ人間の赤ん坊と同じ姿だったが、時間が経つにつれ少年→青年の姿へと急成長を遂げる。成長中の段階でも霊気を含めたゴッドサイダーらを圧倒するほどの力を誇ったが、戦いの中でより光の力に覚醒し五智如来の力を使いこなすに至った霊気によって粉砕される。だが、リリスの体内に入った一部の細胞が急成長を遂げ、ついに完全体となって復活し、同じく混乱に乗じて復活を遂げたサタンとゴッドサイダーとの三つ巴戦を展開する。
- しかし、パズス自身の力を吸収してパワーアップした霊気の「ペルセポリス神魔碑文」を浴び、再び粉々にされて敗北。最後にはリリスの体内で再生中のまま攻撃を受け、たまらず飛びしたところを霊気、阿太羅、鶚の同時攻撃によって止めを刺される。しかし、死の直前に最大最強の碑文を放ち、霊気たちを道連れにしていった。
- 大影神蘇聴(だいけいじんすちょう)→悪魔側の人間・リリスを参照
- 大影神烏影(だいけいじんうけい)→十天闘神・アスタロトを参照
- 奇肱国・「殷の四騎士」(きこうこく・いんのよんきし)
- 殷王朝に仕えていた四人の戦士。 周王朝軍によって殷王ともども虐殺されてしまい、人間に絶望してパズスに忠誠を誓った。
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- 鶚(きょう)→十天闘神を参照
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- 彊良(きょうりょう)→十天闘神を参照
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- 鳴蛇(めいだ)
- 彊良や鶚とは異なり、人間を殺すことを純粋に楽しむ邪悪な心の持ち主。蛇に化身し、口の牙から出す腐敗毒を武器とする。ゴッドサイダーとして目覚めた鶚に倒された。
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- 山揮(さんき)
- 鳴蛇と同じく邪悪な心の持ち主。犬の化身で、牙による攻撃「張逓毒牙(ちょうていどくが)」などの技を使うほか、巨大な犬の怪物「チュウテキ」を使役する。
- パズスによって生物の力関係が逆転した異世界「逆狂異世界(パラノホーンテッドワールド)」に落とされた阿太羅と戦うが、世界の中枢である逆ピラミッドを破壊され、千手斬舞で切り刻まれて敗れた。
[編集] その他の強者
- ケルベロス
- 冥界の入り口の底で、死者の魂が落ちてくるのを待ち構えている3つ首の犬。 その口の中に落ちた魂は冥界に送られ、もう復活することはできない。
- 八頭竜(エイトネックドラゴン)
- 富士の裾野で五大元素短剣「命(みこと)」を守る8つ首の竜。 ラスネールに操られて霊気を襲うが、霊気によって洗脳から解かれた首のひとつが霊気に協力し、結果としてラスネールを倒すことができた。 その涙には体内に侵入したマンドラゴラを死滅させる効果がある。
- 霊気を「命」の持ち主に相応しいと認めて短剣の場所まで導き、ついでとばかりにビフロンズを倒したのを最後に登場しなくなった。
- アブトゥー
- 天界の門を守る巨大魚。 普段は透明だが、五大元素短剣で光を当てることによって姿を現すという。 超次元の魔神に操られて天界を壊滅させ、さらに霊気を襲う。 そのとき霊気を飲み込んだことで支配から解かれて逆に魔神を襲ったが、それを最後に登場しなくなった。
- 超次元の魔神
- 「永劫回帰惑星」の住人といわれているが、実体は意思を持った暗黒空間であり、自身を「万物をつかさどる真理」と呼ぶ。 その目的は世界の破滅であり、ルシファーが天界を追われたことや、パズス、サルガタナスらの出現、そして鬼哭一族らの存在も全ては彼の意思によるもの。 唯一の誤算は、人間によって愛に目覚めた霊気の存在だという。
[編集] その他登場人物
- タツ坊(たつぼう)
- 霊気が鬼哭寺にいたころ、いつも遊んでいた子供。 帽子をかぶっている。 ハルパスに喰われてしまった。
- レンコン
- タツ坊と同じく霊気の友達。 やはりハルパスに喰われてしまった。 阿太羅に対して「タラちゃん」発言をしたのは彼である。
- 三島幸兵衛(みしまこうべえ)
- 防衛庁長官だが、フォラスに操られて東京にBC兵器を使用し壊滅させる。
- リーガ
- 阿太羅の回想に登場する、幼なじみの女の子。女郎グモが多数いる洞窟の中で動けなくなってしまい、阿太羅に救出される。このとき阿太羅は多数のクモを踏み潰してしまい、その罪の意識をつけこまれてデビルサイダーに攻撃された。なお、実在のジョロウグモは木の枝などの高所に巣を張って生活しているため、このように洞窟の中を大量に徘徊していることはまずない。
- アメリカ大統領
- 世界がデビルサイダーに支配されてからも、彼らに立ち向かった勇気あるアメリカ大統領。 悪魔に屈しない強固な意志の持ち主だが、アスタロトによってデビルサイダーの姿に変えられてしまい、最終的には洗脳されてしまった。
- 軍を率いてゴッドサイダー狩りを行い、法粛を襲う。 戦いでは劣勢になるもサルガタナスの加勢により法粛が逃走したので倒されてはいないが、その後の登場はなかった。
- ホビ族長老
- 五大元素短剣のひとつ「トロイア」の場所を知るため、トミーが訪ねたネイティブアメリカンの老人。 M・M・マードックたちによって息子夫婦ともども殺されてしまうが、体内に隠して守っていた聖剣をトミーに託した。
- ジム
- 長老の息子。 ホビ族一の戦士だったがデビルサイダー「霧のバレギロ」に殺され、その皮はM・M・マードックに利用されてしまう。
- ダイアン
- ジムの妻。 ジムと同じくバレギロに殺され、その皮を利用される。
- 骸参寺の住職
- かつては酒やタバコに手を出す生臭坊主だったが、世界がサタンに支配されてからは反省して人間の尊厳を守るために悪魔に立ち向かう立派な人物になる。 骸参寺に人々を集めてレジスタンス活動を行い、関東総督のボトクに対抗していた。
- 最後には寺に侵入した悪魔から子供たちをかばって死亡するが、彼の勇気ある死がパズス戦以降に行方不明になっていた霊気たちを呼び戻した。