輪姦
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輪姦(りんかん)とは、一人の女性を複数の男性が強姦する事をいう。俗語で「まわし」と言う。
強姦は親告罪とされているが(刑法180条1項)、輪姦は「二人以上の者が現場において共同で犯した」罪にあたり、親告罪ではない(同条2項)ので、強姦のように示談によって告訴を取り下げてもらう事が出来ない。
強姦の法定刑は、2004年の刑法改正まで2年以上の有期懲役(同法177条)だったが、大学生サークルスーパーフリーによる集団暴行事件(2003年に摘発)を受けて、輪姦を対象とする「集団強姦罪」(4年以上の有期懲役)および「集団強姦致死傷罪」(無期または6年以上の懲役)の規定が設けられた。
逆に複数の女性が男性を強姦する事を逆輪姦ともいう。このような場合は法律上は強姦罪には該当しないが実際には男性からのものとほとんど同じである。いずれにしても被害者の人格を無視する行為であり、受けるショックは測り知れない。