ゲヘナ (TRPG)
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ゲヘナは2003年6月にグループSNEが制作したテーブルトークRPGである。 著者は小川楽善、監修は友野詳。
なお続編「ゲヘナ~アナスタシス~」は前作「ゲヘナ」からバランス調整がされ、20年後の世界を舞台としている。 また著者が田中公侍に変更されている。これは小川楽善が体調を崩して、一線を引いたためである。
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[編集] 概要
「アラビアン・ダーク・ファンタジー」と銘打っており、他のファンタジーRPGとは異なりアラビアンナイト的な世界を舞台としている。
舞台は都市ごと煉獄(ゲヘナ)に落ちた世界、ジャハンナム。 そこでPCは天使と邪霊の力がこめられた果実酒を飲み、常人離れした知力体力を持つ享受者と呼ばれる超人となり、地上を目指して冒険する。
判定は6面ダイスを数個振って一定以上の目(通常の判定では最低4以上×3が標準)がいくつ出るかで達成値を決める。 このような達成値算出方式をとるシステムは、他に「天羅万象」がある。
[編集] 戦闘
攻撃方法は牽制/通常/渾身の三種類選べる。 後のほうほど攻撃を命中させにくくなるが、その分与えるダメージも高くなる。 また、防御時にカウンターも選択できるが、その際は上記種類と同じかより強いものしか選べないようなっている。
[編集] 種族
- 人間
- 銀糸の民
- 天使
- 堕天使
- 獣人
- 肉食獣
- 草食獣
- 小動物
- 有翼種
- 甲蠍人
- 半妖霊
[編集] 術技
- 刀術
- 霊体をも斬れる"銘刀"を用いて戦う。連続攻撃が得意。
- 獣甲術
- 体の一部を獣甲と呼ばれる生体武器に置き換えた戦士達が用いる。
- 魂装術
- 武器に死者の霊魂をまとわりつかせて闘う。テクニカルな戦いができる。
- 暗殺術
- 魔薬とよばれる薬を体内で賦活させて戦う。また、暗器によるトリッキーな戦闘を行える
- 槐拳術
- 素手での戦闘を行う。重い打撃によるカウンターを得意とする。
- 炎術
- 炎を扱う魔術。攻撃を主とするものは黒炎術士、回復を主とするものは白炎術士と呼ばれることもある。
- 黒沙術
- 死者の怨念を吸った黒い砂「黒沙」を操る者。設置系の技が主体。
- 邪眼術
- 「呪い」をかける邪眼による呪術。相手の行動にペナルティを与えるものが多い。
- 神語術
- 神の言葉「神語」による抵抗不可能な魔術。効果が不安定。
- 幻鏡術
- 神語術より派生した実体のある幻。最も攻撃的な術を含んでいる。
- 雑芸術
- 術技として洗練されてはいないが、有効な各種の動作をまとめてこう呼ぶ。
- ソードダンス、鷹師、戦闘用座空乗り、火吹きがある。
[編集] 製品一覧
[編集] ゲヘナ
- ゲヘナ
- 煉獄彷徨(サプリメント)
- 人魔饗宴(サプリメント)
- ゲヘナ・リプレイ シェヘラザード・テイルズ
- ゲヘナ・リプレイ2 シェヘラザード・テイルズ~イブリスの炎~
- ゲヘナ・リプレイ3 アザゼル・テンプテーション~弓と笛と放浪者たち~
[編集] ゲヘナ~アナスタシス~
- ゲヘナ~アナスタシス~
- 魔星降臨(サプリメント)
- ゲヘナ・リプレイ4 アザゼル・テンプテーション~罠と幻と放浪者たち~
- ゲヘナ・リプレイ5 アザゼル・テンプテーション~王女と獄と放浪者たち~
- ゲヘナ・リプレイ6 瓦礫の都市の煌(きらきら)少女
- ゲヘナ・リプレイ7 雨呼ぶ街と煌(きらきら)少女
[編集] ゲヘナ ノベルシリーズ
- ゲヘナ・ノベル シェヘラザード・ビースト
- ゲヘナ・ノベル2 堕天使の方舟
[編集] ゲヘナ~アナスタシス~ ノベルシリーズ
- 瓦礫の空に煌く炎
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