ゲッチューまごころ便
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『ゲッチューまごころ便』(ゲッチューまごころびん)とは、週刊少年チャンピオンにて1999年36号~2001年49号まで連載されていたコメディ作品である。作者は緋采俊樹。コミックスは全17巻。
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[編集] 概要
東京都府中市が主な舞台である。株式会社まごころ便の次期社長である主人公・後藤紅男とその友人・同僚たちによる宅配便コメディである。どたばた喜劇が基本であるが、あるときはラブコメディ、ホームドラマ、シリアスな話が繰り広げられるなど、バラエティに富んだ作品である。
[編集] 登場する主な宅配会社
- まごころ便
- 主人公・後藤紅男が所属する会社。社名のとおり、荷物だけでなく"まごころ"もお届けする。業界内の規模としては中堅に位置する。
- ツバメ便
- まごころ便のライバル会社。規模としては、まごころ便より大きい。
- クルス便
- 関東最大手の宅配会社。来栖社長が一代で築き上げた。
- フラワー便
- 花専門宅配会社。紅男はここのフラワー園から胡蝶蘭を盗んだことがある。
- 大急便
[編集] 主な登場人物
[編集] まごころ便関係者
- 後藤紅男(ごとう べにお)
- 本作の主人公。都立府城高校に通う高校2年生であり、株式会社まごころ便の次期社長でもある。家業である宅配便に精を出しすぎて、常に留年の危機に晒されており、その度に友人たちの努力により回避してきたが、とうとう9巻では留年してしまい、2度目の3年生を送ってしまう。配達業務で鍛えた驚異的な腕力と、家族の愛の鞭で培われた異常とも言える強靭な肉体を武器に、今日も愛車の三輪チャリ "紅蓮号" と共に、まごころとトラブルをお届けする日々を送っている憎めないお馬鹿。名前の由来は作者の目の前に『午後の紅茶』があったことから。
- 後藤火呼(ごとう かこ)
- 紅男の姉。幼い頃に亡くなった母に代わり、後藤家の家事を切り盛りしてきた。会社のあらゆる雑務をこなし、まごころ便を陰から支える存在である。愚弟である紅男には容赦ない。恐らく作中最強の人物であると思われるが稀に女性的な一面を垣間見せる事もある。
- 後藤炎(ごとう えん)
- 紅男と火呼の父親、株式会社まごころ便の社長。元々はクルス便の社員。今は亡き妻と共に、まごころ便を設立し、仲間たちの支えにより、まごころ便をここまで育て上げてきた。
- 加路政則(かじ まさのり)
- 代々、神社を管理する家の次男坊。人一倍、霊感が強い。無口な人である。
- 坂本和郎(さかもと かずろう)
- まごころ便設立当初から勤める古株の社員。妻子もち。
- 東海林涼二(しょうじ りょうじ)
- オペレーターとメカニック担当。本庁の警視正だっがが、右目の怪我が原因でやめてしまう。妻と息子と娘がひとりずついるが、今は離婚している。かなり天然な人。
- 美好タカシ(みよし タカシ)
- 日本人の父親と米国人の母親を持つハーフ。夫婦そろってハーレー好きで、幼い息子一人置いてハーレーの本場に旅立ったグレイトなクレイジー。母のカタリナが5巻で日本に来た時、他の社員達にはかなり好評だった。ちなみに足のタトゥーは親に彫られたもの。
- 犬くま(いぬくま)
- どこからともなく、まごころ便に流れ着いてきた野良犬。"パウー"という独特な鳴き声を持つ。まごころ便のマスコットキャラクター、犬くまくんと瓜二つである。紅男の相棒として一緒に居る事が多いが実際の飼い主は三好タカシである。
- 町代ヒデキ(まちしろ ヒデキ)
- 奥影ナオキ(おくかげ ナオキ)
- 片山ゲン(かたやま ゲン)
- 磯部(いそべ)
- まごころ便東北営業所の社員。まごころ便設立当初から勤める古株。
[編集] 紅男の友人・学校関係者
- 葛西信幸(かさい のぶゆき)
- 紅男の幼馴染。葛西流剣術道場の次期師範でもある。女たらしのお調子者。火呼に好意を抱いているが、思いを伝えられないでいる。
- 山川コトミ(やまかわ コトミ)
- 紅男の幼馴染。本作のヒロイン。葛西と紅男には容赦なく、鉄拳制裁を加える。虫嫌いだが、4巻では酔っていたせいか虫入りたこ焼きを平気で食べていた。
- 中村アヤ子(なかむら アヤこ)
- 都立府城高校に勤める数学教師。紅男たちの担任。出身は北海道。紅男をはじめとする問題児たちを抱えて、神経をすり減らす日々を送っている。保健の三田先生とは一緒に買い物も行く仲らしい。
- 悟有紀(あおぎり ゆうき)
- 紅男の同級生。過度の女好きであり、欲望を満足させる為に女装という擬態を施して女生徒達に紛れ込んでいる。が、その為に思いを寄せる美羽との関係を進展させる事が出来無いという報いを受ける。
- 新名美羽(あらな みはね)
- 紅男の同級生。新名財閥のご令嬢。お嬢様育ちのため、かなりの天然である。
- 角田卓郎(すみだ たくろう)
- 紅男の同級生。高校在学中はホストクラブでバイトしていた。年上好き。
- 守屋政治(もりや まさはる)
- 紅男の同級生。美羽に好意を抱いている。紅男の友人のなかではまともな部類に入る。
※本来、悟・新名・角田・守屋は紅男とは一つ下の学年であるが、紅男が留年したため、同学年になってしまった。
- 梅垣憲司(うめがき けんじ)
- 番長ズ(紅男命名)のリーダー。通称「梅ちゃん」リーゼントでバリバリのヤンキー。紅男・葛西・コトミよりも一つ上の学年だが、4巻でダブる。5巻ではケンカ中に紅男の荷物を守り、宅配魂を見せる。その後、めでたく卒業して仲間の生駒と五反坂と共に大急便に勤める。
[編集] 他社の社員
- 佐古田優二(さこた ゆうじ)
- ツバメ便社員、紅男のライバル。ニトロエンジン搭載の三輪バイク"ジャイ号"と共に、紅男とタメを張る毎日。亀のジョルジュの飼い主でもある。かなりボロいアパートに住んでおり、風呂場にはきのこが生えている。(もっとも、風呂場はジョルジュ専用で、いつもは銭湯で済ませているので使わない。)5巻では冷蔵庫のマヨネーズが爆発して、冷蔵庫は封印されている。
- ジョルジュ
- 佐古田に拾われた陸亀。日本にはいない種らしい。
- 御国剣吾(おぐに けんご)
- 金子(かねこ)
- ツバメ便社員。何度か登場しているが、目元が隠れていることが多い人物。外見は怖いが性格は意外と温厚。佐古田・御国の上司。
- 高橋(たかはし)
- フラワー便社員。20kgの鉢植えを持って「花より重いもの持ったことないわよ」。たくましい女性。
- 来栖社長(くるす)
- 関東最大手の宅配会社、クルス宅配便の社長。まごころ便設立にも大きく貢献した。3巻ではサンタクロースの衣装で子供達の前に登場し、リアルサンタを見事に演出。
- 山崎(やまざき)
- クルス便社員。
- おっちゃん
- 大急便社員。名前は作品中に出てこないので不明。高速道路で高速隊に追われている紅男を「トラブル」で助ける。
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