ギャルズパニック
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『ギャルズパニック』(Gals Panic)は金子製作所(カネコ)のアーケードゲーム。第1作は1990年リリース。アメリカや香港でも人気があった。
ゲーム内容はQIX(タイトー)をインスパイアした陣取りゲームだが、クリア時のシルエット占有率により背景の女の子が服を脱ぐと言う脱衣麻雀的な要素が採り入れられている。
目次 |
[編集] シリーズ作品
第5作「ギャルズパニックS」(1997年)以降のシリーズ作品は当該項目を参照。
[編集] ギャルズパニック(1990年)
ギャルズパニック | |
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ジャンル | 陣取りアクション |
対応機種 | アーケード |
開発元 | 金子製作所 |
発売元 | タイトー |
人数 | 1~2人 |
発売日 | 1990年 |
- 日本国内ではタイトーが販売したが、海外ではカネコが販売も行っている。ゲームは縦1画面・全6ステージで、QIXと同様に「外枠」が有る。敵ボスとそれ以外の雑魚による妨害をかわしながら全フィールドの80%以上を囲い込むと言う基本ルールは本作で既に確立されており、以後も変化は無い。
フィールドを囲む度にランダムでメーターが増減し、メーターの左側にある黄色い部分にカーソルが入ってしまうとステージが突然、女の子でなくワニや忍者の背景に変化する。6人の女の子(マリナ・アヤミ・ナミ・ユキ・エミ・シオリ)は写実的。
[編集] ギャルズパニックII(1993年)
ギャルズパニックII | |
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ジャンル | 陣取りアクション |
対応機種 | アーケード [AC] Windows95 [Win] |
開発元 | 金子製作所 |
発売元 | 金子製作所 [AC] 毎日コミュニケーションズ [Win] |
人数 | 1~2人 |
発売日 | 1993年 [AC] 1996年6月 [Win] |
その他 | Windows版のタイトルは「ギャルパニ2」 |
縦1画面のスタイルは前作と同様。本作より移動が8方向になり、ナナメに線を引けるようになっている。ゲーム中に突然、二択クイズを出されてその成否でメーターが増減する「クイズバージョン」が最初に出荷されたが、不評だった為か二択クイズを無くした「スペシャルエディション」が後で出荷された。一般的には後者の方が有名。
スペシャルエディションは1周目のクリア後、1周目には登場しなかったステージが出る。敵ボスだけでなく雑魚も弾を発射するようになり、前作と比べて難易度が格段に上昇している。登場する女の子は実写・イラストの両方あるが「4遊」や「S」シリーズのような「アニメ絵調」ではない。
1996年に毎日コミュニケーションズが「ギャルパニ2」のタイトルでWindows95版を発売している。このソフトは書店流通で発売され、ISBNコードが付されている。 ISBN 4895637018
Windows版は全45ステージで「イラストモード」と背景に女優を起用した「実写モード」の2種類を切り替えることが可能。
[編集] ギャルズパニック3(1995年)
ギャルズパニック3 | |
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ジャンル | 陣取りアクション |
対応機種 | アーケード |
開発元 | 金子製作所 |
発売元 | 金子製作所 |
人数 | 1~2人 |
発売日 | 1995年 |
画面スクロールが導入される。以後、このシステムが定着。時間経過がシビアで、前作以上に難易度は高い。
本作はJAMMAにより、18歳未満のプレイ自粛が要請されているものの、露出度は基本的に下着どまりで乳首が露出している絵は全く存在しない。
登場する女の子は実写。リリース当初は人気薄だったのか、市場には余り出回っていない。
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[編集] ギャルズパニック4遊(1996年)
ギャルズパニック4遊 | |
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ジャンル | 陣取りアクション |
対応機種 | アーケード [AC] |
開発元 | 金子製作所 |
発売元 | 金子製作所 |
人数 | 1~2人 |
メディア | スーパーカネコノバシステム |
発売日 | 1996年 [AC] |
タイトルの「4遊」は「フォー・ユー」と読む。本作より、登場する女の子が「アニメ絵」調になった。この路線は以後の「S」シリーズにも引き継がれる。7人に各3ステージがあり、合計21ステージ。本作は前作までと異なり脱衣要素が無く、100%クリア後のショータイムも水着止まり。
デモ画面には「このゲームはエッチじゃないよ」と表示された。画面上の雑魚を一掃できる「ボム」が導入されたので難易度は前作よりも低い。日立製作所のSH-2を採用したアーケード基板「スーパーカネコノバシステム」第一弾の作品である。
- 登場キャラクター
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[編集] ギャルズパニックSS
発売は毎日コミュニケーションズ。ゲームシステムは「4遊」がベースになっているが、1名を除きキャラは一新されている(デザインはほぼ同じで名前が異なるキャラも有り)。なお、同日にカネコより「シルエット☆ストーリィズ」のタイトルでほぼ同内容のプレイステーション版が発売されている。
[編集] 関連項目
- ダンシングアイ
- カコマ☆ナイト