キン肉マン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この項目を執筆された方へ: 項目はまだ削除されていません。議論に参加し、この項目が削除の方針に該当する編集かどうか検討してください。
この項目は著作権侵害が指摘され、現在審議中です。
審議の結果、該当する投稿以降の版全てもしくはこの項目自体が、履歴も含めて削除される可能性があります。この版の編集や引用はしないで下さい。著作権上問題のない自分の投稿内容が削除される可能性のある方は、早めに控えを取っておいて下さい。(→詳しくはこちらの解説をお読み下さい。)
該当する投稿をされた方へ: ウィキペディアでは、著作権上問題のない投稿のみを受け付けることになっています。他人の著作物を使うときをお読み頂いた上で、審議にご協力をお願いします。
審議が終わるまで、このお知らせを除去しないでください。
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『キン肉マン』(キンにくマン)は、ゆでたまごによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品であり、主人公の名前でもある。
目次 |
作品解説
集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」において、1979年から1987年まで連載された。全387話。単行本は、ジャンプコミックスで全36巻、ジャンプコミックスセレクションで全26巻、集英社文庫で全18巻が発売されている。第30回(昭和59年度)小学館漫画賞受賞。ゆでたまごのデビュー作であり、代表作でもある。ルーツは、原作担当の嶋田隆司が小学5年生の時に描いていた同名の作品。
ストーリーは、主に現代の日本を舞台とし、人間を超越した存在である「超人」が、様々な敵とリングの上で戦うという、プロレス系バトル漫画。日本に住むダメ超人のキン肉マン(本名 キン肉スグル)が、次々に立ちはだかる敵(怪獣、残虐超人、悪魔超人、完璧超人等)と戦っていくという筋である。また、戦うことによって形成される友情の美しさを主眼において、単純な勧善懲悪ではない物語性を持たせている。また、ダメ超人と人々にバカにされながらも、地球の平和を守りたいと願い続けた主人公の成長していく姿も描いている。
当初は『ウルトラマン』をパロディ化したギャグ漫画(連載前の読み切りでは、キン肉マンはウルトラの父の不義の子とされている)であったが、途中からプロレス系バトル漫画に路線変更して大ヒットした。プロレスに転向してからもしばらくはギャグ色の濃い漫画だったが、中盤以降はシリアスな戦闘が中心となり、終盤になるとギャグ的要素はほとんど無くなっていった。
本作の特色として、伏線や物語の統合性などをまったく考えず、その場のノリだけを重視した荒唐無稽な展開が挙げられる。「重い物は軽い物より早く落ちる」というガリレオ以前の物理法則(もっとも、空気抵抗のある世界では重い物体の方が早く落ちることは珍しくないが)や、敵のメンバーの中からいつの間にか消えていたり、メンバーに入っていたりする超人、死んだはずの悪魔超人が正義超人となって何時の間にか復活していたり、5人までの団体戦なのに6人で戦ったり、初期の頃は空を飛び、巨大化して怪獣と闘っていたキン肉マンがプロレスではその特技を使わないなど、作中には星の数ほどの矛盾があり、そのいい加減さが逆に今もなお愛される所以となっている(作者自身も、子供時代に読んだ漫画の矛盾点を楽しんでいたので、指摘があっても単行本であえて修正しなかったと語っている)。また超人たちの笑い声や奇声なども見所の一つである。なお原作担当の嶋田隆司は王位争奪編連載中、腰痛を患いしばらく休載していたが、その休載期間すらネタにしたこともある。
作中に出てくるプロレス技「キン肉バスター」「パロスペシャル」「キャメルクラッチ」「クロスボンバー」などを真似する子供が続出したため、危険であるとPTAが問題視した事もある。
なお、キン肉マンの本名「スグル」は当時読売ジャイアンツで活躍していた江川卓から名づけられた。父親のキン肉真弓、キン肉一族の始祖キン肉タツノリも同様のルーツがある。
作品展開
本作は1983年に日本テレビ系列でテレビアニメ化された。アニメ版では作中の残虐描写がマイルドなものになるなど変更点がある。その後、劇場版アニメも作られている。
キャラクターのゴム人形型消しゴム(通称キン消し)が発売されるやブームとなり、大量に売れた。また、キン肉マンの大好物は牛丼であった事から、子供の間で牛丼の売れ行きがアップした。アニメではたびたび「牛丼音頭」を歌っていた。
アニメでは登場する超人レスラーの一人ひとりにオリジナルのテーマソングが作られ、アニメにおけるいわゆる「キャラクターソング」のはしり的存在となった。
続編の『キン肉マンII世』が『週刊プレイボーイ』(集英社)にて連載されており、これもアニメ・ゲーム化されている。--この作品も東映アニメーション製作・2002年にテレビ東京系放映でアニメ化されていたが、2004年4月から6月にかけて、再び放送された。こちらはキン肉万太郎(キン肉スグルの息子)が主人公となり、嘗てスグル(キン肉マン)のライバルであった超人レスラーの息子たちも万太郎のライバルとなっている。なお、2006年よりフジテレビ739で放送している。
2006年春、『キン肉マン マッスルグランプリ』としてアーケードゲーム化した。キン肉マンII世のキャラも出るが、キン肉マンのキャラクターがメインである。極めつけには原作では最初の方でしか出なかったベンキマンまで登場する。これらからも、キン肉マン人気の根強さが伺える。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
あらすじ
- 怪獣退治編(ここから第1部)(第1話~第27話)
- 地球を征服しようと来襲してくる怪獣・宇宙人を相手にダメ超人・キン肉マンが立ち向かう。ミートの登場により、キン肉マンが実はキン肉星の王子である事が分かる。怪獣退治以外にも、ボクシングの試合や、テリーマンと組んでのタッグマッチなども行っている。このタッグマッチが好評を得たため、後のプロレス路線へと繋がった。
- 第20回超人オリンピック編(第28話~第51話)
- 世界各国から選ばれた超人の中から世界一を決する大会、超人オリンピックが開催される。キン肉マンは日本代表として出場、中国代表のラーメンマンや、前回優勝者のイギリス代表ロビンマスク達と戦う。
- アメリカ遠征編(ここより第2部)(第52話~第79話)
- 超人オリンピック・チャンピオンとなったキン肉マンが、世界の強豪達と戦うためにハワイ・アメリカへと遠征する。ハワイチャンピオンであるジェシー・メイビアの付き人、プリンス・カメハメに敗れてしまうが、彼に師事し、48の殺人技を授けられる。その後、アメリカに渡りテリーマンとザ・マシンガンズを結成、タッグリーグ戦で戦う。
- 第2次怪獣退治編(ここから第3部)(第80話~第89話)
- 超人オリンピック王座を追われたキン肉マンとミートは日本へ帰国、再び貧乏暮らしに。故郷キン肉星への帰省やラッカ星での宇宙野武士退治など、ギャグ中心の原点回帰的な内容。しかしビビンバ、ブロッケンJr.といった重要キャラクターも登場。
- 第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編(第90話~第121話)
- キン肉マンが超人オリンピック・チャンピオンの権利を剥奪されたため、急遽開催された大会、ザ・ビッグファイトにて再び優勝を目指す。同じ日本代表のウルフマンやソ連代表のウォーズマン達と戦う。このシリーズ以降の本作は超人プロレス一本の内容で突き進む。
- 7人の悪魔超人編(第122話~第159話)
- あまりに残虐なファイトを繰り返したために、宇宙の一角に封じ込められたバッファローマンら7人の悪魔超人達が復活し、ミートの体を人質に、超人オリンピック・チャンピオンのキン肉マンに戦いを挑む。今までいがみ合っていたアイドル超人達が、キン肉マンのピンチに手を結んだ展開に多くの読者が熱狂した。読者アンケートで始めて一位を取り、名実ともに「キン肉マン」が人気漫画となったのはこの時期である。
- 黄金のマスク編(第160話~第208話)
- キン肉神殿に祭られている全宇宙の超人の平和のシンボル、黄金と銀のマスクの一つ、黄金のマスクが悪魔超人に奪われ、それを奪還するためにアイドル超人たちが悪魔六騎士達と戦う。最後には悪魔超人の首領、悪魔将軍が登場する。この悪魔将軍は作中最強の敵として名高い。
- 夢の超人タッグ編(第209話~第273話)
- 超人タッグの世界一を決する大会が開催され、悪魔六騎士の残党(アシュラマンとサンシャイン)にキン肉マンとの友情パワーを奪われた正義超人達は、次々とタッグを組み参加する。仲間たちに見捨てられたキン肉マンは、奪われた友情パワーを取り戻すため、師匠プリンス・カメハメ扮するキン肉マングレートとともにマッスル・ブラザーズとして大会に参加し、完璧超人等と戦う。
- キン肉星王位争奪編(第274話~第387話)
- 超人オリンピックV2チャンピオン、宇宙超人タッグトーナメント優勝と偉大な戦績を残したキン肉マンに対し、父・真弓はキン肉星の王位を継承させることを決意する。しかし、成長するキン肉マンの火事場のクソ力に恐れをなした5人の邪悪の神により、運命の五王子と呼ばれる王子候補者を仕向けられ、正統な王子である事を実証するため、キン肉マンは正義超人達と共に最後の戦いを挑む。
超人の種類
<戦闘スタイルによる所属分類>
- 正義超人
- 正義の為に自分の力を使う超人、初期は主に怪獣退治を行っていた。地球に1000人はいると言われている。
- 特に人気の正義超人は、アイドル超人と呼ばれる。
- 正義超人の友情は絶対であり、万一友情にヒビが入り始めると昔の名残でアイアン・スエット(鉄の汗)が流れ始める。
- 残虐超人
- 主に残虐なファイトや殺し合いなどを楽しむ超人。基本的には正義超人内の一部勢力で、超人オリンピックなどに参加している者も多い。後に正義超人に協力する派(通称正義の残虐超人。ラーメンマンなどが含まれる。あくまでも残虐なのはリング上での話で、基本的には正義超人と変わらない)と敵対する派(通称悪の残虐超人、屍魔王など。「初代」にはほとんど登場しない)に分裂した。II世では、残虐超人全てが悪行超人だが(ただしクリオネマンをはじめ、そのファイトスタイル、言動などから純粋な正義超人かどうか疑問視されている超人も存在しており、彼らは悪行超人ではないまでも正義の残虐超人に分類される可能性はある)、「初代」ではほとんどが正義の残虐超人である。
以下の超人は、超人と名は付いているものの、人類を支配するのが目的である事などから、 他のヒーローものでいう【怪獣】【怪人】【悪の宇宙人】等と同じ位置付けと思って間違いない。
- 悪魔超人
- 悪魔に身も心も血も売り渡し、大魔王サタンの下で悪魔のようなファイトをする超人。相手が死亡するまで勝ち名乗りは受けない主義。逆に彼らにとって負けは『死』を意味する。
- 元は残虐超人に含まれたが、いつの間にか設定が変わっていた。
- 完璧(パーフェクト)超人
- 初代アニメでの読み方は「かんぺきちょうじん」。あまりの強さに世間に見放され、天界に籠っていた超人。あらゆる感情を超越したもっとも神に近い存在である。「凶器を使ってはいけない」「敵に背中を見せてはいけない」「敗北は絶対に許されない」等厳しい掟がある(しかし実際の試合では・・・ゆでマジックである)。
- 運命の五王子
- 邪悪の超人神によって仕向けられたキン肉星王位継承候補の5人の超人。神のパワーを持つため全員1億パワーである。
- 運命の五王子のチームメイト
- ××超人という分類はされていない(知性チームのオメガマンのみ完璧超人と判明している。また、ソルジャー・チームは正義・悪魔超人で結成されているため除外。真・ソルジャーチームは全員が残虐超人と思われる)。
- ※1 残虐超人、悪魔超人、完璧超人を一括して悪行超人と呼称するのは、続編の『キン肉マンII世』から。本作の段階では、それぞれの種は明確に区分されている。
- ※2 極悪超人などアニメ・劇場版オリジナルの超人も存在する。
<身体的特徴や職業などによる分類>
- ロボ超人
- 超人とロボットのハーフ。ロボットでも超人でもない存在だが、人間と同様成長する。生身の部分からは髭も生えるが、老化現象等は起きない。作品内ではウォーズマンと「キン肉マンII世」に登場するイリューヒンとその父親が確認されている。
- 機械超人
- ロボ超人とは似て非なる存在であり、体全体が機械、または体の一部が機械の超人をさす。彼らの年齢に関しては製造年数と捉えるファンもいる。
- ウォッチマン、バイクマン、モーターマン、ミスターVTR、パソコン・キングなどが含まれる。
- 傭兵超人
- その名の通り、傭兵の超人。現在確認されているのはホークマンだけだが、運命の五王子のチームメイトらが含まれている可能性もある。
- 化身超人
- 元は普通の生物や無機物だった物が、何らかの力を得て超人へと変貌したもの。ベンキマン、チエの輪マン、アシュラマンなど。
- 大多数が一発ネタのようなイロモノ超人だが、トリッキーな技を駆使し意外に強い超人もいる。
- 覆面超人(マスクマン)
- ロビンマスクなど、マスクをかぶっている超人。皮肉なことにキン肉マンもこれに該当し、キン肉族にとって他人に素顔を見られることは死を意味する(しかしフェイス・フラッシュは・・・やはりゆでマジックである)。ネプチューンマンらの覆面狩りの対象となる。
登場キャラクター
劇中には多くの超人、怪獣、人間が登場する。読者から送られたデザイン案を元にデザインが行われることも多く、連載時は読者参加型の様相があった。
個別のキャラクターについてはキン肉マンの登場人物を参照。
用語
- 超人
- 人間の能力を遥かに超えた者。キン肉マンやテリーマンのように、生まれたときから超人というものもいれば、ジェロニモやブロッケン一族のように、何かがきっかけで人間から超人になった者もいる。普段は地球で暮らしている。初期はスーパーヒーローと言われていた。
- 超人強度
- 超人のパワーを示す値。単位は「○○パワー」。基本的に生まれてから数値が上下することはなく、超人の強さの目安になる。しかしあくまでパワーのみを表す数値であり、テクニックや精神面も含めた総合的な強さを示すものではないので注意が必要。火事場のクソ力を発動させたり、普段の倍の動作をすることなどによって一時的に増大させることも可能。強度の割りに呆気無くやられたり(ジ・オメガマン)、強度以上の圧倒的な強さを誇る超人(悪魔将軍)がいることから、「あまりアテにならない」と言われている。初期にはパワーの低い超人の方がスピードは有利、0パワーになると光速での移動が可能と言われていた。
- キン肉マンの超人強度は95万パワー、超人の神々は1億パワーである。
- 超人の中から世界一を決めるために宇宙超人委員会が開く大会。現在までに22回行われているが、作中で模様が公表されたのは、第20、21回大会(初代)、第19回イギリス国内予選、ザ・リザレクション(II世)の、4大会のみである。なぜか本戦は日本で行われる。
- 詳しくは超人オリンピックの項を参照。
- 友情パワー
- 主に正義超人における結束力のことだが、「悪魔にだって友情はあるんだ!」というサンシャインの名言は有名。夢の超人タッグ編ではアシュラマンとサンシャインにこれが奪われたため、正義超人達は敵同士としてトーナメントに参加することになる。その結果コンビネーションが乱れ、苦戦を強いられることになった。また、王位争奪編ではキン肉マンの兄、アタルが「真・友情パワー」を提唱し、弟のそれを「馴れ合い」として真っ向から否定した。
- 火事場のクソ力
- 略称、K・K・D。窮地にて発揮される潜在的な力。感覚上の力ではなく、超人強度とは別に備えている力であり、発動中は超人強度が普段より遥かに高くなる。王位争奪編でキン肉マンはこの火事場のクソ力を分離・封印されるという目に遭っている。どの超人でも持っている能力だが、キン肉王家のそれは格段に強力であり、子孫に代々受け継がれている。
- 超人レスリング
-
- ルール
- 基本的に無制限一本勝負。体重制は無し。レフェリーは初期はリング内に居たが、後期は戦闘に巻き込まれないようにリング外から裁定するようになった。決着はギブアップかKO(=死であることも少なくない)、3カウントフォール、リングアウト時の20カウント経過。タッグマッチの場合二人とも倒すか一人だけ倒せばいいかは話によってまちまち。
-
- 反則行為
- 凶器の使用、一対一の超人の勝負に第3者が乱入するなど。凶器攻撃については鉄柱攻撃やロープを使った技(超人絞殺刑やロイヤルストレッチ)はOKだが鉄柱を引き抜いて殴りつけたり、ロープを引きちぎって締め上げるなどの行為は凶器攻撃とみなされる。ただしウォーズマンのベアークロー、バッファローマンのロングホーン、プリズマンのカピラリア7光線など、生まれつき体に内蔵されている武器の使用は反則ではない。キン肉マンの頭のキン肉カッターやロビンマスクの頭頂部の突起なども覆面超人のマスクは体の一部ということで反則とはされていない。ネプチューンマンのトゲ付きチョッキなどもコスチュームの一部とみなされているようである。
- 超人墓場
- 超人閻魔が統括する、試合等で死亡した超人の魂が送られる場所。ここで真面目に働くと貰える「生命の玉」を四つ集めれば、早くて半年間で生き返ることが出来る(ただし寿命や病気で死んだ者は生き返れない)。作中にて死亡した超人が何事もなく再登場するのはここで働き生き返っているからである。ただし何もせず浮いている超人も存在する。
- キン肉族超人予言書
- 王位争奪編で登場。キン肉マンの先祖にあたる予言者が未来の運命を予言し、書き記した予言書。キン肉族やそれにかかわる超人たちについても書かれており、その運命には誰も逆らえない(ただし例外もあり、死ぬ運命だったフェニックスはキン肉マンのフェイスフラッシュで一命を取り留める)。しかも予言書のページを燃やすことは歴史の一部を消すことを意味し、特定の超人のページを燃やせばその超人はいなかったことにされる。最初の犠牲者はキン肉アタルで、決勝戦では両チームから5人の犠牲者を出すことになった。このことから、完結させるための伏線という見方もある。
- 天上界
- 悪魔将軍の出身地。超人の神々が住む。
- 超人ドル
- 超人界の共通通貨。
- キン肉円
- キン肉星の通貨。
超人が使用する必殺技
プロレス技を基本とするが、人間を超えた能力を持つ超人により放たれるため、その破壊力はすさまじいものがある。
個々の技についてはキン肉マンの技一覧を参照
派生漫画作品
- キン肉マン・オカマラスの巻(1979年、週刊少年ジャンプ)
- キン肉マン・エラギネスの巻(1979年、週刊少年ジャンプ)
- 両作品とも、連載前に掲載された作品。キン肉マンの設定が異なり、ウルトラ兄弟の腹違いの末弟とされている。
- キン肉マン・キン肉フラッシュの巻(1981年、週刊少年ジャンプ1981年9月30日増刊号、集英社)
- 闘将!!拉麺男(1982年~1989年、フレッシュジャンプ)
- 作品中に登場するラーメンマンが主人公を凌ぐ人気を持ったため、別作品としてスピンオフされる事になった。
- キン肉マンスペシャル ロビン・メモの巻(1984年、週刊少年ジャンプ特別編集編「熱闘スペシャル」)
- マッスル・リターンズ(1996年、格闘エース、角川書店)ISBN 4047131911
- 連載終了から8年後に描かれた読み切り作品。後の『キン肉マンII世』の連載に繋がる作品だが、設定が若干『II世』とは矛盾している。
- キン肉マンII世(1998年~、週刊プレイボーイ、集英社)
- キン肉マンの息子、キン肉万太郎が活躍する。テリーマンの息子のテリー・ザ・キッドや、ロビンマスクの息子ケビンマスクも登場する。
テレビアニメ
第1作 キン肉マン
スタッフ
- プロデューサー:田宮武、武井英彦、木村京太郎
- キャラクターデザイン:森利夫
- 美術デザイン:襟立智子
- 製作担当:関良宏
- 進行主任:目黒宏
- 美術進行:中村実 → 御園博
- 仕上進行:茂木明子 → 柏谷精作
- 編集:祖田登美夫
- 録音:市川修
- 効果:横山正和
- 選曲:宮下滋
- 現象:東映化学
- シリーズディレクター:山吉康夫、川田武範、今沢哲男
- 脚本:山崎晴哉、寺田憲史
- 撮影:岡芹利明、渡辺英俊、吉田光伸、沖野雅英、大野正明、鳥越一志、杉山幸夫、白井敏雄
- 美術:襟立智子、井出智子、佐貫利勝、伊藤雅人、下川忠海、伊藤英治、池田裕二、東雅之、北村慎一郎
- 作画監督:高橋英吉、森利夫、大鹿日出明、山本福雄、篠田章、敷島博英、竹内大三、塚本哲哉、高橋昇、松本周平、白士武、野村美奈、清水明、清山滋崇、松本朋之、福山英二、小曽根孝男
- 演出:山吉康夫、川田武範、今沢哲男、生瀬昭憲、吉沢孝男、矢部秋則、白士武、浅田裕二、松浦錠平、山寺昭夫
- コンテ:久茂すずめ、川田武範、森下孝三、今沢哲男、松浦錠平、生瀬昭憲
- 製作:東映アニメーション、読売広告社
- 製作協力:日本テレビ
オープニングテーマ
- 第1期:『キン肉マンGo Fight!』(1 - 65話)(歌:串田アキラ/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:川上了)
- 第2期:『炎のキン肉マン』(66 - 124話)(歌:串田アキラ/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:奥慶一)
- 第3期:『キン肉マン旋風』(125 - 137話)(歌:串田アキラ/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:京田誠一)
エンディングテーマ
- 第1期:『肉・2×9・Rock' Roll』(1 - 65話)(歌:串田アキラ/セリフ:神谷明、水鳥鉄夫/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:川上了)
- 第2期:『キン肉マンボ』(65話 - 96話、107 - 124話)(歌:神谷明、こおろぎ'73、Shines/作詞、作曲:森雪之丞/編曲:奥慶一)
- 第3期:『キン肉マン音頭』(97話 - 106話)(歌:神谷明、松島みのり、こおろぎ'73、Shines/作詞、作曲:森雪之丞/編曲:田中公平)
- 第4期:『キン肉マン倶楽部』(125 - 137話)(歌:神谷明/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:京田誠一)
挿入歌
- 『See you again,hero!』(59、69話)(歌:神谷明/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:川上了)
- 『テキサスブロンコ(テリーマンのテーマ)』(59、99話)(歌:串田アキラ/セリフ:田中秀幸/作詞:吉田健美/作曲:風戸慎介/編曲:田中公平)
- 『悲しみのべアークロー(ウォーズマンのテーマ)』(62、72、75話)(歌:Woo、こおろぎ'73/セリフ:堀秀行/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:奥慶一)
- 『土俵の英雄(リキシマンのテーマ)』(69話)(歌:串田アキラ/セリフ:広瀬正志/作詞:吉田健美/作曲:風戸慎介/編曲:田中公平)
- 『奇跡の逆転ファイター(キン肉マンのテーマ)』(71話)(歌、セリフ:神谷明/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:奥慶一)
- 『阿修羅地獄(アシュラマンのテーマ)』(74話)(歌:GAKURO/セリフ:郷里大輔/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:松井忠直)
- 『悪魔の猛牛(バッファローマンのテーマ)』(82、86話)(歌:宮内タカユキ/セリフ:佐藤正治/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:田中公平)
- 『アジアの狼(モンゴルマンのテーマ)』(109話)(歌:さいとうようじ/セリフ:蟹江栄司/作詞:森雪之丞/作曲:小林克己/編曲:松井忠直)
- 『カンフーファイター(ラーメンマンのテーマ)』(110話)(歌:こおろぎ'73/セリフ:蟹江栄司/作詞:吉田健美/作曲:風戸慎介/編曲:田中公平)
- セリフはソフトのみ。
- この他、42話において減量の為にキン肉マンがラッツ&スターの「め組の人」を歌うシーンがあった。
日本テレビ 日曜10:00枠(1983年4月-1986年3月) | ||
---|---|---|
前番組 | キン肉マン | 次番組 |
ビッグイベントゴルフ ※10:00~11:00 |
剛Q超児イッキマン |
日本テレビ 火曜19:00枠(1986年4月-9月、ただし最終回は水曜17時一時間枠) | ||
---|---|---|
前番組 | キン肉マン | 次番組 |
笑って許して!! ※水曜19:00枠に移動 |
ドテラマン |
第2作 キン肉マン・キン肉星王位争奪編
1991年10月6日から1992年9月27日まで放送。原作の「夢の超人タッグ編」のラストから始まっており、第1作でタッグ編の後に放送されたアニメオリジナルの「ザ・サイコー超人編」と「極悪超人編」はなかったことにされている(但し回想シーン等には登場している)。第1作に登場した五部刈刑事、キン骨オババが登場していなかったり、キン肉マンとミート以外の声優が一新されている。
スタッフ
- 企画:武井英彦、嶋村一夫、山口康男
- プロデューサー:前田伸一郎、木村京太郎、横山和夫
- アシスタントプロデューサー:上田和成、佐藤公宣
- 構成:山崎晴哉
- 脚本:山崎晴哉、伊東恒久
- キャラデザイン:森利夫
- 美術デザイン:襟立智子
- 音楽:吉田明彦
- シリーズディレクター:白士武、梅澤淳稔
- 製作担当:関口孝治、清水慎治
- 編集:西山茂
- 録音:市川修
- 効果:伊藤道広
- 選曲:宮下滋
- 記録:樋口裕子、小川真美子、原芳子、若林記子、伊藤好子
- 美術進行:北山礼子、鈴木昌子、勝山洋之
- 製作デスク:山路裕子
- 広報:鈴木康子 → 立鉛典子(日本テレビ)
- スタジオ:タバック
- 現像:東映化学
- 撮影:白井敏雄、森下成一、都島雅義、横山幸太郎、古田清、森口洋輔、豊永安義、島本貴史、山本修司、仲村豪晃、安原吉晃、高橋陽二
- 美術:吉田智子、宮前光春、谷口淳一、大空広、渡辺将也、内川文広、常盤庄司、伊藤岩光、襟立智子、井出智子、川崎美千代
- 作画監督:森利夫、玉川明洋、本多哲、桃島義夫、須田勝、大武正枝、梶山聡、大戸幸子、篠田章、八島善孝、滝川和男、黄嶋涼、菊池城二、羽山淳一、寺島みどり
- 演出:白士武、大町繁、梅澤淳稔、小林哲也、藤みねお、金子伸吾、西牧秀夫、伊東政夫、細田雅弘、渡辺正彦、芝田浩樹
- コンテ:吉沢孝男、遠藤克己、白士武、今沢哲男、山内重保、竹之内和久、芝田浩樹、細田雅弘
- 製作:読売広告社、東映アニメーション
- 企画制作:日本テレビ
オープニングテーマ
- 『ズダダン キン肉マン』(歌:鈴木けんじ/作詞:森雪之丞/作曲:岸正之/編曲:山本健司)
エンディングテーマ
- 『月火水木キン肉マン』(歌:ケント・デリカット、松田多香子、森の木児童合唱団/作詞、作曲:つのごうじ/編曲:山本健司)
挿入歌
- 『正々堂々~ファイティングテ-マ~』(歌:平石豊茂美/作詞:そのべかずのり/作曲:前田克樹/編曲:吉田明彦)
両作とも、東映動画(現東映アニメーション)が製作し、日本テレビ系で放映された。
日本テレビ 日曜10:30枠(1991年10月-1992年3月) | ||
---|---|---|
前番組 | キン肉マン キン肉星王位争奪編 |
次番組 |
一攫千金!!スーパーマーケット | 超電動ロボ 鉄人28号FX |
日本テレビ 日曜11:00枠(1992年4月-9月) | ||
---|---|---|
前番組 | キン肉マン キン肉星王位争奪編 |
次番組 |
徳光の「地球時代です」! | 皇室グラフィティ |
テレビスペシャル
-
- 『キン肉マン 決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士』
- ラッカ星防衛編をアニメ化したもの。メンバーをアイドル超人に入れ替え放送。
劇場アニメ
以下7本が、東映まんがまつりの1作として上映された。
- 『キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト』(1984年 劇場公開時は副題無し)
- 『キン肉マン 大暴れ!正義超人』(1984年)
- 『キン肉マン 正義超人vs古代超人』(1985年)
- 『キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』(1985年)
- 『キン肉マン 晴れ姿!正義超人』(1985年)
- 『キン肉マン ニューヨーク危機一髪!』(1986年)
- 『キン肉マン 正義超人vs戦士超人』(1987年)
原作漫画とテレビアニメの相違点
- 超人の色が原作と違う。例えばロビンマスクは原作だと銀の鎧に普通の肌だが、アニメでは青い鎧と肌(アンダーシャツ)をしており、逆にアシュラマンは原作では青い肌だが、アニメでは人間に近い肌色である。これはテレビでの見栄えを良くする為の配慮であり、これに反対する者もいれば、「原作よりもかっこいい」との意見もある。ちなみにアーケードゲーム『キン肉マン マッスルグランプリ』では、何人かの超人はアニメ版と原作版の2種類のカラーリングを1P、2P用カラーに割り当てている。
- 超人の容姿が違う。7人の悪魔超人の一人ステカセキングがアニメ版ではより凶悪な超人らしい姿に変更されている。これにより必殺技地獄のシンフォニーの体勢も、足の裏を相手の両耳につける方法から、両膝を使う方法に変更された。
- 原作ではアナウンサーは中盤あたりから実況セリフのみ出ていたが、アニメではずっと顔を出し続けていた。さらにアニメでは、解説者もタザハマから中野さんに差し替えられており、その中野さんとコントを演じたほどである。
- アニメ版では残虐シーン(流血、体の一部分が切れる等)を避けている。ラーメンマンによるブロッケンマン殺害が、二つに裂けるものからラーメンにして食べてしまうものに変わったことに対し、こちらの方が残虐だという声もある。
- 夢の超人タッグ編は、アニメが原作に追いついてきたことによる一時中断によりパート1とパート2に分かれる。パート2では選手と観客がトーナメントマウンテンから北海道に出現したピラミッドリングにワープ。トロフィーが存在する星に向かって北海道が宇宙へ飛び出すという展開。
- 超人タッグ編の後にアニメオリジナルの「ザ・サイコー超人編」と「地獄の極悪超人編」が存在(作者が腰痛を患った為の時間稼ぎが真相である)。
- 原作では7人の悪魔超人編で、モンゴルマンの正体を明らかに匂わす描写があったが(マスクを脱ぐ等)、アニメ版ではそれらの描写はなくなっている。
- アニメ版ではキン肉マンの恋人は二階堂マリで、原作のヒロイン役のビビンバが登場しない(劇場版、キン肉星王位争奪編には登場)。
- 原作にあるアメリカ遠征時のキン肉マンとテリーマンのタッグコンビ、ザ・マシンガンズのエピソードが、アニメ版ではキン肉マンが1人で超人同盟の超人達と対戦していくエピソードに変わっている(作者が失敗作なので放送しないで欲しいと懇願したようだ)。そのためチャンピオンベルトの剥奪の理由も「怪獣を倒しに行った為に制限時間内に戻って来れなかった」から「ロビンの死(早合点)に激怒して超人同盟の要人等に対して場外乱闘を起こした為」に変更されている。
- アニメ版では、悪魔騎士が現れる場所が後楽園球場ではなくキン肉マンが国民栄誉章を授与し建てたキン肉コロシアムという建物になっている。この他にプラネットマンの宇宙地獄が豊島園ではなく、よみうりランドに変更されている。
- 名前の違い
- アブドーラ→アブドドーラ、ビューティー・ローデス→ビューティー・ロローデス、ウルフマン→リキシマンなど。これは実在の人物(プロレスラー等)の名前をもじったものが多いためだと言われている。
- キンターマン→クンターマン(タンキーマンとも)、ベンキマン→ベンキーマン と、子供に対しての衛生観念から、名前が変更されている超人もいる。
- また、肉のカーテン→キン肉ガード、ベアークロー返し→スクランブル・ソフト返し、アパッチの雄叫び→野生の雄叫び(王位編のみ)など、技の名称も一部異なっている。他に、キン肉ビームは原作では足を交差して発射されていたが、アニメでは額の辺りから発射されている等の変更点がある。
ゲーム
- キン肉マン コロシアムデスマッチ(MSX、1985年、バンダイ)
- 1対1で戦うアクションゲーム。
- キン肉マン マッスルタッグマッチ(ファミリーコンピュータ、1985年11月8日発売、バンダイ)
- 2対2のタッグマッチで戦うアクションゲーム。
- キン肉マン キン肉星王位争奪戦(ファミリーコンピュータ・ディスクシステム、1987年5月1日発売、バンダイ)
- 面クリア方式の横スクロールアクションゲーム。キャラクターを切り替えて進むことが出来る。
- キン肉マン DIRTY CHALLENGER(スーパーファミコン、1992年8月21日発売、ユタカ)
- 1対1で戦う対戦格闘ゲーム。
- キン肉マン ザ☆ドリームマッチ(ゲームボーイ、1992年9月12日発売、ユタカ)
- 1対1で戦う対戦格闘ゲーム。
- キン肉マン☆超人コロシアム(iモード、2001年、集英社)
- iモードで利用できるゲームサイト。自分の分身の超人を育てるのが目的。
- キン肉マン ジェネレーションズ(プレイステーション2、2004年4月22日発売、バンダイ)
- ゲームキューブ用ソフト『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』にキャラクターを追加した移植版(ゲームキューブ版でもキン肉マン世代の超人は伝説超人として登場している)。シングルマッチ、タッグマッチが可能な対戦格闘ゲーム。総勢48人ものキャラクターが登場する。
- キン肉マン マッスルジェネレーションズ(プレイステーションポータブル、2006年2月23日発売、バンダイ)
- キン肉マン ジェネレーションズをベースに、いくつかの新要素と新キャラクター(スクリューキッド、ケンダマン、キン肉マンソルジャー)を追加した移植作。キン肉スグルの声優として神谷明を再起用。
- キン肉マン マッスルグランプリ(2006年春アーケード稼動開始)
- これまで焦点の当てられなかったキャラを出してゆく。マイナーアップでなく5年ぶりの据え置き機での完全新作で映像に磨きが掛かっている。そのためキャラ数中心の前作より登場キャラは少ない。PS2版ではストーリーモードを搭載。PS2で新しく発表されたキャラもアーケード版に今のところ追加されている。
- キン肉マン マッスルグランプリMAX(プレイステーション2、2006年7月27日発売予定、バンダイ)
このほか、ワンダースワンでも何作か発売されている。
- ※タイトルに「キン肉マンII世」が入っているものは「II世」のゲームとみなし、ここでは紹介しない。キン肉マンII世のゲームを参照。
関連書籍
- キン肉マン 闘将!!拉麺男 超人大名鑑(1985年、集英社)ISBN 4088581253
- キン肉マン 超人大全(1998年、集英社)ISBN 4834216772
- キン肉マン 77の謎(1998年、集英社)ISBN 4834216780
- キン肉マン 特盛(1999年、集英社)ISBN 4834216799
- キン肉マン 超人大全集(2004年、集英社)ISBN 4797610034
その他
- キン肉マン消しゴム
- 通称「キン消し」。キン肉マンに登場するキャラクターを模った消しゴムで、1980年中期に子供たちの間で爆発的な人気を博した。消しゴムと言われているが、スーパーカー消しゴム同様、実際には消しゴムとしては使用できない(消しゴムと呼ばれているがそうは表記されておらず、製品の材質から「塩ビ人形」または「超人人形」という呼称が用いられていた)。元々はガシャポンで発売されたものだったが、お菓子のオマケで付けられたものや、大きさなども様々なバリエーションがある。現在でもコレクターがおり、ヤフーオークションなどで出回っている。「キン消しのララバイ」というテーマソングも作られている。
- 吉野家
- キン肉マンの大好物として牛丼が描かれ、作中で主に「吉野屋」の名で頻繁に出てくる(「家」→「屋」の変更が意図的なものかは不明)。そのため当時会社更生法を受け、苦しい経営状態であった吉野家の復活に貢献したという。その後吉野家は、感謝の意として作者に「名前入り特製どんぶり」を贈った(このどんぶりを持っていけば牛丼を無料で食べられるという噂が伝わっているが、誤り)。地元に吉野家が無かった地方出身者の中には架空の店だと思っている人も多く、吉野家が実在する事を知って感動したという話も多い。しかし作者によれば、作中の牛丼はなか卯のものがモデルになっているとの事。また、作中には養老乃瀧の牛丼も出てくるが、ブームの頃一時的に販売していた事があっただけで、現在は販売していない。
- プロレスブーム
- 当時はゴールデンタイムでプロレスの生放送が行われており、人気を博していた。そのためプロレスを題材としたこの作品も世間に受け入れられやすかったと思われる。当時のキン肉マン人気を受け新日本プロレスが、同じく漫画作品であった『タイガーマスク』から誕生し、大ブームとなった同名のプロレスラーに倣って、キン肉マンも実際のプロレスラーとして登場させる予定があった。しかしその案は中止となり、代わりにスーパー・ストロング・マシーンというレスラーが誕生する事になった。その他にも、元プロレスラーで現参議院議員の大仁田厚がFMW在籍時に、キン肉マンのマスクを被って漫画の世界観を再現したプロレスを行う予定であったが、これも都合により中止になった。
関連項目
外部リンク
- キン肉マン Official Site
- キン肉マン(東映アニメーション公式サイト)
- DVD キン肉マン特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- キン肉マン マッスルクイズアリーナ(キン肉マンクイズ)
- キン肉マン (Not Official Fan Page)(ゆでたまご本人から「勝手にやってください」と言われた非公認承諾ページ)
- キン肉マンジェネレーションズ
- キン肉マン マッスルプロジェクト
- キン肉マン マッスルジェネレーションズ
- キン肉マン マッスルグランプリ
- キン肉マン マッスルグランプリMAX
- キン肉マン マッスルグランプリMAX(最新版)
- キン消し(キン肉マン消しゴム)
- キン消し/M.U.S.C.L.E.