キャリアウーマン
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キャリアウーマン(女性長期賃金労働者)とは、専門的な職務遂行能力を生かして長期に仕事に就く(キャリア)女性であり、企業における管理職志向が強いと考えられている。また、政治家・医師・弁護士・ファッションデザイナーなどの専門分野で社会的に活躍する女性を呼ぶこともある。1980年代頃からよく使われるようになった言葉。
[編集] キャリアウーマン(女性長期賃金労働者)という考え方
日本の企業は従来より、女性従業員に対しコピーやお茶汲みなどの責任の薄い雑務を任せるなど、女性の仕事は寿退社までの花嫁修業と考える風潮があったが、1980年代に男女雇用機会均等法が制定され、女性に対する労働上の差別をなくすための法改正が行われた。それ以降、さらなるキャリアアップを望み、非常に有能な成績を持つ女性が多く職場社会で長期に雇用されている。現在では女性社員を総合職と一般職に分けること自体が差別と考えられており、区別を設定する企業が減少しつつある。
かつては企業などで男性より優秀な実績を上げている女性が女性という理由だけで昇進できないという時代もあったが、しかし現代では各々の実績に応じて性別に関わらず管理職にも積極的に起用しようという流れがある。