オーチス・エレベータ・カンパニー
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オーチス・エレベータ・カンパニー (Otis Elevator Company) は、アメリカのエレベータ製造会社。世界最大のエレベータ会社で、ユナイテッド・テクノロジーズの1部門(完全子会社)。
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[編集] 概略
エレベータの落下防止装置を発明したエリシャ・オーチスが、1853年、ニューヨーク州ヨンカーズに設立した。現在の本社はコネチカット州ファーミントン。
従業員はアメリカ国内6万人、国外5万1000人。収益96億 USドル(うち80 %は国外)。世界中にオーチス製の180万基のエレベータと11万5000基のエスカレータが稼働中。150万基のエレベータとエスカレータを保守点検する。これらはエレベータ・エスカレータ会社として世界最大である。
オーチスのエレベーターは、エッフェル塔 (1887)、自由の女神 (1900)、エンパイア・ステート・ビル (1931)、国連本部事務局ビル (1948)、世界貿易センターのツインタワー (1967)、霞が関ビル (1968) にも設置された。
「エスカレータ」は、かつてオーチス・エレベータ・カンパニーの登録商標で商品名だった。現在は商標権を放棄している。
[編集] 歴史
- 1852年 - エリシャ・オーチスがエレベータの落下防止装置を発明。
- 1853年 - エレベータ工場を設立。エレベータの販売を開始。
- 1854年 - ニューヨーク万国博覧会で落下防止装置のデモンストレーションをおこない成功。
- 1857年 - 初の乗用エレベータをニューヨークの小売店に設置。
- 1857年 - 蒸気エレベータを販売。
- 1862年 - 保守点検業を開始。
- 1862年 - 初めて国外(カナダ・ニューファンドランド)にエレベータを販売。
- 1867年 - オーチス・ブラザーズ・カンパニー (Otis Brothers & Co.) 設立。
- 1890年 - エスカレータを発表。
- 1903年 - ギアレス駆動の電気エレベータを発表。家庭用エレベータ発売。
- 1924年 - 初の押しボタンによる自動制御エレベータを発表。
- 1931年 - 初のダブルデッキ・エレベータを発表。
- 1950年 - 最初のオペレータがいらない自動エレベータを設置。
- 1973年 - ユナイテッド・テクノロジーズに買収される。
- 1979年 - 最初の完全なマイクロプロセッサ制御エレベータを発表。
- 1989年 - 最初のリニアモーター駆動エレベータを発表。
[編集] 現在の工場所在地
全てではない。
[編集] 関連項目
- ユナイテッド・テクノロジーズ(親会社)
- エリシャ・オーチス(創始者)
- 日本オーチス・エレベータ(日本法人)
[編集] 外部リンク
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