オリヴィア・デ・ハヴィランド
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オリヴィア・デ・ハヴィランド(Olivia De Havilland, 1916年7月1日 - )は日本生まれのアメリカ合衆国の元女優。現在はフランス在住。
[編集] 来歴・人物
父親が教授をしていた東京で生まれたが、2歳の時にカリフォルニアに戻る。舞台で「真夏の夜の夢」に出演、同じキャストで映画化されることになりワーナー・ブラザーズと契約して本格的に映画デビュー。
1939年の「風と共に去りぬ」でアカデミー賞にノミネートされる。しかし、スタジオの待遇の悪さと、タイプキャスト(エロール・フリンの相手役が多かった)にうんざりしてワーナーに対して訴訟を起こし勝訴した。その後演技派女優としての地位を築き、1946年の「遥かなる我が子」と1949年の「女相続人」でアカデミー主演女優賞を受賞している。同じくアカデミー女優である妹のジョーン・フォンテインとの確執は有名。ハリウッド時代結婚・離婚を経験後、フランスの映画関係者との再婚を機に引退、パリに移住。
久しく表舞台から遠ざかっていたが、近年アメリカのアフガニスタン侵攻・イラク戦争を非難、これらに反対したフランス政府・人民の対応を支持している旨発言し話題となった。
[編集] 主な出演作品
- 真夏の夜の夢 (1935)
- 海賊ブラッド (1935)
- ロビンフッドの冒険 (1938)
- 風と共に去りぬ (1939)
- 壮烈第七騎兵隊 (1941)
- いちごブロンド (1941)
- 遥かなる我が子 (1946)
- 蛇の穴 (1948)
- 女相続人 (1949)
- ふるえて眠れ (1965)
- スウォーム (1978)
[編集] 外部リンク
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