オイスターソース
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オイスターソース(英語 oyster sauce、中国語 蠔油 ハオヨウ háoyóu)は、中国の調味料のひとつ。日本語では牡蠣油(かきあぶら)ともいう。
カキを塩ゆでした際にでる煮汁を加熱濃縮し、小麦粉、デンプンで濃度を調整し、砂糖、うまみ調味料などを加えて調味し、アミノカラメルで色を調整したもの。メーカーによって、風味や粘度にかなりの違いがある。
独特の風味とアミノ酸、核酸のうま味、コクを持ち、広東料理をはじめとする中華料理に広く用いられる。炒め物、煮込み料理などによく用いられる。
なお、精進料理が普及している台湾では、主にシイタケを用いて製造した、精進オイスターソースというものがあるが、これにはカキは用いられていない。
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[編集] 歴史
中国広東省などには、カキを塩ゆでしてから日干しした、「蠔豉 ハオチー háochǐ」という調味料がある。
1888年に、中国広東省珠海南水郷の李錦裳は、「蠔豉」を作る際の煮汁にうま味が多く含まれていることに着目して、これを濃縮し、砂糖などで味を調整して、濃厚な液体調味料を作る方法を発明したとされる。
1902年に、南水の工場が村の火事で延焼したのを機に、李錦裳がマカオに渡り、製造販売店を設立、現在の李錦記の元となり、マカオでの普及が始まった。
1932年には香港に李錦記が支店を設立し、香港での本格普及につながった。
現在では、李錦記以外のメーカーもあり、李錦記もタイラギの貝柱を加えた製品など、いくつかのグレードの商品を揃え、中国広東省新会市の主力工場のほか、マレーシアなどにも工場をもち、世界各国で販売されている。
[編集] 簡単な料理の例
[編集] ゆで野菜のオイスターソースがけ
おそらく、もっとも簡単な料理は、レタスなどの葉野菜をゆでて、オイスターソースで味付けするものである。
[編集] 広東風焼きそば
ソース焼きそばの要領で、ソースをオイスターソースに変えると、広東風になる。