インターフルク
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インターフルク(Interflug)は、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の国営航空部門。1958年9月創立。1991年、東西ドイツ統一に伴い営業を終了した。
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[編集] 概要
当初、東ドイツは国営航空部門をLufthansa(ルフトハンザ)と名乗る予定であったが、すでに同名の航空会社が存在していた西ドイツに反対された。インターフルクは、当時、東ベルリンにあったシェーネフェルト空港を拠点に、イリューシンIl-62やツポレフTu-134といったソ連製の航空機を使って営業していたが、1989年にはエアバスA310型を3機導入した。
[編集] 就航地
インターフルクはおもに東欧ソ連圏を就航したが、他にも、キューバや中華人民共和国、アフリカの社会主義政権の国家にも就航していた。1980年代の終わりには東南アジアにも就航した。
[編集] 終焉
ドイツ統一後まもなく、インターフルクはその存在意義を失い、営業を終了し解散した。インターフルクの就航路線や乗務員などは西ドイツ側のルフトハンザドイツ航空に引き継がれ、航空機はロシアのアエロフロートやドイツ空軍に譲渡された。