りぼん
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「りぼん」は、集英社発行の月刊少女漫画雑誌。1955年8月創刊。英字表記は「RIBON」。(「RIBBON」ではない。)2005年8月に創刊50周年を迎えた。
目次 |
[編集] 概要
- 「なかよし」(講談社発行)、「ちゃお」(小学館発行)と並ぶ、三大小中学生向け少女漫画雑誌の一つである。この3誌は競合関係にあるが、実際には「ちゃお」よりは「ChuChu」(こちらも小学館発行)の方が対象年齢が近い。
- 「なかよし」と同様、主に小学校中学年~中学3年生の女子をターゲットとする。「ちゃお」と比べると、読者の平均年齢はやや高い。
- 1955年8月、『少女ブック』の妹雑誌および幼女向け総合月刊誌として創刊された。掲載内容は、グラビア・おしゃれや習い事についての読み物・少女漫画など。初代編集長は長野規。定価は100円。
- 1980年代後半から1990年代半ばにかけて少女漫画誌では至上最高の部数となる250万部を発行し、自他共に認めるNO.1少女漫画雑誌だったが、1994年をピークに部数は減少し続け、2002年夏頃には発行部数で「ちゃお」に抜かれてしまい少女漫画誌トップを譲ることとなった。これをきっかけに、外部から作家を招いたり(原田妙子)、連載作家陣の大幅な若返りを図ったり、さまざまなタイアップ漫画を連載したり、「ちゃお」に対抗すべく豪華な付録を付けたりして、部数回復への活路を見出そうとしているが、決して上手くいっているとは言い難く、2006年にはついに約40万部にまで落ち込んでしまった。これは最盛期に比較して約6分の1の発行部数である。
- コミックスは「りぼんマスコットコミックス」のレーベル名で毎月15日頃に発売されている。
- 創刊50周年の際、ベネトン・ジャパンと提携して、「ちびまる子ちゃん」や「アニマル横町」などのキャラクターTシャツを作った事がある。ちなみに、WFPとも提携しており、売り上げの一部はWFPに寄付された。
[編集] 掲載された作品の例
お知らせ:この節に例示する作品について、ノートでの合意を経てローカルルールが設定されています。 |
[編集] あ行
- 愛してるぜベイベ★★ (槙ようこ)
- 愛はどうだ!(谷川史子)
- 青空ポップ(小桜池なつみ)
- 赤ずきんチャチャ (彩花みん)
- あくまでラブコメ (楠桂)
- アゲハ100% (武内こずえ)
- アニマル横町 (前川涼)
- アラベスク(第1部)(山岸凉子)
- いちごオムレツ♥ (半澤香織)
- 偽りのライオン (朝比奈ゆうや)
- ウルトラマニアック (吉住渉)
- エース! (佐々木潤子)
- お父さんは心配症 (岡田あーみん)
[編集] か行
- 神風怪盗ジャンヌ (種村有菜)
- キノコ♥キノコ (みを・まこと)
- 君は青空の下にいる (森本里菜)
- GALS! (藤井みほな)
- キャンディ・マジック (原田妙子)
- 銀曜日のおとぎばなし (萩岩睦美)
- グッドモーニング・コール (高須賀由枝)
- くまちゃん (片桐澪)
- ケロケロちゃいむ (藤田まぐろ)
- ご近所物語 (矢沢あい)
- こどものおもちゃ (小花美穂)
[編集] さ行
- サボテンの秘密 (春田なな)
- さよならなんていえない (小椋冬美)
- 13日は金曜日? (榎本ちづる)
- 聖♥ドラゴンガール (松本夏実)
- 先生あのね (田村逍遙)
- 空くんの手紙 (小田空)
- 空のまんなか (香村陽子)
[編集] た行
- ダンシングベイビーかりん(藤原ゆか)
- ちびまる子ちゃん (さくらももこ)
- チョコミミ (園田小波)
- ちょりの毎日★ (萩わら子)
- 月の夜 星の朝 (本田恵子)
- てこてこはこべ (沢田とろ)
- 出ましたっ!パワパフガールズZ (込由野しほ)
- ときめきトゥナイト (池野恋)
[編集] な行
- ナースエンジェルりりかSOS (秋元康、池野恋)
- ナオミあ・ら・かると (弓月光)
- 永田町ストロベリィ (酒井まゆ)
- なぞなぞキューちゃん (及川えみり)
- なでしこハニー(松乃美佳)
- ねこ・ねこ・幻想曲 (高田エミ)
[編集] は行
- HIGH SCORE (津山ちなみ)
- ばなな姫お成り! (赤座ひではる)
- 花ぶらんこゆれて… (太刀掛秀子)
- ハニーハニーのすてきな冒険(水野英子)
- PARA★ダイス (ミキマキ)
- ハロー!マリアン (佐伯かよの)
- ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)
- 姫ちゃんのリボン (水沢めぐみ)
- 5‐ファイブ!‐ (芳原のぞみ)
- プラスティック・ドール (高橋由佳利)
- 満月をさがして (種村有菜)
- ベイビィ★LOVE (椎名あゆみ)
- へそで茶を沸かす (茶畑るり)
- ベリィ×ベリィ(長谷川潤)
- 保育園へ行こう! (樫の木ちゃん)
- 星の瞳のシルエット (柊あおい)
- ほほえんで散歩道 (佐藤真樹)
- ポポロクロイス ピノンの大冒険 (井上多美子)
[編集] ま行
- MAXラブリー! (倉橋えりか)
- 魔法使いサリー(横山光輝)
- マホーランドのマジョリカ (みよし・らら)
- ママレード・ボーイ (吉住渉)
- まゆみ! (田辺真由美)
- 美季とアップルパイ (山本優子)
- 耳をすませば (柊あおい)
- めだかの学校 (森ゆきえ)
- ももぶた (福米ともみ)
[編集] や行
- Ya-Ya-yahがやってくる! (北沢薫)
- やっぱ愛でしょう! (あゆかわ華)
- 有閑倶楽部 (一条ゆかり)
[編集] ら行
- ラブわん! (亜月亮)
[編集] わ行
- わたしはしじみ! (土田よしこ)
[編集] 派生誌
約半世紀の歴史があるだけに、様々な派生誌が誕生している。
- りぼん増刊
- 不定期刊。1984年休刊。
- 別冊りぼん
- りぼんコミックス
- りぼんコミック
- りぼんデラックス
- りぼんオリジナル
- 1981年創刊、2006年6月号をもって事実上の廃刊。奇数月18日頃発売されていた。2005年12月号から表記をRIBONオリジナルに変更していた。詳しくは該当項目を参照。
- りぼん○○大増刊号
- 1990年創刊。年3~4回刊行。もともとは○○の中に「びっくり」という文字が入ったが、2005年12月発売号と2006年3月発売号に関しては「チャレンジ!」という文字が入っていた。さらに、2006年8月発売号では「超びっくり」という文字が入っている。若手作家の読み切りが中心だが、本誌作家の読み切りが巻頭を飾ることもある。また「チャレンジ!」では、1位になった作家が本誌連載を獲得できるという、若手作家の人気投票(2005年12月発売号ではストーリー作家、2006年3月発売号ではショート&ギャグ作家)が行われた。
- りぼんおたのしみ増刊号
- 1994年創刊。お盆前後と年末に発売されていた。本誌連載の番外編が中心であったが、「りぼんびっくり大増刊号」に吸収される形で姿を消した。
- りぼんティーンズ増刊号
- りぼんピカピカ増刊 あみーご!
その他、『満月をさがして』と『アニマル横町』に関しては、その作品のみを特集した増刊号が発行されたことがある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 『りぼん』『なかよし』が生まれた時代
- りぼんの部屋(りぼんデータベース)
- もえるごみ;