ぼくの地球を守って
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『ぼくの地球を守って』(ぼくのちきゅうをまもって、通称:ぼく地球(ぼくたま)、英語名 Please Save My Earth)は、日渡早紀作の漫画作品で、1987年から1994年にかけて「花とゆめ」で連載された。
花とゆめコミックスに全21巻、白泉社文庫に全12巻で単行本化され、2004年5月からジェッツコミックスで愛蔵版が発刊されている。また現在別冊花とゆめで続編『ボクを包む月の光』が連載されている。
目次 |
[編集] 概要
日渡の作品群では、「記憶鮮明」シリーズ東京編として位置づけられている。同シリーズと背景世界を共有しているが、ストーリーの直接のつながりは無い。
輪廻する主人公たちの、前世の記憶をめぐる複雑な人間関係や時を越えた恋愛を描いた近未来SF漫画であったが、連載が予想以上に長期化し(当初は半年・12回で完結予定であったという)、1991年という時代設定を現実が追い越してしまう珍事が起きた。
特筆すべき出来事として、作品に心酔した読者が、登場人物が前世の仲間を捜し出すのに使うオカルト雑誌「BOO」のパロディ元と思われる学研発行の雑誌「ムー」誌上などに類似の投稿を行い、自分の前世を探し求めるなど「前世ブーム」が起こったことが挙げられ、一部の雑誌は廃刊にまで追い込まれた。一連の社会現象は当時の新興宗教ブームとも連動するもので、一概にこの作品の特異性のみによるものではないといえるが、騒動の過熱を心配した作者が、この作品はフィクションであるという宣言を紙上で行なうに至った。「ムー」誌面での読者の呼びかけは1987年前後の読者交流コーナーに、日渡による宣言はコミックス8巻(初版1989年12月)に見ることができるが、白泉社文庫版・ジェッツコミックス愛蔵版では編集上、「わずか1/4のたわごと」(雑誌掲載時は1話につき1~2ページ、端に縦4分の1相当の広告スペースが入るが、コミックス収録の際に作者のコメント欄に差し替えられている)がイラストに差し替えられており、今では確認することが出来ない。
1993年から1995年にかけてProduction I.Gの手によって製作されたOVAが発売された。
2006年7月現在 別冊花とゆめで続編「ボクを包む月の光ーぼく地球次世代編」連載中、コミックス1~3巻が既刊。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
坂口亜梨子(ありす)は同級生の小椋迅八(じんぱち)と錦織一成から、2人が同じ夢を共有しているという話を聞く。夢の中では彼らは異星人であり、それぞれ玉蘭(ギョクラン)、槐(エンジュ)という名前で、ほかに5人の仲間とともに、「Z-KK101」と呼ばれている月の基地で(紫苑によれば「KK」とは辺境の意)地球を見守って暮らしているという。
その後亜梨子は、マンションの隣の部屋に住む少年、小林輪を誤ってベランダから転落させてしまう。輪は奇跡的に軽傷で済んだが、それをきっかけに紫苑(シオン)として「覚醒」する。そして輪は密かに怪しい活動を開始する。
しばらくして亜梨子は、迅八らから聞いたものに似た夢を見る。その中では亜梨子は木蓮(モクレン)と呼ばれ、紫苑と会話していた。迅八にその話をし、2人の似顔絵を描いて見せたところ、間違いなく同じ夢だという結論に。もしかすると他の仲間、繻子蘭(シュスラン)、柊(ヒイラギ)、秋海棠(シュウカイドウ)、紫苑もいるのではないか、と、雑誌の読者連絡欄で呼びかけてみることに。程なく柊と繻子蘭の夢を見る者から連絡が入る。
前世の夢「ムーン・ドリーム」を共有する彼らは会合を開き、前世の世界の年表を作り始める。素知らぬ顔で亜梨子に同行した輪は、前世は秋海棠であると偽ってその会合に参加。他のメンバーから、現存するはずの月基地を遠隔操作するためのキィ・ワードを聞き出そうとする。輪の目的は何か。亜梨子は輪の暴走をとめることができるのか――
[編集] 登場人物
[編集] 現世
- 坂口亜梨子(さかぐち ありす) (CV:白鳥由里)
- 木蓮の記憶を持つ女子高生。北海道から転校して来て、人の多い東京にまだ馴染めずにいる。動物や植物の感情が理解でき、彼女の歌は木蓮と同様に植物を異常成長させる。後に合唱部に入り、合唱部近くの樹は大きく成長してしまった。木蓮の夢を見たことは一度しかなく、自分が木蓮であることに自信を持てない。彼女いわく、木蓮は「地球の大気になった」のだという。男子からの人気が高いが、あまり自覚は無い。
- 後に額に木蓮と同じ「キチェ」が現れる。
- 小林輪(こばやし りん) (CV:冬馬由美)
- 紫苑の記憶を持つ小学生。輪の名前は母親が「輪廻」からつけたという。マンガ好きでイタズラ好きな少年だったが、覚醒後は、他のメンバーの前では秋海棠として振舞いつつ「S君」と名乗って暗躍する。月基地のコンピュータを制御する為のキィ・ワードを集め、東京タワーを送信施設に改造して月基地を遠隔操作しようとする彼の目的は…。
- 覚醒後、紫苑の持っていた超能力「サーチェス・パワー」を身に着け、テレポートや念動力を使う事ができる。容姿の特徴は秋海堂と入れ替わっている。
- 笠間春彦(かさま はるひこ) (CV:山口勝平)
- 秋海棠の記憶を持つ少年。やや病弱で入退院を繰り返している。前世で犯した過ちのために輪に脅され、紫苑として亜梨子と会うことに。浅黒い肌で、ムーン・ドリームに登場する紫苑に瓜二つの容貌に入れ替わっている。母はインド系ハーフなので、春彦はクォーターである。父は東京タワーの計画に関わっている。
- 輪同様サーチェスを使えるが、能力は輪の方が上。
- 小椋迅八(おぐら じんぱち) (CV:森川智之)
- 玉蘭の記憶を持つ高校生。単純明快・直情型でケンカっぱやい。亜梨子に恋心を抱く(彼女が木蓮と知ってからは特に)。一成とは元々知り合いだったが、ムーン・ドリームを見る事が判明してからは夢の内容を話し合う事が多く、その現場を亜梨子に見られ(そして特殊な関係と誤解され)た事が物語の発端となる。なお、必ずしも同時に同じ夢を見るというわけではないらしい。性格の良い部分も悪い部分も玉蘭と同じ。
- 玉蘭として覚醒した後もサーチェスはほとんど使えず、テレポートできたのは2回のみ。
- 錦織一成(にしきおり いっせい) (CV:置鮎龍太郎)
- 槐の記憶を持つ高校生。中性的な容貌。前世で玉蘭を愛していた槐の記憶のため、現世でも親友の迅八に恋愛感情を抱いている。槐が男性に転生することを望んだのは、同性ならば恋人にはなれなくとも友人としてずっと一緒にいられる、との想いから。実はオカルト誌「BOO」の愛読者(?)。同誌を利用して仲間を探そうと言い出したのも彼である。実の兄に対し「やおい」系の妄想を逞しくするやや特殊な嗜好の妹・今日子がいる。一時期髪を伸ばしていたがすぐに元に戻した。槐からテレパスの能力を受け継いでいる。
- 作者によれば、姓は錦織一清から取ったが、名は三宅一生からで、「一清」の音読と同じなのは偶然の一致だという(錦織の下の名前を知らなかったらしい。花とゆめコミックス版のコラムより)。
- 国生桜(こくしょう さくら) (CV:松井菜桜子)
- 繻子蘭の記憶を持つ女子高生。気が強い。繻子蘭は清楚で美しい槐に憧れており、その想いから桜は槐の髪型を真似ている(一成の髪型は繻子蘭に近い)。思い悩む一成の相談に度々のっていた。錦織一成に淡い恋慕の情を抱く。
- 土橋大介(どばし だいすけ) (CV:飛田展男)
- 柊の記憶を持つ高校生。桜とは以前からの知り合い。一同が集まるようになってからは(一応)リーダー的存在に。恋愛沙汰には全然絡まない。
- 田村一登(たむら かずと) (CV:小杉十郎太)
- 京都出身のヤクザ。松平タカシの世話役。笠間春彦の知り合い。弟を亡くしており、その呵責から、タカシや春彦を身体を張ってでも守ろうとする。実は料理が得意であり、タカシや春彦、彼を敬慕する舎弟達にも田村の料理は大好評である。
- 薬師丸未来路(やくしまる みくろ) (CV:関俊彦)
- 超能力者。その能力はかなり高く、京都から一瞬で東京までテレポートできる程(春彦は同じ距離を移動するのに数回「跳ぶ」必要があった)。田村には昔いじめられていた。兄・北斗とは実は血縁は無く、北斗の母が代理母として出産したが、超能力の為に実の両親に疎まれて薬師丸家に引き取られた。後に渡米してEPIA(「記憶鮮明」に登場する超能力者の組織)に入る。彼の超能力と輪や春彦たちの「サーチェス」は性質が異なるらしく(彼は「マイナスの力」と表現していた)、ぶつかり合うと反発しあって、力を放った本人に跳ね返る事もある(その為、未来路と最初に対決した際、輪は自分の力で重傷を負った。力そのものは輪の方がかなり上であった)。
- 死者の想念を聞き取る能力もあるらしく、田村の弟(今も田村の傍にいるらしい)の言葉を彼に伝えたりもした。ただしこれは「サイコメトリ」(物品などから関わった人の感情や記憶を読み取る能力)を利用したハッタリとも考えられる。
- 坂口はじめ(さかぐち はじめ)(CV:佐々木望)
- 坂口亜梨子の弟。不器用だがやや強い姉思い。両親も信じていない亜梨子の能力を本物だと思っている。輪を警戒しており、母や姉の前で注意を呼びかけるが適当に窘められる事が多い。
- 亜梨子の母
- 亜梨子やはじめの母。太り気味。坂口家の食事場面や輪の母からの伝言によく出てくる。
- 輪の母
- まだ若い輪の母。一人息子の輪をとても大切に思っている。2度も怪我をして入院をした息子を深く心配すると供に、妙な違和感を抱いていた。田村や未来路の来訪もあって、少しずつ不安を膨らませて行って精神的な疲労をみせるようになっていく。そして、未来路とのやりとりで激昂した輪が発動させた念動力を目撃し、彼女も輪が別人に替わっているのではないのか、と言う気持ちを爆発させてしまった。
- 岡村綾子(おかむら あやこ) (CV:小林優子)
- 田村一登の恋人。やや蓮っ葉だが母性的な女性。春彦を弟の様に可愛がっている。ピアノ教室の先生で、少し木蓮に似ている。
- 鈴木真理子(すずき まりこ) (CV:岩坪理江)
- 亜梨子の同級生で友人。活発な性格。
- 松平タカシ(まつだいら たかし) (CV:千葉一伸)
- ヤクザの父を持つ典型的なドラ息子。父親が東京タワーの改装計画を請け負っていた為、「S君」に脅迫される。田村に依存しているような部分があり、彼と仲の良い春彦に嫉妬している。暴走族の頭だが、父に与えられたようなものらしい。脅迫を恐れて京都に転校する。
- 薬師丸北斗(やくしまる ほくと) (CV:堀川りょう(当時は堀川亮))
- 薬師丸未来路の兄。田村一登の幼馴染。京都在住。あまり物事にこだわらない性格。未来路を田村につけたが、事態が大きくなった為に身を案じて手を引く様にいうが未来路は積極的に関わりだしていく。
- 松平羅王蔵(まつだいら らおぞう) (CV:藤本譲)
[編集] 前世
[編集] 月基地メンバー
- 彼らは高度な文明を有する異星人であり、「辺境」の地球を監視しているが、これは特に目的があってのことではないらしい。紫苑によれば基地の設備は「極めつけにレトロ」で、かなり軽視されていた事が彼の赴任の経緯からもうかがえる。彼らの身長はわずか数cmで、基地施設なども相応に小さい為、現在に至っても発見されていない。駐在メンバーは男女合わせて7人だったが、母星との通信途絶後しばらくして伝染病で全滅した。
- 木蓮(モクレン、コウ=ハス=セイ=テ=モク=レン(シン=ラキ=セイ=テ=モク=レン)) (CV:篠原恵美)
- 容姿端麗・才色兼備な女性生物学者。性格はやや天然。数億人に1人といわれる「キチェ・サージャリアン」という超能力者。植物と感情を通わせ、彼女の歌う「聖歌」は植物を急成長させる。その為何度か月基地の機能停止を招いた(大介いわく「木蓮・歌事件」)。彼らの名前が日本語の植物の名前と一致する事を発見したのは彼女である。月基地では才色兼備でしとやかな女性を取り繕っていたが、本来はおてんばで感受性の強い性格。
- なお「キチェ」とは、キチェ・サージャリアン(キチェス)の額にある四葉の形のアザのこと。(通常は)純潔を失うとこのアザは消え、キチェスとしての能力は失われる。木蓮の両親はともに元「キチェス」であった。その為、彼女はキチェス達の中でも異端であった。
- 木蓮は自分が亜梨子に転生した夢を見た事がある。「鼻ペチャだったけどとてもキュート」で、輪=紫苑の為に「おでん」を作る(ただしこの時点では輪=紫苑である事は読者にも伏せられていた)。夢の内容を紫苑に話している場面が、亜梨子が唯一見たムーン・ドリームである。
- 彼女のキィ・ワードは、想い人である紫苑のフルネーム。物語終盤、それを知った輪は…。
- 紫苑(シオン、ザイ=テス=シ=オン) (CV:速水奨)
- 戦災孤児の天才的エンジニア。頭の回転は速いが攻撃的な性格で協調性に欠けるところがある。「サーチェス・パワー」という超能力を持ち、かつてそれで人を殺した事がある。玉蘭とは幼なじみだが、強いコンプレックスとライバル意識を持っている。地球のマンガが大好き。紆余曲折の末、木蓮と結ばれる。
- 秋海棠の陰謀で月基地にただ独り9年もの間取り残され、狂気の淵で彼がした事とは一体…?
- 他の6人が短時日の内に次々と死亡し、最後まで生き残った彼が取り残された期間(9年間)がそのまま年齢差となっている事から、月基地のメンバーはいずれも死後ほどなく転生した、と推測される。
- なお、紫苑も学生時代に転生後の夢を見た事がある。目覚めてから「ア=リスって誰だっけ……?」などと独白していた。だが、夢の内容はほとんど覚えていなかった様子。
- 彼のキィ・ワードは「早くどこかに帰りたい」。ラズロやリアンの死以降、彼には「故郷」と感じられる場所がなくなっていた。
- 秋海棠(シュウカイドウ、レム=サイ=ネ=シウ=カイドウ) (CV:松本保典)
- 医学博士。「サーチェス」を持つ超能力者。おっとりした性格で、木蓮の茶飲み友達である。基地内で発生した伝染病のワクチンを発見するが、まだ発病していなかった紫苑と木蓮のうち、紫苑だけに接種し、彼を独り取り残そうと謀った。小林輪が1人だけ小学生なのはこの為である。彼もまた木蓮に想いを寄せており、彼女を「汚した」紫苑が許せなかったのだという。
- キィ・ワードは「夢に楽土求めたり」。地球の楽曲「流浪の民」の一節から。
- 玉蘭(ギョクラン、オ=アンティ=シャ=ギョク=ラン) (CV:森川智之)
- 考古学者。シオンと同じく「サーチェス」を持つ超能力者。自身での制御が利かず、パワーを抑える為のピアスを付けている(輪によればピアスの穴を開けるときに痛くて泣いたらしい)。品行方正な優等生で、学生時代から紫苑を親友と思い、何かと世話を焼こうとしていたが、紫苑にとってはコンプレックスを刺激される事に他ならず、紫苑いわく彼は「もの凄い勘違いをしている」。木蓮に恋するが結局片想い。最初に伝染病に感染して死亡した。
- キィ・ワードは「木蓮を永遠に愛す」。
- なお、「玉蘭」はモクレンもしくはハクモクレンの漢名。作中、そのことを知った玉蘭は木蓮との運命を感じ、より一層好意を寄せることになるのだが、実は作者は語感のみで命名しており、その事を知らなかったらしい(花とゆめコミックス版のコラムより)。
- 槐(エンジュ、ト=フェコ=ロール=エン=ジュ) (CV:鷹森淑乃)
- 古生物学者。「テレパス」の能力を持つ超能力者。内向的でおとなしい女性。玉蘭に叶わぬ恋心を一途に抱いている。お気に入りの地球食は「アスパラガス」と「大根おろし」。
- キィ・ワードは「玉蘭のそばにいたい」。
- 繻子蘭(シュスラン、ロキ=シ=アノール=シュス=ラン) (CV:松井菜桜子)
- 科学者。槐とは大親友だが、『エンジュのお守りはもうごめん』をキィ・ワードにするほど。もっとも、槐への保護者意識は、実は自分よりも女性らしい彼女へのコンプレックスの裏返しである。少々男性不信の気がある。勝気だが、実は7人の中では一番打たれ弱い。
- キィ・ワードは上記の通り。3度更新して3度とも同じにしていたという。
- 柊(ヒイラギ、オク=タコ=サノール=ヒイ=ラギ) (CV:飛田展男)
- 言語学者。月基地のリーダー。ややロマンチストで責任感が強いが、小心な面も。輪いわく、七つのハゲがあるという。本星との連絡が途絶した後、このまま月基地に閉じ込められるよりも地球へ降りようという提案を断固として却下した。
- キィ・ワードは自分のフルネーム。
[編集] 母星など
- 彼らは環境汚染や戦乱で人間の住めなくなった「大母星」を離れ、その衛星「テス」や、仮の母星「シア」などに生活の場所を移していた。キチェ・サージャリアンの能力は、大母星の環境を再生する為のものであった。
- その後も彼らの文明は戦争を繰り返し、ついには星ごと消滅するに至ったらしい(月基地への通信が途絶した事からの推測である為、真相は不明)。
- ラズロ(ラ=ズロ) (CV:有本欽隆)
- 少年時代、戦場で(自衛の為ではあったが)殺人を犯した紫苑の保護監察士となる。彼のよき理解者だったが交通事故で死亡。紫苑が彼と共に暮らしたのはわずか78日間だった。
- キャー (CV:林玉緒)
- ラズロのパートナー。ジーニャン星系の珍獣で、人間の子供並の知能を持つ。ただし言葉を話す事はできないらしい。サーチェス・パワーを「食べる」?。その姿は二足歩行する人間大のネコ(ただし彼らのスケールを考慮すると実際のサイズは数cm)で、彼を初めて見た者は例外なく悲鳴をあげるところからこの名前がついた。ラズロと共に事故死。
- 紫苑は後に彼の同族を購入し、キャーJr.と名づける。月基地赴任の際にリアンに預けてきたが、リアンの死後は紫苑が居ない寂しさで病気になったのも手伝って施設に引き取られた。この時紫苑とすごしたのも78日間もなかった。
- リアン=カーシュ (CV:折笠愛)
- 紫苑の育った施設の長。紫苑の母親代わりだったが、彼が月基地に赴任した後に病死。
[編集] OVA
NHK衛星第2で夏休みアニメ劇場などでテレビ放送された。
- 第1話「覚醒め」(めざめ)
- 第2話「出会い」
- 第3話「月の記憶」
- 第4話「想い」
- 第5話「E・S・P」
- 第6話「転生、そして……」
- 主題歌 : 「時の記憶」(菅野よう子作曲、歌 : SEIKA)
- 関連のラジオ番組として、1993年7月11日~1993年10月3日までの毎週日曜日夜11時~11時30分に文化放送・ラジオ大阪でアニラジ番組「ラジメーションMOONWAVE・ぼくの地球を守って」が放送されていた。パーソナリティーは速水奨と白鳥由里だった。
番組内容はリスナーから月にまつわる不思議現象の報告や「ぼくの地球を守って」の世界観に関する質問や各キャラクターの性格や特徴に関する質問のほかに普通のお便りも紹介していた。また、スタジオに他のキャラクターを演じている声優をゲストに呼んだり、主題歌を歌う新居昭乃を呼んでリスナーからの質問やフリートークもしていた。また、OVA作品の導入に当たる特別ラジオドラマも番組内で放送していた。番組終了後も作品への人気が高く1994年の12月にイベントが行なわれた。
[編集] 外部リンク
関連ラジオ番組の前後枠は……
文化放送 日曜日23時枠 | ||
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前番組 | ラジメーション・MOONWAVEぼくの地球を守って(1993・7・11~10・3) | 次番組 |
ラジメーションここはグリーンウッド放送局(1993・4・11~7・4) | 電撃アワー「レジェンド・オブ・クリスタニア」(石田彰のパーソナリティーデビュー作品。1993・10・10~1994・4・3) |