なでしこ (プログラミング言語)
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なでしこ | |
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パラダイム: | オブジェクト指向プログラミング |
開発者: | クジラ飛行机(くじらひこうづくえ) |
開発時期: | ベータ版 2004年10月8日 正式版 2005年2月17日 |
最新版: | Ver. 1.4003 / 2006年7月5日 |
プラットフォーム: | Microsoft Windows 98 / 98SE、Me、2000、XP |
開発言語: | Delphi |
ウェブサイト: | nadesi.com |
なでしこは、クジラ飛行机(くじらひこうづくえ)が制作したインタプリタ方式のスクリプト型プログラミング言語である。動作確認済みのOSは、Microsoft Windows 98/Me/2000/XP/Server 2003。
2006年7月5日 時点での最新バージョンは、Ver.1.4003。
目次 |
[編集] 概要
ほとんどのプログラミング言語の文法は英語をベースにしているが、なでしこは日本語をベースにしているひまわりをさらに改良し、より自然な記述を目標として開発され、平成17年2月17日に、正式版が公開された。
なでしこの本体はDelphiで開発され、そのソースコードは公開されている。インタープリタ方式なので実行速度は遅いが、ひまわりと比べると、実行速度が10倍以上速くなっている。言語としての味わいは文字列ベースのシェルにGUI命令を付けたようなもの。(人により表現は様々)
ひまわりと比べ、
など、たくさんの改良・機能が加えられている。
IPAの2004年度未踏ソフトウェア創造事業「未踏ユース」に採択されたプロジェクトの一つで、現在も意欲的に開発が進んでいる。また、9月上旬には通称「なでしこ本」という、なでしこの公式ガイドブックが発売された。モットーは「なでしこで誰でも簡単プログラマー」。
[編集] 書籍
なでしこの公式ガイドブック、通称「なでしこ本」が2005年9月7日に発売された。
- 内容 (公式ガイドブックのページより引用)
「なでしこで誰でも簡単プログラマー」をモットーに、日本語での本格プログラミングを可能にした「なでしこ」の公式ガイドブックです。日本語だと英語ベースのプログラムに比べ抵抗が少ないこと、「プログラムを組み立てる」というプログラミングの本質を理解しやすいというメリットがあります。他に、「圧縮」「メール受信」「HTTPダウンロード」など900を超える命令を駆使することによって、実用度の高いソフトウエアを開発できることも大きなメリットです。本書では、変数や制御構文といったプログラミングの基礎から始まり、シューティングゲーム、ニュースリーダー、なでしこで作るCGIなど多数の応用サンプルの作成まで取り扱っています。
[編集] ライセンス
LGPLを基本に採用し、状況状況により扱いが変わる、独自のライセンス形態になった(2/13に発表)。[1]
[編集] プログラム例
- 母艦(メインフォーム)に'Welcome to Nadesiko.'と表示されるプログラム
「Welcome to Nadesiko.」と表示。
- ダイアログに'Hello Nadesiko.'と表示されるプログラム
「Hello Nadesiko.」と言う。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (クジラ飛行机)
- WINNAVI (EZNAVI.net)
- HimawariWatch (ムラり)
- HNC (ゆりかもめ)
- ナデナビ (H.Niwase)
- NADENAVI.org (H.Niwase)
- Old Nadesiko Download (H.Niwase)
- なでしこCGI チュートリアル (taku)
- TOPOZO (SIGO)
- なでしこの詩 (なでしこの詩)
- なでしこの育て方 (moka)
- マイコン NADESIKO マガジン (比呂野 マサヨシ)
- なでしこごっこ (けん)
- Kentasoft(Kentasoft)
- なでソフト(zuzu)