きらやかフィナンシャルグループ
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きらやかフィナンシャルグループは、山形県山形市に本拠を置く、山形しあわせ銀行・殖産銀行の2つの第二地方銀行が経営統合されて誕生した金融グループである。
山形県は上記2行の他に荘内銀行(本店は山形県鶴岡市だが、本部機構は山形市にある)・山形銀行の2大地銀と、合わせて4つの銀行があり、人口に比べて過剰な「オーバーバンキング」状態と言われている。このため、殖産銀行・北日本銀行・旧徳陽シティ銀行による「平成銀行」構想、荘内銀行・殖産銀行による「ミライオン銀行」構想など、かねてより殖産銀行を中心に様々な統合案が浮上していたが、これまではいずれも実現していなかった。
だが、山形しあわせ銀行と殖産銀行の合併を前提とした統合が浮上し、2005年10月1日に設立される東北初の銀行持株会社、きらやかホールディングスの子会社入りによって、実現することに至った。
この2行は県外での重複店舗が少ないことと、法人の客層の重複が少ないこと等から合意に至ったとされている。
2005年10月3日時点で存続銀行は決まっていないが、きらやかホールディングスの本社は山形しあわせ銀行本店内に設置された。
因みに、東北地域における銀行の合併は1993年4月1日の北都銀行(本店・秋田県秋田市)以来となる。