がん汁
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淡水産のツガニ(モクズガニ)を生きたまま殻ごとすりつぶし(伝統的な製法ではすり鉢、最近ではミキサーを使う)、それを水にさらしてザルで漉し、醤油味の汁に仕立てたもの。
昭和30年代後半~40年代前半頃までは、一般の家庭でよく作られた郷土料理だが、最近では家庭で作られることは少く、またこれを出す料理屋も稀である。
名前の由来は「カニ汁」がなまって「がに汁」→「がん汁」となったものという(宇佐方言では、「カニ」を「ガニ」と呼ぶ。ただし、この方言は消えつつある)。地元では御馳走として珍重され、作るとよくご近所にお裾分けしてまわる。
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