いとこ
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いとこは、自分からみて4親等の傍系親族の一。父親又は母親の甥・姪で、おじ・おばの子供。父方又は母方の祖父母の孫で、自分自身と兄弟姉妹を除くもの。
漢字では年長の男性を従兄、年長の女性を従姉、年少の男性を従弟、年少の女性を従妹と書く。また、これらを組み合わせて、男同士を従兄弟、女同士を従姉妹、男女同士を従姉弟、従兄妹とも書く。民俗学や人類学ではイトコと書く。古い使い方や地域によっては、同年代の傍系親族全体に使うこともある。
いとこ同士に限らず、近縁者同士で婚姻関係を結んだ際には、その後授かった子供に障害が起こる可能性が高いとの俗説(迷信?)があるが、実際には俗説ほどその可能性は高くないとされている。ただし、遺伝学的には近交係数が高く、遺伝子の突然変異への耐性が低いため、障害児が生まれやすいことは科学的に確認されている事実であるとされる。過去にもいとこ婚(いとこ同士の婚姻関係)は決してなかった訳ではなく、現在でも法律的に結婚は可能である。現に佐藤栄作や菅直人の妻は彼らの従姉妹にあたる女性である。ただしこの点についても、近親婚を繰り返した日本の皇族などに、歴史的に短命者が多かったと指摘する向きもある。
関連のことわざに「いとこ同士は鴨の味」がある。