あの素晴しい愛をもう一度
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『あの素晴しい愛をもう一度』(あのすばらしいあいをもういちど)とは、北山修が作詞し、加藤和彦が作曲したフォークソング。1971年にレコード発表。一般には『あの素晴らしい愛をもう一度』と表記されることが多い。確かに「素晴しい」の仮名送りは誤りであるが、初版のレコード及びJASRACのデータベースでは「素晴しい」とされている。これが北山もしくは加藤による意図的な誤記であるかどうかは不明。
そもそもは詞が先の曲で(加藤・北山コンビの場合は通常は曲が先だった)、加藤のミカ夫人との結婚祝いとして北山が詞を贈ったというのが定説である。後年NHK-BSで坂崎幸之助と久しぶりにギターを抱えて出演したときには、「15分でできた」と加藤自身が発言している。
また、この曲のオリジナル録音(1971年)のきっかけは、東芝がフォークルの再結成を図って加藤・北山の両氏にはたらきかけたものとされている。当時、加藤も北山もフォークルの再結成はあり得ないと明言していた。ジャケットでは2人ともカメラを全く無視しているが、これは東芝に対する抗議の意味であるという説が有力。
加藤、北山の歌で大ヒットした。ソロやデュエットの形でカバーされる他、様々な合唱編曲があり、2000年代になってもなお中学校の合唱コンクールなどでは定番曲である。2003年の「第17回大会(2003年)FNS27時間テレビ みんなのうた」のテーマ曲にも起用され、エンディングで司会だったみのもんたが号泣しながら歌っていた場面は有名。
[編集] 歌詞の異同
第三番の歌詞で
- 「あの時風が流れても変わらないと言った二人の」
という一節は「北山修青春詞歌集『ピエロの唄』」(角川書店)では
- 「あの時星になりたいと夜明けまで泣いた二人の」
となっている。こちらが定本らしい。
[編集] カバーしたアーティスト
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