Zbtb7
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Zbtb7(ジービーティービーセブン)は、がんの主スイッチとして働くとされる遺伝子。
これを発見した研究チームのリーダーでニューヨークのメモリアル・スローン・ケッタリングがんセンターの遺伝学者ピエール・パオロ・パンドルフィ博士はポケモン遺伝子(Zbtb7の旧称)が他のがん遺伝子がガンを引き起こす際に必要とされる事がユニークであると述べた。[1]
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[編集] 改称
この遺伝子の名前は元々、日本を拠点としたコンピューターゲーム、テレビ番組、カードゲームシリーズのポケモン(Pokémon)に由来する、ポケモン遺伝子(POKEMON)というものだった。これはPOK赤血球系骨髄球性幼若化因子(POK Erythroid Myeloid Ontogenic factor)という語の頭字語である。それはまるでバクロニムの様である。
だが、これではポケモン遺伝子がゲーム・カードゲームと混同されてしまう危険性がある、と株式会社ポケモンの米国法人であるPokémon USAが以前からポケモン遺伝子の名付け親となっていたネイチャーに改称を要求していた。2005年12月、Pokémon USAが法的措置を執り行うとネイチャーに警告を送ったところ、ポケモン遺伝子は漸くZbtb7と改称された。
[編集] 関連
- ポケットモンスター
- ソニック・ヘッジホッグ - 別のゲーム由来の遺伝子名
[編集] 参照
[編集] 外部リンク
- Role of the proto-oncogene Pokemon in cellular transformation and ARF repression(2005年1月20日のネイチャーの記事)
- Pokemon USA threat leads to gene name change(2005年12月19日のCNET NEWS.comの記事)
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