51 (トランプ)
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51(ごじゅういち)は、トランプゲームの一つ。
プレイヤーがA, K, Q, J, 10の同一スート5枚のカードを集めることにより「あがり」となる。名称は、勝者の得点が51点となることに由来する。
[編集] 遊び方
プレイヤーは2~6人程度とする。
- 各プレイヤーのプレイの順番を決めておく。
- 各プレイヤーに5枚ずつの手札を配り(ジョーカーは除く)、残ったカードを裏返しにして場の中央に積んでおく(以下「山」とする)。
- 山から5枚のカードを取り、場に表向きに置く。
- プレイヤーは、プレイの順番が回ってきたら、次のいずれかの操作をする。
- 手札のうち不要な1枚のカードを、場にある1枚のカードと交換する
- 手札の5枚のカード全てを、場にある5枚のカードと交換する(総換え)
- また、希望するカードが場に無い時には、場の5枚のカードを流し(場から退ける)、山から新たな5枚のカードを表向きに置き(これは同一プレイヤーが連続して行うことはできない)、上記の操作をする。山のカードが無くなったら、流したカードを再度切り直して山とする。
- プレイヤーは、手札がA, K, Q, J, 10の同一スート5枚になったら「ストップ」を宣告する。「ストップ」以降は、各プレイヤーは1回しか手札と場のカードを交換できない。
- 各プレイヤーの得点を計算し、得点の高い方から順位を決定する。得点は手札の全てのカードについて次の点数を加算する。
- Aは11点
- 絵札(K, Q, J)は10点
- 2~10は、それぞれ2~10点
- ただし、手札が5枚とも同一のスートでない場合は、最も多く持っているスートについては上記の点数を加算、それ以外のスートについては上記の点数を減算する。
[編集] バリアント
[編集] 4枚合わせ
4枚合わせとは、51においてA, K, Q, J, 10の5枚を集める代わりに、数字が同一の4枚のカードを集めることで「あがり」とするゲームである。手札は4枚とする。51と比較して、次の特徴がある。
- 得点・順位の概念がなく、勝者のみが決まる。
- 集めるカードが他のプレイヤーと競合しにくいため、作戦よりも運に左右される要素が大きい。