鶴川 (相模川水系)
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鶴川(つるかわ)は山梨県北都留郡小菅村長作地域の鶴峠に端を発し、おおむね東南方向に流路を保ちながら同県上野原市にて相模川(山梨県内では桂川と呼称される)に注ぐ河川。山梨県道18号上野原丹波山線が並行する。
周辺にはかつて長寿の里とされた棡原(ゆずりはら)地区があり、急峻な山間集落を縫うように流れている。往時は山村集落として賑わったこともあったが、住民の高齢化がすすみ(経営難から)交通機関も廃止減少している。学童の送迎にはスクールバスが運行されるなど生活に不便が生じている。近年東京都心から通勤鉄道の便が大月市まで延長され、下流(桂川流域)には団地が造成されるなどの進展があるが、一旦鶴川沿いに入ると古い山村のまま残されている。
関東近県にもかかわらず懐かしい風景が広がっており、テレビ放送で取り上げられることも多い。