非常用位置指示無線標識装置
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非常用位置指示無線標識装置(ひじょうよういちしじむせんひょうしきそうち)とは、漁船やヨットなどの小型船舶の遭難時に無線信号を発信する装置のこと。イーパブ(E-PIRB―Emergency Position Indicate Radio Beacon)とも呼ばれる。なお、船舶への設置にあたり無線局免許申請が必要となる。
[編集] 仕組み
沈没時などの緊急時にスイッチを入れると、人工衛星などを介して海上保安庁に船名及び国籍を送信、連絡が届き次第、捜索が行われることとなる。
[編集] 問題点
遭難信号による把握が容易になったものの、誤作動や誤発信が非常に多い。子供のいたずらや、廃棄処分となった船舶の解体中にスイッチが入れられるなどの例もあるという。また、操作方法は単純化されているものの、電池の消耗を避けるために通電防止用の紙をはさんでしまい、遭難時に気が付かず作動できなかった例もある。
[編集] 日本製品
太洋無線、日本無線などの無線機製作会社が数種類の機器を製作している。おおよそ18万円~40万円程度。