ノート:重水
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重水 (じゅうすい) とは水より比重が重い水。通常の水は水素1や酸素16がほとんどだが、それよりも重い同位体(例えば重水素)の組み合わせでできているものを特に重水と呼んでいる。
これ、定義として不明確ではないでしょうか。最初の文は要修正だと思います。酸素16に限るかどうかはよく知りませんが、重水素と酸素との化合物を重水と呼ぶのだと思っていましたが、...
重水の毒性(急性でも亜急性でも慢性でもかまいませんが)は、はたしてきちんと確認されたのでしょうか?どこかにソースがあればよいのですが。--Corwin 2004年12月3日 (金) 09:42 (UTC)
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- コメントありがとうございます。化学方面はそれほど明るい訳ではありませんので、上記の問いかけをしてみました。「毒性あり」については納得です。しかし毒性の作用機序というか毒性を発現する理由が「水素結合云々」というのは本当なのでしょうか?--Corwin 2004年12月5日 (日) 23:58 (UTC)
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- このばんはMiya.mです。「水素結合」だけで説明するのは確かに不適切ですね。ちょっと説明を考えて見ます。(とはいうものの、詳細は専門家の登場を待ったほうがよいでしょう)
- 重水素は水素の約2倍の質量を持ちますが電気的には水素と同じです。電気的に同じということは、分子内結合力は同じということです。水分子は皆さんご存知のH20で 水素-酸素-水素 の順に並んでいますが、これらは一直線ではなくへの字型に結合しています。一直線でないために分子内で電気的に偏りがありへの天辺に有る酸素に対し、への上にいる別の分子の水素が近寄ってくるのが(水における)水素結合です。水分子へをヤジロベエに例えて水と重水を説明すると、通常のヤジロベエを形はそのままで腕先錘を2倍にしたのが重水です。即ち外見はよく似ているが違う動き方をする物です。ヤジロベエの動きには水素結合も関係します。生体内の反応は水溶液中で行われますが、生体の全ての反応は通常の水を基本に組み立てられています。溶媒である水(ヤジロベエ)の動きが普通と違った場合、生体内化学反応がうまく行かない→生体活動を保てない→生きてゆけない と繋がります。水素結合以外にも水に似て非なるものゆえの不完全さが生体反応の齟齬をきたすことが予想されます。Miya.m 2004年12月6日 (月) 12:35 (UTC)
- このばんはMiya.mです。「水素結合」だけで説明するのは確かに不適切ですね。ちょっと説明を考えて見ます。(とはいうものの、詳細は専門家の登場を待ったほうがよいでしょう)
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この1999年の総説が入手できればよいのですが、残念ながら私の手近にはありません。ただ、このアブストラクトにも書いてありますが、重水には確かに毒性がありますが、それを以て「重水は毒である」とは言えず、全体としては「low toxicity」というのが薬理学上での認識のようです。もちろん、水に比較して毒性があるのは確かですが、いたずらにその毒性を強調した記載になるのはどうかと思います。極めて単純な考え方ですが、60kgの体重のヒトの70%が水として、その30%というと約12kg。ペットボトル8本もの重水を飲んで、なおかつその全てが排出されずに体中の水に置き換わったときに死に至る、というのですから、毒物・劇物、そのいずれにも当てはまりませんね。慢性投与時でも生体における水のターンオーバーを考えれば、それほど蓄積の問題もないと思いますし。--Y tambe 2004年12月7日 (火) 10:10 (UTC)
- 重水より醤油の方がずっと毒性が強いですね。醤油には毒性があると書くのがおかしいのであれば、重水も同じです。でも、軽水と取り替えても無害ではないわけですから、何らかの表記は必要だと思います。--[[利用者:燈馬想|燈馬想]] 2004年12月7日 (火) 10:31 (UTC)
核磁気共鳴を少し編集したMiya.mです。この記事で核磁気共鳴がリンクされていますが、どうも重水素と重水の区別がつかない方が、さらにNMRとMRIの類似性のみを考慮し誤った記事を書かれたと思います。初心者に分かるように単純化して書けば、重水素ひいては重水はNMRやMRIにかかりません。かからないことを利用してNMR用溶剤として使用している旨記事に記載されていることを理解できない方がこのような項目についてのご執筆をされ、間違った記事を作成されることは、真面目に執筆されている皆様の足を引っ張る行為です。こういう無責任な編集を続けられるなら、ブロックも考慮すべきと考えます。
なお外部リンクされた医療の話でも、内容は記事中にある『減速材』として使用していることの説明と理解しました。つまり、「中性子ビームに重水を使って体の中のがんを見つけることができる」のではなく、重水で減速した中性子ビームを人体に当てて、癌の部位に集中しているホウ素を原子核反応により分解させ、出てきた放射能で癌細胞を殺すのである(重水の役目は高速中性子を減速させるだけ)と読めます。なお私の理解が間違っているというご指摘があればご教示願います。Miya.m 2004年12月4日 (土) 10:49 (UTC)
確かに、中性子ビームを減速するだけかもしれません。 しかし、すぐに書き換えられた体の30パーセントが重水になると死ぬというものは、いろいろなところに書かれていますよ。 [3] [4] ほかにもあるかもしれません。
あと、「不確かな記述を削除し修正したというMiya.mさん」へ 不確かではありません。東海研究所のJRR-4医療で中性子ビームで減速する働きがあるというのは不確かではありません。なのに、「減速中性子を利用する治療方法が提唱されている。」になってしまいました。提唱ではなく、すでに始められています。その証拠はここに。 [5] [6] 2004年12月5日 (日) 02:00 (UTC)
- 早速のご指摘ありがとうございます。指示いただいた外部リンク[7]を拝見させていただきましたが、百科事典に引用するにふさわしいレベル・内容であるかどうか大きな疑問です。[8]の「30%」はネズミに関する記述です。また学術的な場面で提唱というのは、先進的な研究で内容が確認されている件を、他の方々に推奨する場合を指します。この件は提唱に相当すると思います。一連のご執筆・ご意見を拝見するにつけ利用者:Fauby さんに次のご提案をいたします。ご執筆前に充分な事実の調査・検討を行うこと、インターネット上にある様々な情報の中から確かなものを見極める判断力を養うこと、医学・理工学的な執筆をなさるのなら理工系大学レベルの用語の勉強をなさること。Miya.m 2004年12月5日 (日) 03:20 (UTC)
英語版の記述はごらんになりましたか? 重水自体に毒性はないが、重水だけを大量に摂取するのは軽水が欠乏するから問題(窒素を空気の代わりに吸うのと同じ)とあります。素人としては納得してしまいました。Soredewa 2005年5月8日 (日) 04:02 (UTC)