重山
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重山(かさねやま)は標高263メートル、和歌山県由良町の白崎にある山である。白崎海岸県立公園の一部である。山頂からは紀伊水道を望む。
三角にとがった形をしている。
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[編集] 山頂
山頂に白雲山海宝寺があり、本堂横に三角点がある。
[編集] 歴史
白雲山海宝寺は本尊千手観音(重山観音)で元は山麓にあった。平安時代、慈覚大師円仁が阿蘇山からの帰り暴風に遭い由良港に難を避け、千手観音を本尊として海宝寺を立てた。後に哲仏和尚が西国三十三箇所札所を決める日、朝寝をして札所からもれてしまい、朝寝山と揶揄された。それが変化して重山(加実山)と呼ばれるようになったという。
[編集] 自然
アカマツが後退しウバメガシが増えている。路は林の中だが中腹に岩場があり展望所となっている。
[編集] 登山コース
登山コースはふもとの糸谷地区と神谷地区からの2コースある。 山頂まではどちらも徒歩30分程度。
糸谷地区から5合目までは軽自動車が通れるほど道が広く舗装されている。