神田川 (シングル)
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神田川(かんだがわ)は、かぐや姫(当時のグループ名は、南こうせつとかぐや姫)が歌った日本のフォークソング。1973年(昭和48年)9月20日発売。喜多条忠作詞、南こうせつ作曲、木田高介編曲。リード・ボーカルは南こうせつ。バイオリン演奏は武川雅寛。
歌詞は、南こうせつから作詞の依頼を受けた喜多条忠が、自らの学生時代のほろ苦い想い出を綴った内容。仕上がった作品を電話口で伝えたところ、南こうせつは歌詞を聞いた瞬間にもう旋律が浮かんでいたという。
当初、この作品は『かぐや姫さあど』(LP、1973年7月20日発売)の収録曲だったが、深夜放送でリクエストが殺到し、フラット・マンドリンが追加されたリミックス・バージョンがシングルとして発売された。このシングル盤は、最終的に160万枚を売り上げ、かぐや姫最大のヒット曲となった。「神田川」は、1970年代の若者文化を象徴する作品として、昭和の名曲のひとつに数えられている。
歌詞に登場する「横丁の風呂屋」のモデルは、新宿区西早稲田3-1-3にあった銭湯「安兵衛湯」であるといわれる。(すでに廃業)
中野区内の末広橋近くの公園に「神田川」の歌詞碑が建てられている。(実際の歌の舞台はもっと下流である)
1974年、関根恵子・草刈正雄の主演で映画化された。 なお、神田川およびかぐや姫についてはかぐや姫 (フォークグループ)を参照のこと。
オリコン週間シングルチャート第1位 1973年10月22日付~1973年11月26日付 (6週連続) |
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前作: 西城秀樹 『ちぎれた愛』 |
南こうせつとかぐや姫 『神田川』 |
次作: フィンガー5 『個人授業』 |
オリコン週間シングルチャート第1位 1973年12月10日付 (通算7週) |
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前作: フィンガー5 『個人授業』 |
南こうせつとかぐや姫 『神田川』 |
次作: アグネス・チャン 『小さな恋の物語』 |