民主党 (モンゴル国)
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民主党(モンゴル語:Ардчилсан Нам、英語:Democratic Party)は、モンゴル国の政党の一つ。現在の民主党は、1999年12月6日に、民族民主党、社会民主党、伝統復興党、宗教者民主党、旧民主党、伝統統一党の一部の6党が統合することで結成された。
民主党は、2000年に他の諸政党と祖国・民主連合を結成し、2004年に実施された国民大会議(国会)議員選挙において、連合はモンゴル人民革命党とほぼ同じ議席を獲得した。政局は一時混迷したが、両勢力の大連合が成立し、首相に祖国・民主連合のエルベグドルジが就任した。その後、民主党は2005年5月の大統領選挙でエンフサイハン元首相を擁立したが、人民革命党党首のエンフバヤルに敗れ落選した。
なお、民主党は、モンゴル国と中国の蒙古族(南モンゴル)、ロシアのブリヤート・モンゴル人(ブリヤート共和国)の統合を進める汎モンゴル主義(Pan-Mongolism)を公的に主張している。