構造エンジニア
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構造エンジニア(こうぞうエンジニア)とは、地震などで損壊しないように、建築物の強度について技術的解決を行う技能職。構造家とも呼ばれる。
新潟県の朱鷺メッセの連絡橋落下事故などに代表される構造不備による事故を予防するのも、構造エンジニアの役割である。『ジェネラリスト』と名乗る者もおり、定義は曖昧である。建築業界では、建築家との組み合わせ、例えば丹下健三+坪井善勝(代々木第一体育館)、槇文彦+木村俊彦(幕張メッセ)、伊東豊雄+佐々木睦朗(せんだいメディアテーク)などは注目の的である。
松井源吾、木村俊彦、青木繁、川口衛らが先駆的な役割を果たし、最近では金箱温春、佐々木睦朗、新谷眞人らが活躍している。木村は作品集(新建築社)を出している稀有な構造家であり、佐々木は現在磯崎新らと組み、海外でも活躍している。