桂春之輔
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桂 春之輔(かつら はるのすけ、1948年7月20日 - )は大阪府寝屋川市出身の落語家。本名は山城 彰(やましろ あきら)。
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[編集] 来歴・人物
1967年10月に3代目桂春団治に入門。高座名は桂春章。初舞台は1968年の新世界新花月だったが、途中で施設が火事になったという逸話を持つ。 のちに桂春之助に改名。テレビ番組「2時のワイドショー」では、ミヤコ蝶々から「はるさん」と呼ばれ、ダメ出しをされる役割で知られた。 1991年に交通事故に遭い重傷を負い、生死をさまようが、脅威の回復力で復帰。 1993年に桂春之輔へ改名。 松竹芸能所属。上方落語協会副会長。
[編集] エピソード
- 師匠春団治宅での内弟子時代、笑福亭松鶴に誘われ酒を飲んでいると、春団治から用事のため戻るよう電話が入った。それを松鶴が怒って切り、「美鶴」の名前をやるので松鶴門下へ移れという話になる。その夜遅く、松鶴の戻れというひと言に泣きながら春団治宅へ戻ったが、1カ月間口をきいてもらえず、あわや破門という事件があった。
- 酔った松鶴に言われるがまま、眠かった春之輔は寝そべり、松鶴は座って稽古をつけてもらったことがある。
- (ただし、以上はいずれも笑福亭鶴瓶の回想談による)
- 弟弟子の桂春彦が板東英二に対して恐喝未遂を起こして逮捕され執行猶予付きの実刑判決の結果を聞いて春彦を落語家としてやり直させたいと述べ、春彦を付き人修行させた事がある。(現在は破門も解けて、余興等の地道な活動を行っている。)
[編集] 弟子
[編集] 出典
- k.harunosuke - 松竹芸能公式プロフィール
- 協会員プロフィール:桂春之輔 - 上方落語協会公式プロフィール(入門年は「1965年」と記載)
- 無学の会 第4回 - 桂春團治さん(落語) - 1999-8-29 - 笑福亭鶴瓶公式サイト内の記事
- 大阪HotNews オープン控えた繁昌亭 落語家ら消防・避難訓練 - 大阪日日新聞内、2006年8月26日の記事
- 桂春之輔 心肺蘇生訓練でも名演技 - デイリースポーツサイト内、2006年8月26日の記事