朝日名作劇場
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朝日名作劇場(あさひめいさくげきじょう)は、テレビ朝日・朝日放送系列(ANN系)で放映された、日本アニメーション株式会社制作のテレビアニメシリーズのこと。
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[編集] 概要
- この項目では、1975年4月1日以降に放映された日本アニメーション制作作品を取り上げる。このシリーズは、フジテレビ系列の「世界名作劇場」のテレビ朝日系列版と位置付けることができる。
- 「世界名作劇場」(フジテレビ系)より知名度は低いとされる。
- 放送時間は数パターンあり、火曜19:30~20:00・金曜19:30~20:00・土曜19:00~19:30等の時間帯で放送されていた。
- 「世界名作劇場」同様、外国児童文学をアニメ化したものであり、「シートン動物記」がアニメ化されている。
- 現在までに15作品が制作されている。
[編集] 作風
- 「世界名作劇場」ではなかなか観られない作風があり、特徴のある作品がある。
昆虫もの
その名の通り昆虫が登場キャラクターという面白い作品。
- 「みつばちマーヤの冒険」がこれに当たる。
動物ものⅠ
動物と人間が織り成す物語。
- 「くまの子ジャッキー」がこれに当たる。
動物ものⅡ
動物が繰り広げる物語。
SFもの
宇宙や未来などが舞台になっている。
- 「宇宙船サジタリウス」がこれに当たる。
不幸もの
「世界名作劇場」でもありきたりなパターンである。
- 「若草のシャルロット」がこれに当たる。
少女探偵もの
少女が主人公の物語。
- 「女王陛下のプティアンジェ」がこれに当たる。
冒険もの
その名の通り冒険がメインの作品。
- 「ピコリーノの冒険」がこれに当たる。
一話特番
一話限りの特別版。
- 「アンネ・フランク物語」がこれに当たる。
[編集] 歴史
- 「世界名作劇場」でも述べられているように、「アルプスの少女ハイジ」以後、日本アニメーションは外国文学作品のアニメ化(及び名作系)を推進しており、その流れでアニメ化されたようである。
- 1979年から7年間は該当するアニメ作品は制作されなかった。
- 現在のところ1989年を最後に制作はされていない。
[編集] シリーズ一覧
朝日放送制作
- 第1作「みつばちマーヤの冒険」(1975年4月~)
- 第2作「ピコリーノの冒険」(1976年4月~)
- 第3作「リトル・ルルとちっちゃい仲間」(1976年10月~)
- 第4作「くまの子ジャッキー」(1977年6月~)
- 第5作「若草のシャルロット」(1977年10月~)
- 第6作「女王陛下のプティアンジェ」(1977年12月~)
- 第7作「りすのバナー」(1979年4月~)
- 第8作「アンネ・フランク物語」(1979年9月28日・TVSP版)
- 第9作「こぐまのミーシャ」(1979年10月~)
テレビ朝日制作
- 第10作「宇宙船サジタリウス」(1986年1月~)
- 第11作「アニメ80日間世界一周」(1987年10月~)
朝日放送制作
- 第12作「グリム名作劇場」(1987年10月~)
テレビ朝日制作
- 第13作「いきなりダゴン」(1988年4月~)
朝日放送制作
- 第14作「トッポ・ジージョ」(1989年4月~)
- 第15作「新グリム名作劇場」(1989年10月~)※最終作品。
[編集] 関連項目
カテゴリ: アニメのシリーズ・放送枠 | テレビ朝日系アニメ | アニメ作品 あ