時計台
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時計台(とけいだい)とは、時計を周囲から見やすいように上部に高く掲げられた建物や塔のことである。キリスト教圏において時計台は、よく教会や都市の公会堂、シティホールなど社会的な公共施設として設置されることが多かったが、独立した時計台として建てられたものも少なくない。なお、建物の壁面に時計が掲げられただけでは時計台とは呼ばれない。
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[編集] 概要
時計台は小塔に時計を備える形がよく知られており、時計の文字盤は建物の正面のみの場合もあるが、複数の方向や往々にして4方向に設置されることもある。大きな鐘で時刻を告げるものや一定の旋律に合わせて、メロディを奏でるものなどがある。
今日では時計台の大半は、街のランドマークとして美的な景観を作り出す面に注目されがちである。以前は時計台本来の目的である計時機能が重要な役割を果たしていた。20世紀半ば以前は、大半の人達は、腕時計や懐中時計といった自分の時計を持ち歩かず、時計台の時報を充てにしていたからである。従って時計台は、街の中心付近に建てられ、街の中で最も高い建物であることが多かった。
[編集] 著名な時計台
世界で最もよく知られている時計台を3つ挙げるならば、イギリス、ロンドンのウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)のビッグ・ベン、インド、ムンバイのラジャベイ・タワー、そしてモスクワ、クレムリン宮殿のクレムリンタワーになるだろう。
日本国内では、札幌の時計台が有名だが、これは旧札幌農学校の演武場として使われていたものである。 東京の服部時計店(現和光)、京都の同志社彰栄館、京大百周年記念館、大阪の生駒時計店など、歴史的建造物でありランドマークとして親しまれている。
フィクションの世界で最も有名な時計台は、ヒルバレーのタウンホールの時計台である(バック・トゥ・ザ・フューチャー、1985年のアメリカ映画)。
[編集] ギャラリー
[編集] 外部リンク
- 京都大学百周年記念時計台記念館 - 公式サイト
- 札幌時計台 - 公式サイト