日甫
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日甫(にちほ、慶長12年(1607年) - 元禄11年(1698年))は、江戸時代前期の日蓮宗の僧で立花の名手。京都本能寺塔頭高俊院第4世院主。号は大住院以信。
2世池坊専好に師事して華道を修め、1648年(慶安元年)から1653年(承応2年)にかけて江戸に下向し、紀伊徳川家をはじめとする大名屋敷で活躍した。その後京へ戻り、宮中や公卿の社会を中心に活躍し、1678年(延宝6年)自選の作品集である「大住院立花砂之物図」を刊行した。池坊宣養を擁立した安立坊周玉らと対立し、晩年は尾張・江戸に下向したが、池坊の立花に押され活躍できなかった。