新居浜バイパス
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新居浜バイパス(にいはま-)は、愛媛県新居浜市内を東西に貫く主要幹線道路である国道11号のバイパス道路である。
北に瀬戸内海、南に四国山地が迫り、狭い平野部に都市が東西に連立する新居浜市やその周辺の地域は、慢性的な交通渋滞に悩まされてきた。その解消策として松山自動車道の早期開通が重点的になされたり、地域間の道路改良等が行われており、国道バイパスもその一環として各地で建設が進められている。
新居浜バイパスは国道11号線の渋滞緩和のみならず、市街地から松山自動車道新居浜インターチェンジへのアクセスを強化することを目的に、市街地南東部の船木から同南西部の大生院を結ぶ9.3kmを事業区間として、最大幅員40m、設計速度60km/hの一部副道付4車線道路を建設するものである。
2005年(平成17年)7月現在は東田から松原町までの約1.9kmが供用されており、愛媛県道11号新居浜角野線と交差する西喜光地町までの区間が工事中である。残る区間はまだ測量・設計協議にかかったところであり全線開通は平成20年代半ばの予定となっている。
2004年(平成16年)5月14日に新居浜市を含む地域の都市計画の区域区分(線引き)が廃止されたのに伴い乱開発を防ぐために特定用途制限地区が設定され、同バイパス沿線における制限も示されたことで沿道の開発がこれから進むものと思われる。
[編集] 参考
- 尚、このバイパスは間接的に国道192号のバイパスとしての機能を併せ持つ=西条市より四国中央市まで国道11号との重複区間であるため。