揚げパン
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揚げパンは油で揚げたパン。強力粉の生地を揚げたものと、焼かれたパンを揚げたものとがある。
生地を揚げるタイプでは、チューブのようなものから油の中へ搾り出すものが各国にあり、この製法では棒状になる。中国の油条や、スペインや中南米のチュロスなどがこれにあたる。また、成形したパン生地を揚げるものとしてはカレーパンやロシアのピロシキなどがあげられる。ドーナツも広義では揚げパンの一種といえるだろう。
焼いたパンを揚げたものは、子供に人気の給食メニューである(であった?)。コッペパンを油で揚げたものに砂糖をまぶしつけてあり、シナモンなどで香りをつけたものや黄粉を塗したものもあった。栄養的にはカロリーだけの食品であり、戦後、なんとか児童らの栄養状態を安価に引き上げようと模索したあとが伺える。ある年代にとってはミルメークなどと並んで懐かしいメニューである。
また、小さな賽の目に切ったパンを揚げたものをクルトンといい、スープの浮き実にする。
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