小袖海岸
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小袖海岸(こそでかいがん)は、陸中海岸国立公園の代表的な海岸のひとつである。
昭和31年に同地区への道路が開通(それまでは徒歩や船で行き来をしていた)し、昭和36年久慈海岸平庭県立自然公園に指定され、昭和46年1月陸中海岸国立公園に編入された
[編集] 北限の海女
明治時代に始まり、生活が貧しく、男性が北海道や遠洋漁業船に乗り組んだ同地方の女性は、海女をして収入源としていた。
太平洋沿岸では千葉以北で海女がいるのはここだけであったため、「北限の海女」と呼ばれるようになった。
昭和30年頃くらいまでは上半身裸であったが、観光客に注目を浴びるようになってから上着を着るようになった。昭和34年作家の水木洋子が女性の生き様を描いたラジオドラマ「北限の海女」(第14回芸術祭芸術祭賞受賞作品)で脚光を浴びるようになった。