安原顯
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安原 顯（やすはら けん、1939年 - 2003年1月20日 ）は日本の編集者。東京都出身。本名の読みは「あきら」。早稲田大学文学部仏文科中退。通称「ヤスケン」。
中央公論社に入り、『パイルディア』『海』『マリ・クレール』『リテレール』などの編集長、副編集長を経て、1997年よりフリーになる。中央公論時代の部下に村松友視がおり、村松は作家として独立後も毎年安原の死の年まで「年賀状の絵」を書いていた。
「スーパーエディター」を自称。村上春樹や吉本ばななの発掘者として知られる。ただし、両名は新人賞受賞時点で高く評価されていたこともあり（安原が担当したのは受賞後）、「発掘した」と言うには疑問が残るとの声もある。 また、没後に問題となった、村上春樹の生原稿を無断で持ち出して売却した事件は、安原の評価を大きく落とした。安原によって原稿を無断で持ち出され売却された作家は村上ひとりではないとも伝えられる。
編著に『ジャンル別文庫本ベスト 1000』（学研文庫）、『まだ死ねずにいる文学のために』（筑摩書房）などがある。
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