學天則
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學天則(がくてんそく 学天則)は、1928年に大阪毎日新聞が大礼記念京都博覧会に出品した、東洋で初めてのロボット。制作者は同社の論説顧問だった西村真琴。
[編集] 概要
空気圧で表情を変えたり、手にしたかぶら矢のペンを動かしたりする事ができ、博覧会観客の注目を集めた。その後、各地の博覧会に出品され、ドイツに渡ったが行方不明となった。大阪市立科学館にそのレプリカが展示されている。學天則の製作と西村真琴については、荒俣宏『大東亜科学綺譚』(1991年、筑摩書房)を参照のこと。荒俣宏の小説『帝都物語』にも、學天則が登場する。その映画化作品の中で、西村真琴を演じたのは、次男で俳優の西村晃である。
[編集] 開発者
開発者、西村真琴(にしむら まこと)は、1883年3月26日長野県松本市生まれ。北海道帝国大学理学部教授を経て、1927年大阪毎日新聞入社。