子思
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
子思(しし、紀元前483年?-紀元前402年?)は中国戦国時代の儒学者。姓は孔、名は伋(きゅう、{イ及})、字は子思。孔子の孫。孔伯魚の息子。
幼くして父と祖父を失ったため孔子との面識はほとんどないが、曾子の教えを受け儒家の道を極めた。その後、各国を遊学したのち、魯の穆公に仕えた。孟子は子思の学派から儒学を学んだとされる。
子思とその一派の著作に『子思子』があったが現存しない。『中庸』は子思の作と伝わっていたが、現在では『中庸』の前半部など、『礼記』のうち数編が『子思子』から転載したものとされている。
[編集] 関連
カテゴリ: 儒学者 | 中国史の人物 | 春秋戦国時代の人物 | 歴史関連のスタブ項目